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写真:ハンセン病の現場から「アフリカ・ピグミー族」

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日本・ミャンマー協会設立記念パーティー [2012年04月08日(Sun)]
日本・ミャンマー協会設立記念パーティー
―笹川挨拶―


2012年3月17日(金)
於:憲政記念館


ご紹介を受けました日本財団の笹川でございます。
ミャンマーからはアウン会頭以下、若手の実業家の皆様にご来日頂き、心から歓迎申し上げます。

本来ならば最大与党USDPのテー・ウー総書記がいらっしゃる予定でしたが、ご承知の通り、選挙を控えており来日が叶いませんでした。本日の会をもう少し延期したらどうかという話もありましたが、渡辺秀央会長からは「この機会にやらないと間に合わない」というお話でございました。

渡辺先生は軍事政権下のミャンマーにおいて日本とミャンマーの関係が冷え切っている時にも、地道に日本の立場を説明し、タン・シュエ元国家元首をはじめ、幅広い人脈を形成してこられました。今般、急に日本とミャンマーの関係が良くなったわけではありません。このような渡辺先生の長年のご労苦、いわゆる表面上外交に出てこない地道な人と人との信頼関係が確固たるものにされていたからこそ、現在、両国の外交関係が上手く機能するようになってきたことを皆様方に知って頂きたいと思います。

渡辺先生は既に75歳を過ぎていらっしゃいますが、人生の最後をミャンマーのために命を捧げたい、骨も向こうに埋めたいとまで仰っています。このような熱血漢がいらっしゃって現在の二国間関係が確立されようとしているのです。

ミャンマーでは、既に日本の出番は国際的には2周遅れだと言われています。私は民間人ですから大統領にもスー・チーさんにもお目にかかります。スー・チーさんにお会いした時「日本の出足は遅いですね」と言われましたので、「いやぁ、日本は出足は遅くても走り出したらきちんと走ります。日本はマラソンに強いので最後は日本が前に出ますからご心配なく」と申し上げたところ、「マラソンが強いのはエチオピアでしょう」と切り返されました(大笑)。幽閉されていても良く勉強されていたのでしょう。

2.jpg

ユーモアを交えて、今後の日緬関係を語る


冗談はさておき、正直申し上げて日本は2周遅れです。しかしご承知のとおり、日本のエネルギー政策を考えた時、中近東との間における拠点、中間拠点になる国はミャンマーしかありません。そのようなことを総合的に考えれば、単なる資源外交などという浮わついたものではなく、私どもに大統領閣下から依頼もございましたが、世界の人口が70億人を超え、既に中国も一部の食糧の輸入国になっている中で、日本が持っているソフトウェアによってミャンマーの農業に付加価値を付け、ミャンマーが食糧世界の中で存在価値を高めていくといったような支援をしなければなりません。どうか農業についてもお忘れなくお願いを申し上げます。

私は長くミャンマーのハンセン病制圧に関して活動をして参りました。軍事政権下でしたが非常に真摯に取り組んで頂き、素晴らしい成果を上げ、見事WHOの基準を突破しました。そして私は今、特にインドのハンセン病を無くすための活動に力を注いでいます。ここ数年は平均すると年に7回以上はインドを訪問しています。ですから私の骨はインドに埋めるつもりです。そして隣のミャンマーには渡辺先生の骨を埋めていただきましょう(笑)。

どうかひとつ、お集まりの皆様には総力を結集し、2周遅れの日本とミャンマーの関係を再構築して頂きたいと思います。親日家の国に対して我々の温かい心遣いを示すのは今をおいてありません。皆様の素晴らしい知恵や沢山のお金をミャンマーにお使い頂き、渡辺先生の情熱の下に両国が素晴らしい関係を築き発展していくことを祈念しております。

ご苦労ではございますが、渡辺先生には更に頑張って頂きまして、素晴らしい協会にして頂きたいと思います。

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