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resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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1月17日(月) [2011年01月17日(Mon)]

1月17日(月)

 08:00 書類整理、決裁等

 10:00 ブルーシー・アンド・グリーンランド財団・広渡英治専務理事

 12:00 情報グループ職員と昼食

 14:30 笹川平和財団・羽生次郎会長

 15:00 ルーマニア・ペトレ・ストヤン臨時代理大使

 早退

「小児ホスピス」 [2011年01月17日(Mon)]


ガンや難病と闘う子ども達による「そらぷちキッズキャンプ」

「小児ホスピス」


「小児ホスピス」は、生命を脅かす病気とともに生きる子どもへのサービスと、その子どもに全身全霊を投げうって世話をする両親をはじめ、その家族に対する休息(レスパイト)を提供する場所のことです。

成人向けのホスピスと異なり、終末期だけを対象としたケアではなく、診断された時から必要に応じて提供される施設です。1982年、世界で最初の小児ホスピスは、末期がん患者のホスピスが最初に作られた国・イギリスのオックスフォードにシスター・フランシスによって「ヘレンハウス」が設立されました。現在は41カ所に拡大して活動しています。

その後、アメリカ、オーストラリア、ドイツ、カナダ、イタリアなど世界中に広がっていますが、日本にはまだ存在しません。

日本の小児医療は世界最高水準で、これまで助からなかった子どもたちが生きられるようになりました。反面、重度の障害や難病を抱えて生きる子どもも諸外国より多く、20万ともいわれています。このため、24時間体制の看病が必要な重症児を受け入れる小児病棟や重症児の家族に対する負担は大きく、大きな問題となっております。

このような難病児と家族の窮状を見かねた小児科医らにより、ようやく日本各地で小児ホスピスの取り組みが始まりつつあります。

日本財団では18年前からホスピス運動を開始。専門のホスピスナースの育成は3000人を超え、各地で大活躍されている。毎年ネットワーク形成の会合も行っており、大病院の緩和ケア病棟も一般的になりました。

ホスピスナースの中には大病院を離れて地元に帰り、地域の住宅の中で家庭的なホスピスを運営し、終末は自宅での患者の希望に叶う施設も稼動を開始しました。

このような経験から、このほど小児ホスピスの開設を目指した研究会がスタートしました。研究結果を参考に、小児ホスピスの建設を早期に実現したいと思います。


*小児ホスピス推進研究会・委員名簿
特別顧問 日野原 重明 聖路加国際病院 理事長
顧問   紀伊國 献三 笹川記念保健協力財団 理事長
委員   細谷 亮太  聖路加国際病院 副院長
委員   前田 浩利  あおぞら診療所新松戸 院長
委員   吉野 浩之  群馬大学教育学部障害児教育学講座 准教授・医学博士
委員   押川 真喜子 聖路加国際病院 訪問看護科婦長
委員   平田 美佳  看護師、英国ホスピタルプレイスペシャリスト、
               現聖路加国際病院勤務(育児休暇中)
委員   生井 久美子 朝日新聞社 記者

ホスピス・緩和ケア病棟:13施設、283床



(次回1月19日は、「世界ではサイバー戦争が始まっている」です)
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