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leprosy.jp
resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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12月21日(月) [2009年12月21日(Mon)]
12月21日(月)

 08:15 書類整理、決裁

 10:00 有朋社・斉木勉元社長

 12:00 公益・ボランティア支援グループ(公益担当)職員と昼食

 13:00 公益コミュニティサイトCANPAN打合せ

 13:30 ビジネス情報誌「オルタナ」取材

 15:00
  〜  産経新聞・久保紘之編集特別委員との対話
 17:00

18:00 PHP研究所・江口克彦社長
「真心絶品と三彩の里」 [2009年12月21日(Mon)]


「真心絶品と三彩の里」


若手職員・伊藤広毅がネーミングした「真心絶品」は、全国の福祉施設の授産所で作られた製品から選ばれた40ヶ所、60品目、130種類の商品をインターネットで販売しようとするものです。

結論を先に申せば、それぞれの分野で一流の商品と競争できる優れた商品がたまたま福祉施設で作られたということです。福祉施設で作られた秀れた物だからお買い上げ下さいという同情心は全く必要のない品々で、日本財団の認定を受け、「真心絶品」の商標を使用することを認められた商品です。

テレビで一躍有名になった神戸モリーママラスクの工場は六甲山中で、水道が届かないため日本財団に井戸掘り資金を申請。それを受けた当財団・川部育子から「是非支援を」との強い推薦を受けて資金が提供されたのが始まりで、井戸から汲み上げられる六甲山系の天然水を使って作られることが売りで、一日1万枚のベストセラーとなった。

「真心絶品」の商品カタログには、長崎県・三彩の里で作られた「長崎三彩」陶器のコーヒーカップや湯のみなどがあった。「長崎空港などでも販売されている地域で有名な伝統工芸品」とある。

陶芸家の江口洋氏が私を訪ねてくれたのは今から30年ほど前のことであった。誰かの紹介か、本人から直接の面談申込みであったかは定かでないが、小柄ながらもがっしりした体格で、しっかりと私の目を見て、海軍特攻隊の生き残りであること、同期には俳優の鶴田浩二、裏千家宗匠がいること、多くの同期が戦場に散ったこと、そして、不運にして生き残った(確かそう言った)からには何か社会のためにお役に立ちたいとの熱い思いを語ってくれた。

障害者に陶器作りを指導し、自立させるための施設を造りたい。日本財団の条件に合致したら是非ご支援をと、上京されたわけである。
幸い支援が決定した。

長崎県大村市の山中にある福祉法人「三彩の里」は小じんまりした施設であるが、作務衣(さむえ)を着た江口洋氏がテキパキと指示。陶芸場にはピ−ンと張りつめた緊張感があり、障害者だからといって甘やかしていない雰囲気が感じられた。

施設には似つかわしくない二本の国旗掲揚台があり、日章旗と海軍旗が翻っていた。「私は国家の安寧と同期の追悼のために、毎日、日章旗と海軍旗を掲揚して祈っているのです。こうして生を受けていることは、何としても同期に申し訳なく思う」と、先ほどのテキパキとした動作から、急に両肩を少し前に落とされた。

その後、律儀に毎年、年末には見事な干支の焼物を送ってくださった。

江口洋氏の名前を新聞記事で読んだのは、トルコのボスポラス海峡に日本のODAで立派な橋が架り、政治家・金丸信氏を団長にした日本からの代表団出席のもと、盛大な開通式の模様が大きく報道されてから数日後のことであった。

ベタ記事には「日本人がこの橋から飛び降り自殺した。福祉法人「三彩の里」の江口洋氏」とあった。それ以来、イスタンブールに行くたびに橋を見上げては祈るのが私の常となった。

少し話が長くなったが、このたびの「真心絶品」のカタログに「三彩の里」の長崎三彩の商品が誇らしげに美しい写真とともに掲載されていた。

「長崎三彩は、窯の中で焼けて溶け出していく釉薬の流れ具合が、独特の美しい風合いを醸し出している高級感あふれる陶器です」と語るのは、自身も結核性股関節炎で下肢障害を持つ陶芸家で、「三彩の里」の施設長・江口司氏とある。

故・江口洋のご子息である。彼はご子息に障害があることは一度も口にしなかったが、立派に成長した息子に後を託し、同期の桜のところへ行くためにボスポラス海峡に身を投げたのである。

他にも各地から、「真心絶品」にふさわしい高級感のある食品、菓子、入浴用品、茶器、陶器、おもちゃ等がネットで発売されている。

是非一度、http://www.magokoro-zeppin.com にアクセスして下さい。



オープニングセレモニーで絶品の数々が紹介(12月11日・品川駅構内)
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