CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
« 2008年02月 | Main | 2008年04月»
leprosy.jp
resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
Google
<< 2008年03月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
プロフィール

笹川 陽平さんの画像
笹川 陽平
プロフィール
ブログ
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
リンク集
http://blog.canpan.info/sasakawa/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/sasakawa/index2_0.xml
フジサンケイビジネス・アイ [2008年03月18日(Tue)]
08:00〜10:00 「語り場」 日本財団職員との対話

10:00 日本財団 執行理事会

13:30 フジサンケイビジネス・アイ

14:30 東京都モーターボート競走会 伊藤理事

16:00〜18:00 「語り場」 日本財団職員との対話
B&G全国市長会議(その1) [2008年03月18日(Tue)]
※1月23日『B&G全国市長会議』での講演。
少し古くなりご参考になるかどうか自信はありませんが、とりあえずアップしました。



B&G全国市長会議 講演「日本人と誇り」


2008年1月23日 午後3時
日本財団ビル2階


ご紹介のありました日本財団の笹川です。
お天気がすぐれない中、多くの方にご参加いただきまして、誠に恐縮です。

日本財団は国家財政、あるいは地方財政が緊縮にある中、社会で忘れられがちな、あるいは手が届かないような分野に対して、ささやかではありますが協力したいということで仕事をしています。

私たちが提供してきました福祉車両は既に全国で2万台となりました。2千万人以上の方々に活用していただいています。また全国にあるNPO団体、あるいはボランティア活動をしている方への支援も積極的に取り組んでいます。

戦後、ともすれば世のため、人のために働くということは、公の仕事であると考えられてきました。民は一生懸命働いて税金を納めれば、国家が全て民に変わって行ってくれるというシステムが長く続いてきたわけです。しかし、このようなシステムは既に破綻しています。公的な仕事というと語弊がありますが、世のため、人のために民の人たちが社会活動に参加することなくして、これからの日本の存在はありえません。私たちのウェブサイト「CANPAN」では企業の社会的活動・責任に関する情報を公表しています。

株式会社においては、安くて良いものをつくり、国民生活を豊かにする。そして雇用を促進し、儲かった利益の半分を国家に納め、残りは株主と役員で分配する。これが従来考えられてきた企業の姿です。しかし、これからは企業がもっと積極的に社会参加しなければならないのです。財政上の足りない部分を企業の社会的責任、あるいは市民活動を通じて埋め合わせていくようにならなければなりません。

これまで日本財団は公と民との触媒として、主導的役割を担ってきました。皆様方の地元でそのような活動をしている方がいたら、遠慮なく私たちの財団に紹介してください。私たちの若い職員は全国をまわり、皆様の要望を聞き、日本財団のお金を使っていただくようお願いしています。しかし、日本財団は雲の上の存在であるかのように思われているようで、自分たちのようなところに資金協力してもらえるのかという考えが多くあるようです。決してそのようなことはありません。

私たちの努力が足りない面もあるかと思いますが、どのようなことでも相談してください。私たちの財団は、素晴らしい情報と人材にあふれる宝庫です。日本財団が万が一協力できなくても、ほかに素晴らしい協力者、あるいは専門家を紹介することもできます。今日はB&G財団の会議のためにお集まりでしょうが、私たちのような組織があるということもご理解いただき、お使い立ていただければこれに過ぎることはありません。

私は人前で話すことは得意ではありません。私は講演料がもらえない立場にいます。高い講演料を払うと、皆様一生懸命に聞くのでしょうが、タダの話というのは、タダで本をもらったときと同じであまり頭に入らないものです。皆様には私の講演のあと行われる会議に力を注いでいただくということで、ネクタイをはずしていただき、気楽にお聞きください。東京の真ん中で居眠りをするのも良いと思います。

今日の講演にあたり、広渡英治専務理事(ブルーシー・アンド・グリーンランド財団・B&G財団)から日本人の品格について話してほしいという要望がありました。品格のない私が日本人の品格について話をするのも如何なものかと思いますが、これは今を象徴しているような話ですから、少しお話しさせていただきたいと思います。

大相撲でも横綱の品格が話題になっていますが、横綱を決める横綱審議委員会の皆様方の品格について考えてみると、横綱の品格を議論できる資格のある人は−私の偏った目でみると−いないように思います。自分たちができないことを人に望むというのは日本人の習性のようです。政治家への批判、あるいは世界一優れた日本の官僚システムも多少ガタついてきていますが、日本人はいつの間にかあらゆるものを批判することによって自分を正当化するという癖がついてしまったようです。どこの会合でも他人を批判し、他の組織を批判する。それでいて行動が伴いないというのは非常に残念なことです。

私はハンセン病制圧活動で一年の三分の一は僻地を旅しています。それでも、なかなか死なないものです。マラリア、結核、ペスト、髄膜炎、眠り病など、しょうけつの地を旅していますが、今でも元気で仕事をしています。大変有り難いことです。先ほどB&G財団の梶田功会長からハンセン病の活動に使って欲しいと多額の寄付をいただきました。先ほど講演料がないと言いましたが、今日の講演は無料ではなく多額の寄付を梶田会長から頂戴しているのです。

海外から日本を見たときにどのように見えるかということについて、少し皆様に考えていただきたいと思います。既にお気づきのこととは思いますが、日本人というのは謝ることが好きな国民です。テレビを見ていると、最近は頭の下げ方が上手になったように思います。例えば三人がきちんと間をとっています。頭の上げ下げのタイミングがとれるというのは、相当練習しているのではないかという気がします
続きを読む・・・
B&G全国市長会議(その2) [2008年03月18日(Tue)]
B&G全国市長会議 その1から続きます)

しかし戦後60年間、警察予備隊の時代から含め、現代のPKO(国際連合平和維持活動)はイラクにも行っていますが、弾を一発も撃ったことのない軍隊は日本だけです。撃ちたいときもあるのでしょうが、日本の法律では撃ってはいけないことになっているので、撃てないのです。国際社会の中で非常に高い評価を受けているにもかかわらず、私たちは今、もどかしさを感じています。あれも悪い、これも悪いという状況ではないかと思います。

歴史的にみても、江戸時代の頃、英国に世界を探検したバーバラ・ウォードというすばらしい女性がいました。世界をまわり、こんな穏やかで美しい田園風景があるのは世界中で日本だけだ。規律があり、遠慮深く、それでいて毅然とした誇りを持つ国民は日本というところにいると旅行記に書いているのです。もっと古くは、キリスト教が伝来したときに、イエズス会はこの国だけはキリスト教にできないと記しています。イエズス会は蛮人が住むアフリカ、あるいは東南アジアに行き蛮人どもをキリスト教に帰依させようとしていました。

日本には隠れキリシタンという悲しい歴史もありますが、日本ではキリスト教を布教できないと書いています。つい20〜30年前、バチカンは公式にキリスト教の日本での布教は失敗に終わった。世界で唯一失敗に終わった国は日本だといっています。近年でいえば、相対性理論を発見したアインシュタインも日本に来て、貧しくも衛生的で規律があり、恥を知っている民族であると、日本に来たときの感動を残しています。

これだけの評価を受けているにもかかわらず、何故私たちは現在のような状況に立ち入っているのでしょうか。

今年は紫式部が『源氏物語』を書いて、ちょうど千年です。千年も前に長編小説があったのは世界でも日本だけです。しかも万葉集、古今和歌集、新古今和歌集という素晴らしい和歌の世界もあります。昨年の女の子の名前で一番多かったのは葵です。葵というのは光源氏の最初の妻の名前です。若い人も日本の良さを理解しているのではないかという気がします。


私たちは子ども達に駄目だ、駄目だという教育をしてきました。それと同じように私たちは子ども達だけでなく、全てに駄目だ、駄目だといっているのではないでしょうか。

先ほど外国の評価について話しましたが、日本のような優れたシステムを持つ国が存在してきたというのは世界の不思議なのです。どのようなことかというと、日本は世界最古の天皇制を維持している国です。明治期の一時期を別にして、何故日本でそのようなシステムができたのかというと、日本の天皇制というのは権力を持たなかったからです。財産もありませんでした。皇室の方の姿を見ればわかるように、予算がないからときどき痛んだ靴をお見受けすることがあります。

経済的に困窮を極めているのです。本来なら子どもを産みたいのに皇室典範費が増えないので子どもが産めないという話を伺ったこともあります。経済的に大変困っています。権威はお持ちになってきたが、権力はお持ちにならなかったのです。大概ならば、権力を持てば権威も欲しくなるものです。

その例はナポレオンも権力を持ち皇帝になりました。アレキサンダー大王も、ジュリアス・シーザーも、近代における毛沢東も権力を持てば権威も欲しくなった。しかし日本の鎌倉幕府を開いた源頼朝はどうだったでしょうか。征夷大将軍です。征夷大将軍という権力は持ったけれども、京都の朝廷に対しては一歩も二歩も下がって権威を認めてきた。

整理していうと、イギリスの政治学者でウォルター・バジョットという人がいました。憲政論という本が世界的に有名ですが、理想の政治は権威と権力が分立することにあると説いています。権威と権力が分かれているのです。鎌倉時代、室町時代、江戸時代、そして今もそうですが、天皇家には権威がありますが、権力はありません。徳川時代までは幕府が権力を持っていました。

今は国民主権で国民が権力を持っています。世界の憲政学者のトップが理想とする国が世界の中で日本に存在するのです。何故このようなシステムを持っていながら、私たちが評価しないのでしょうか。これには原因があります。私流の解釈ですから正しいとはいえませんが、一意見として、第二次世界大戦で日本は負けました。そして多くの知識人は戦前までの信条を実に見事に転換し、自分たちは戦争に反対してきた平和愛好者だと変心したのです。

そのような人たちにとって戦前は全て悪で、古いものは悪いのです。最高裁判所長官になった横田喜三郎氏は憲法学者として、東大法学部を優秀な成績で卒業された方です。この方は第二次世界大戦の極東国際軍事裁判において天皇有罪論を唱えました。そして70歳を越えて叙勲をもらえる歳になったときに、天皇有罪論を書いていることは障害になるということで自分の部下を全国の古本屋に派遣し、それを焼却したのです。

天皇有罪といった人が天皇陛下から勲章をもらったのです。普通なら私の信条、信念、思想とは異なりますといって遠慮すべき話です。ご承知のように勲章というのは功績調書を役所に提出しなければもらえません。すなわち最高裁長官の横田喜三郎氏は自分でよい行いをしましたとは書いても、天皇有罪論を書きましたということは書いていないのです。そのような人が戦後の思想を歪めてきました。

もう一人いいますと、ある部分では尊敬していたのですが、陸軍参謀の瀬島龍三氏です。60数万人のシベリア捕虜を置き、自分だけはナホトカの一軒家に住んで、ソビエト側の検事証人として極東軍事裁判に臨んで天皇有罪論を唱えました。瀬島氏も同じように私はこんな良いことをしましたということで勲一等をもらった人です。私は本人に「先生は何故、叙勲を申請されたのですか」と聞いたことがあります。すると長い間苦労をかけた妻のためにもらったというのです。

数十万人の兵士が厳寒の地で苦しみ、多くが亡くなっていく中で、一人一軒家に住んで天皇有罪論を書き上げ、ソ連の検事証人として出廷した人が、その有罪論を唱えた天皇から勲章をもらっているのです。2つの例だけをあげましたが、いわゆる戦後の知識人が欧米に行き勉強し、日本は古い国だ、封建的な国だった、軍国主義が誤っていた。そして欧米の哲学、思想、政治、経済の仕組み、これこそが新しい潮流だといい戦後をはじめたのです。
続きを読む・・・
| 次へ