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resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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7月14日(水) [2010年07月14日(Wed)]


ENAPAL事務所で昼食作りに参加

7月14日(水)

 07:00 笹川アフリカ協会カントリーディレクター、理事との朝食会

 08:40 アダノム保健大臣



 09:30 ENAPAL(エチオピアハンセン病回復者組織)アジスアベバ支部訪問

 10:30 Zenebwork ハンセン病コロニー訪問



 11:00 ENAPAL本部訪問

 11:30 Alert 病院訪問

 12:30 ホテル着

 12:45 関係者との昼食

 14:30 WMU笹川奨学生が働くEthiopian Shipping Lines事務所訪問

 15:30 ボーローグ博士メモリアルフィルム用インタビュー

 16:30 ボーローグ・シンポジウム 閉会式

 19:30 駒野欽一日本大使夕食会

「米国での要人面談」 [2010年07月14日(Wed)]


カプラン氏(写真・左)と談笑する筆者(写真・右)


「米国での要人面談」


ワシントン滞在中、笹川奨学金設置校である黒人総合大学・ハワード大学、世界最大のろう大学・ギャローデット大学で、それぞれの学長、奨学生と面談した。

国務省では、ヒラリー・クリントン国務長官の右腕・国務副長官のジェイムズ・スタインバーグとスリランカ、ミャンマー、北朝鮮問題について意見交換。率直な反応に好感を持てる人物と感じた。

この春、笹川平和財団の招きで来日したロバート・カプラン氏と再会。カプラン氏は国際問題を扱った12冊の著作を世に送り出したベストセラー作家であり、歴史学者、そして、優れたジャーナリストでもある。

彼の記事はしばしばワシントンポスト、ニューヨークタイムス、ウォールストリートジャーナルなどに掲載されているが、米国の外交専門誌「フォーリンアフェアーズ」に掲載された「台頭する中国・インドとインド洋の時代」の中で、「インド洋は、太平洋や大西洋に代わり21世紀の世界の中心となり、中印は21世紀にインド洋の制海権争奪戦を繰り広げるだろう」と記して大いに話題になった。スリランカの復興とインド洋の問題、ミャンマー情勢等、率直な意見交換は実りあるものであった。

ニューヨークでは潘基文国連事務総長の知恵袋・パトリシア・オブライアン国連法務担当事務次長と懇談。海洋をめぐる諸問題、人材養成、海洋汚染、海洋資源の管理にまで話題は広がり、ソマリア海賊対策に話題が及ぶと、潘基文国連事務総長よりアイディアを考えろとの指示があるとのことで、以下の通り私見を述べさせていただいた。


オブライアン国連法務担当事務次長


「ソマリア沖の海賊対策には30カ国、約80隻が参加しており、一定の成果はあるが、いつまで継続可能なのか・・・。

一旦撤退すると海賊は必ず復帰する。各国の艦船派遣は膨大な費用を必要とし、効率的ではない。国連は、海賊が出航するソマリア海岸にPKOを派遣すべきである。海賊船が出航する港は限られており、ヘリコプターによる監視により武器搭載の有無をチェック、武器を没収すれば人的犠牲も少なく、海賊撲滅は容易である。

安全保障理事会に提案すれば、常任理事国のアメリカ、イギリス、フランス、中国、ロシア、特にロシアは被害者であり、中国は艦船を出動させているので拒否権発動国は皆無であると考える。是非ソマリア海岸へのPKO派遣を検討されては」と、持論を述べた。

一民間人が国連や国家の政策担当者や影響力のある人物に直言できることは有り難いことである。



(次回7月16日は、「ろう大学の学長とバンジョー」です)
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