中国政府 五大腐敗 [2008年01月23日(Wed)]
中国の象徴のひとつとされている「天安門」 「中国政府 五大腐敗」 中国は人口13億1448万人(中国国家統計局2006年)の国。(日本は1億2779万人 2007年12月現在) 北京オリンピックを目前に経済は高度成長を維持。株式市場はバクチ市場となって久しい。
中国人には株高による高度恐怖症はないらしい。学生、タクシーの運転手、はては女中さんに至るまで、あらゆる職種の投資家が株式市況に一喜一憂する。
各都市とも沸騰状態というか、なんとも凄まじいほどの活況を呈している。
日本人はすぐに先行きを心配した議論が好きだが、人口13億人がひしめく中国では、とにかく人を押しのけても前に進まないと遅れをとってしまう。
行くところがどこであろうと、行きつくところまで行くという気概はたいしたものである。ほんの少し、日本人も見習う必要があるかも知れない。
中国の発展の中でも、公的部門の五大腐敗が問題となっている。
日本語では『公的資金の乱用』といった方が正しいかもしれない。これが目を見張るほどのスケールの大きさなのである。勿論、ここには賄賂は含まれていない。
以下は中国政府の公的部門の腐敗(乱用)、五大シンボルといわれるものである。
@公務員に対する福利、補助金、報奨金の乱発 約7000〜8000億元(1元15円として) 10兆5000億円〜12兆円 A公用車の所有基準オーバー 約6兆円 B公費接待 C公務員に対する住宅提供基準の超過 D国内外での視察、休暇にかかる公費 3兆1500億円
ちなみに2006年、公費で米国、欧州、オーストラリア、日本を視察旅行した人数は111万人だった。
何とも凄まじい公私混同である。
防衛省・守屋前事務次官の、ゴルフ数百回の接待など小さい、小さい。
中国共産党中央規律検査委員会、公安省などが、公用車の使用状況について最新調査を行った。
調査は2007年10月末から、500人近くの調査員が交通許可証登録を一切停止する措置をとり、11月30日に終了した。全国31省、自治区と直轄市(北京や重慶など)で公的各種車輌は522万1755台に上り、このうち輸入車は83万4220台であった。
2007年11月30日現在、1台の公用車の予算(保険料、登録料、ガソリン代、修理費を含む、運転手の給料は含まず)は6〜10万元(90万円〜150万円)で、全国総計では4000億元以上、日本円で6兆円にもなると報道されている。
1981年12月の全国の公用車はたったの3万8300台であり、これが26年間で500万台を超えることになったわけである。
日本人と中国人はよく同文同種といわれるが、これは明らかに違う。 日本人の感覚では、これは尋常ではなくやはり異常な事態である。
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