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resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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明日から海外出張です。 [2008年01月25日(Fri)]

明日1月26日から2月6日まで海外に出ます。

<ロンドン>
○ ハンセン病と差別撤廃へのグローバル・アピールを世界主要な人権団体と共同で発表

○ IMO(国際海事機関)ミトロポリス事務局長とマラッカ・シンガポール海峡問題について協議

インド・ハイデラバード>
○ 第17回国際ハンセン病学会で「ハンセン病と人権問題」について発表

ネパール
○ ネパール国王、毛沢東主義者の指導者と面談

○ チトワン地方でのハンセン病活動の実態調査 

以上が主な出張目的です。

留守中もブログを更新いたしますので、ご笑覧ください。


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10:30 東京財団奨学事業運営委員会 キャロライン・ヤン委員長

11:00 中国 日本知識クイズ大会優勝者大学生

13:00 海洋問題 勉強会

17:30 東京財団 ヤングリーダー奨学基金(SYLFF) 賞」贈呈式

18:00 東京財団 創立10周年記念シンポジウム

19:30 SYLFF 賞記念レセプション

批林批孔運動と福田首相の孔子廟訪問 [2008年01月25日(Fri)]

「批林批孔運動と福田首相の孔子廟訪問」


中国の長い歴史的時間でいえば、ついこの間の出来事である。35年前の中国では凄まじい「批林批孔運動」が展開された。いわずと知れた、批林は毛沢東の後継者であった林彪批判であり、批孔は現代の孔子、すなわち周恩来批判のことであった。

1973年8月の『人民日報』には、「孔子−頑迷な奴隷制擁護の思想家」が発表され、中国全土にある孔子関係の建物の多くは破壊されたという。

しかし、今や中国では孔子の再評価が進み、海外での中国語学学校が『孔子学院』の名前で猛烈な勢いで設置されている。


孔子廟を視察する福田総理

首相官邸ホームページから転載)


この度福田首相は、多忙なスケジュールの中でこの孔子廟を訪れた。

変われば変わるものである。

石井英夫氏は、産経新聞というより新聞界の名コラムニストである。

彼は1月12日のコラムで、昨年暮れ、福田首相が孔子の故郷・曲阜を訪問したことに触れ、かつて孔子の『論語』の解釈で「行く水の流れに人の世の無常をみて、中国の聖賢が嘆いた」と書かれた。この解釈は荻生徂徠以来の俗説で「孔子は行く水に人の命のはかなさをみたのではなく、川の流れに無限の水の力強いエネルギーを感じた」と訂正されている。

勿論、より合理的な解釈を採用されたわけで、『正誤』を訂正されたわけではない。

産経新聞の良さの一つに、どこかの新聞のように、誤りに御託を並べて強弁したり、無視することなく、すぐに訂正する良き伝統があることである。

亡父・笹川良一が作った『水六訓』がある。
これも恐らく『論語』を参考に、水を積極的に解釈して作成されたものと思う。



<水六訓>
一、あらゆる生物に生命力を与えるは水なり。
一、常に自己の進路を求めてやまざるは水なり。
一、如何なる障害を克服する勇猛心と、よく方円の器に従う和合成とを兼ね備えるは水なり。
一、動力となり光となり、生産と生活に無限の奉仕を行い、何等報いを求めざるは水なり。
一、大洋を充し、発しては蒸気となり、雲となり、雪と変じ、霰と化してもその性を失わざるは水なり。
水を心とすることが平和と健康と長寿の妙薬であります。
笹 川 良 一

ちなみに、孔子の正統派子孫は、台湾におられる第77代・孔徳成氏であり、日本訪問の折、お会いしたことがある。温厚な紳士で『天下衆合』との揮毫は今も私のオフィスに掲げられている。
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