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leprosy.jp
resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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笹川 陽平
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B&G小笠原体験クルーズ [2008年03月26日(Wed)]
10:20 海洋政策研究財団 今理事長

10:40 海洋政策研究財団 工藤常務理事

11:00 海洋政策研究財団 寺島常務理事

11:15 日本ゲートボール連合 遠藤専務理事

15:00 ブルーシー・アンド・グリーンランド財団(B&G財団) 「小笠原体験クルーズ」結団式 於:晴海埠頭

17:20 ユーラシア21研究所 吹浦理事長 
平和国家日本? そのうちなんとかなるだろう [2008年03月26日(Wed)]

縁結びの神様としても知られる出雲大社(島根県出雲市)祭神は大国主大神



「平和国家日本? そのうち なんとかなるだろう」

〜 あるイギリス人との問答 〜


イギリスの知人が「甥が日本人女性と出雲大社で結婚式を挙げる」とのことで来日し、昼食を共にした。

冒頭「日銀総裁が決まらず不在では、日本経済も大変ですね」
と切り込んできた。

以下は、その問答である。

「なんの、なんの、日銀総裁がいなくても、心配はいりません。総理大臣だっているのかいないのか、わからない国ですから」

「リーダーシップのある人がいないのは問題でしょう?」
「確かにその通りです。時々はリーダーがいないとか、人物払底論が話題になりますが、真剣な議論にはなりません」

「なぜですか?」
聖徳太子以来、和をもって貴しとする国です」

「それって何ですか?」
「古来日本人は農耕民族で、共同での労働が基本でした。そして長老を中心に物事を話し合いで決めてきました」

「話し合いは民主主義の基本で結構ですが、リーダーシップは不要なのですか?」
「そこが肝要なところで、強い指導力より人格円満で調整力のある人が指導者として好まれてきました」


大久保利通、木戸孝允と並び“維新の三傑”といわれる西郷隆盛



「それならば、明治維新にリーダーシップのある人はいなかったのですか?」
「おりました」

「それでは理屈に合いませんね」
「確かにおっしゃる通りで。ただ終戦後、日本は憲法も自由も民主主義も欧米のように戦い取ったものではありません。突然GHQより与えられたものなのです。故にリーダーシップのある指導者を中心にした社会が構成されてこなかったのです」

「話は何となくわかりますが、変化の激しい現代においても、リーダーシップは存在しなくて良いのですか?」
「リーダーシップの必要性は認めているのですが、本心からではないですね」

「それはどういうことですか?」
「最近、珍しくリーダーシップのある首相が誕生したら、変人とか独裁者とか、当初は激しい批判を浴びました。国民の人気は戦後最高でしたが、任期満了で退任しました。今は、いてもいなくても良い首相に逆戻りしました」

「ですから、リーダーシップのある指導者を国民は支持したのでしょう?」
「そうなんですが、長くは続きませんでした」

「貴男の話はよくわかりませんね」
「たとえば大企業などではいくつもの―人脈というべきでしょうか―派閥というようなものがあります。有力派閥から強い指導者が出ると、他の派閥のグループはポストで冷遇されるのではと恐れます。したがって、その会社のトップには人格円満で人の話をよく聞く、どの派閥からみても安心できる人をトップにする傾向があるのです。政治の世界も同じです」

「企業ならビジョンがあって、最も金儲けの上手な人がなるのでしょう?」
「そうなるのはレア・ケースです。多くは今話したような人がトップになります」

「ますます解かりませんね」
「先ほども話したように、与えられた自由、民主主義なので、国民も政治家に不満があっても声高に行動に出ることは『安保騒動』以来ほとんどありません。労働組合も週二日制を楽しんでいます。

その根底は、戦争もない平和な時代で、日本には宗教対立も民族紛争もありません。国民は中流意識が強く、極端な話、生活保護もあるので餓死する心配もない。そして、自分が生きている間は大丈夫・・・。

国の財政破綻、社会保障、医療、少子化問題等、問題は山積みされているのですが、日本の政治家、官僚の得意技は、全て問題を先送りにすることです。『その内なんとかなるだろう』と政治家も官僚も国民の多くもそう思っている。

口角、アワを飛ばして議論はするのですが、ほとんどは政治的パフォーマンスであり、中身のある行動には結びつかないのです」
「日本はいい国ですね。政治家もいい職業?ですね。国民全てが権利を主張するのみ。それで立派にやっていける国は日本しかありませんね」

「あなたはお世辞で日本はいい国ですねと云われるが、貴国のエコノミストの調査で日本の『平和指数』は世界121カ国の中で第5位、G8の中では最高ですよ。又、BBC(英国放送協会)の調査によると『好感度1位』の国は日本です。

ただ残念なことに今は全て無責任体制です。あなたはご存知ないでしょうが、『その内なんとかなるだろう』と、『日本の無責任男』のニックネームで、植木等というタレントの歌が流行ったことがあります。そして今も人々の心の中で『その内なんとかなるだろう』と歌い続けられているのです」

私は外国人には努めて日本の秀れている点を話し、欠点は話さないように心懸けている。イギリスの知人の来日は本当だが、問答は創作である。
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