9月20日(日) [2009年09月20日(Sun)]
台北市内 9月20日(日)
13:40 成田発 台北へ
16:15 台北着
17:30 ホテル着
19:00 産経新聞・山本勲台北支局長と夕食
|
Posted by
笹川 陽平
at 18:00 |
私の毎日 |
この記事のURL |
コメント(0)
世界海事大学笹川奨学生・表敬 [2009年09月20日(Sun)]
世界海事大学笹川奨学生・表敬 (15ヶ国、27名)
2009年9月7日 日本財団ビル8階
皆さま一人ひとりから出身国でのお仕事の内容や卒業後の抱負をお聞かせいただきました。
またブルース・ブラウン世界海事大学(WMU)副学長にはご多忙のところ笹川奨学生を日本に引率いただき、誠に有難うございます。
ブラウン副学長には、日本財団とWMUとの関係をより緊密にしていただくためにこれまでご尽力いただきました。心から感謝申し上げます。
本日、5月に就任されたばかりのビョルン・シェルブ学長が訪問してくださり、一緒に昼食をとらせていただきました。シェルブ学長はWMUのさらなる発展のためにすべきことを明確に私に説明してくれました。私は新学長のもとWMUが今まで以上に質的、量的にも優れた大学に飛躍するものと確信しています。
WMUが今日の国際的な評価を受けるまでには設立当初から学長を中心とした教師陣のご努力はもちろんのこと、何よりも各国から優れた学生がWMUで学んだことが最大の要因だと認識しています。
私は長年にわたりWMUのお仕事に携われたことに心から感謝申し上げたいと思います。素晴らしい学生に奨学金を提供させていただくことは当然の責務であります。それに対し笹川奨学生は私たちの期待に十分に応えてくれています。私たちにとって皆さまは貴重な人材であり、宝物です。
私はこの25年間で300回以上海外に出かけています。多いときには1年に22回も発展途上国を中心とした国々を歴訪しました。すでに旅の日数は2000日を超えています。私の出張は飛行機で飛びまわることが多く、最も長い滞在でも一か所に4日間でした。
今回ご来日いただいている皆さまの中で、残念ながらベリーズ、イラク、そしてパキスタンの3カ国に行ったことがありませんが、機会があれば近いうちに訪問したいと思っています。
エチオピアやマダガスカルには何度も訪問しています。特にエチオピアでは貧しい農民に対し、食糧増産のための指導活動を22年間実施してきました。その活動が評価されてのことかもしれませんが、エチオピアを中心にサブサハラの国々には私の「ササカワ」という名の子どもたちが多くいるようです。決して私の子どもではありませんので誤解のないようにお願いします。(笑)
それ以外の国にも最低10回以上は訪問しています。インドにいたっては3年間で20回以上訪問し、ハンセン病を制圧するために仕事をしてきました。もしかしたら、今日ご来日のインドの皆さまよりもインドのことを知っているかもしれません。
冗談はさておき、私は過密な日程のもと各国を訪問していますが、僅かな時間を調整してでも必ずWMUを卒業した笹川奨学生の皆さまとお会いすることにしています。フィリピン、インドネシア、マレーシア、あるいはミャンマー、ベトナムでも笹川奨学生の皆さまと会ってきました。
モンゴルを訪問したときは、モンゴルではたった一人の卒業生がわざわざ私を訪ねてくれました。アフリカのタンザニアでは10時間以上の道のりを私に会うためだけに訪ねてくれた笹川奨学生もいました。
私たちは皆さまと生涯にわたっての親しい関係を構築したいと願っていますので、卒業した後も日本財団との交流を継続していただけますよう、お願いいたします。
私は皆さまから沢山のお手紙を頂戴しながら、忙しさにかまけて返事を出さないこともありましたので、ここでお礼を申し上げたいと思います。ただ結婚や出産という嬉しいお便りのときには必ず返事を出すようにしています。
私たちはWMUに限らず、世界44カ国68大学の修士博士課程、あるいはバングラディッシュの貧しい学生などを対象に様々な奨学制度を設けています。私たちの奨学制度の特徴は、皆さまの学業をお金だけで支援するのではなく、奨学金をきっかけに皆さまと日本との関係、あるいは日本財団との友好関係をつくることにあります。さらには卒業生によるネットワークを活性化させ、国際的な動向やそれぞれの国の事情などお互いに相談、意見交換し、発展させていくことができる組織をつくることが最も重要な仕事だと認識し、努力しています。
海洋政策研究財団の工藤栄介常務理事が卒業生を中心とした組織を活性化させるために大変努力してくれています。そのため世界のどこの国に行っても笹川奨学生に会えることは私にとって喜ばしいことです。皆さまにも私たちの有力なメンバーの一人としてネットワークの活性化のためにお手伝い願いたいと思います。
さて、英国のBBC放送が世界123カ国を対象に行った調査では、日本は世界で最も好感度の高い国でした。世界から日本はそのように評価されているのです。
この機会に是非皆さまには日本のありのままの姿を見ていただきたいと思います。決して良いところばかりではないかもしれませんが、悪いところも含め、日本を楽しんでいただきたいと思います。
真夜中に女性一人で歩いても危険なことはありませんので、安心して街に出て、「百聞は一見にしかず」ではありませんが、皆さまから見た日本という異文化に触れていただきたいと思います。
日本滞在中、元気で実りある、そして印象に残る旅行であることを心からお祈り申し上げます。
|
Posted by
笹川 陽平
at 09:00 |
スピーチ |
この記事のURL |
コメント(0)