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SYLFF基金設置20周年記念式典 [2009年05月30日(Sat)]

 
ハンガリー科学アカデミー
SYLFF基金設置20周年記念式典
(原文・英語)

2009年5月20日
於:ハンガリー科学アカデミー


ご列席の皆様

本日ここに、ハンガリー科学アカデミーにおけるSYLFFプログラム設置20周年を皆様とともに祝う機会を与えられましたことを、光栄に存じます。

私は、この記念すべき機会に際し、まず初めに、設置以来20年間、将来のリーダーとなる優秀な学生を育成するために、この基金を効率的に運用しつつ献身的な努力をしてこられたハンガリー科学アカデミー、特にヨーゼフ・パーリンカーシュ(Jozsef Palinkas)学長、ノバート・クロー副学長をはじめ、SYLFF運営委員会の委員の皆様に心から感謝の意を表します。

SYLFFプログラムは、「国籍・言語・民族・宗教・政治体制などの差異を越えてグローバルな問題に立ち向かうと同時に、各国固有の問題に対して高い感性と行動力をもって取り組み、変革していくことのできるリーダーを発掘し育成する」という目的のために、1987年に設立されました。

現在44か国68校の高等教育機関に設置され、フェローの数も11,000人を超えています。

その中で、ハンガリー科学アカデミーは、当時の貴国首相ネーメト・ミクローシュ(Nemeth Miklos)氏の政策により「鉄のカーテン」の一角が解放された1989年に第16番目のSYLFF校となりました。共産主義と訣別し、自由主義世界の一員として道を歩み始めた当時の中欧では、それまで以上に新たな国家づくりのための優れたリーダーを必要としておられました。

そのような喫緊のニーズに応えるために、貴アカデミーに中欧地域最初の奨学金制度を設置できたことを、私たちも誇りに思っております。設置以来、148名のフェローが誕生したと聞いております。

その後、東西の壁の崩壊により、貴国を含む東欧諸国は政治体制の大変革を受け、市場経済への移行、市民社会の構築など多くの課題に直面されました。

そこで日本財団は自由社会への移行期にある中欧諸国の社会変革の過程で協力させていただきたいと考え、1992年に関連団体である笹川平和財団に「笹川中欧基金」を設立いたしました。

以来約20年間、中欧諸国の若手リーダーの皆さんに日本の社会を知っていただくための日本への招へい事業、市民社会・非営利セクター市民活動支援などをさせていただきました。

そして市場経済とは何かを分かりやすく説明する手段として、テレビ番組の制作事業、また、貴アカデミーのチャバ・マコー(Csaba Mako)教授を主任教授として、聖シュテファン大学において現代日本紹介講座を開講し、日本の経済発展モデル、企業の経営体制等についての講義の開催も支援させていただきました。

そして同じくこの20年間には、貴アカデミーより名誉あるDoctor of Academyの称号を贈られたエーヴァエディット・キシュ(Eva Edit Kiss)氏、ラヨシュ・ラーツ(Lajos Racz)氏を始め、様々な分野において多くの優秀なSYLFFフェローが貴アカデミーから巣立って行かれたと聞き、大変心強く思っております。

現在、貴国も例外なく世界的な経済危機の最中にあり、様々な社会問題が顕在化していると聞いています。このような状況にあって、ぜひ貴アカデミーのSYLFFフェローの皆さんには社会においてよきリーダーとなり、そして現実に果敢に向き合い、それぞれの問題に対する解決策を導き出していっていただきたいと考えています。

その際、幸いなことに皆さんには、世界中に1万1000名の世界随一のSYLFFフェローのネットワークがあります。

そしてこのSYLFFプログラムの実際の運営を担当している日本財団の姉妹財団である東京財団も、このネットワークの構築を通して、皆さんの活動を将来に亘って応援しています。

SYLFFフェローの皆さんが、それぞれの専門分野を活かしつつ、その分野や国境を超える人々との協力を通して、現代の社会と世界が抱える様々な問題に取り組む上でリーダーとして活躍してくださることを期待しています。

最後に、献身的な努力によってSYLFFをここまで成功裏に導いてくださったヨーゼフ・パーリンカーシュ(Jozsef Palinkas)学長、ノバート・クロー副学長、SYLFF運営委員会の委員の皆様、ハンガリー科学アカデミーの関係者の皆様、そしてフェローの方々に対し、改めて心からの感謝を申し上げ、私の挨拶といたします。

ご清聴ありがとうございました。


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