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leprosy.jp
resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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笹川 陽平
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仁和寺 [2008年01月18日(Fri)]
10:00 京都仁和寺 佐藤門跡

10:30 国土交通省 伊藤政策統括官

16:00 聴覚障害者 海外派遣奨学生

17:00 朝日新聞社 新春小宴 於:帝国ホテル

18:30 産経新聞社 佐野編集局編集総務
「マラッカ・シンガポール海峡基金創設」記者会見 [2008年01月18日(Fri)]
※1月15日、日本財団ビルにおいて、「マラッカ・シンガポール海峡基金創設」に向けた記者会見を行いました。私の報告内容を掲載いたします。






「マラッカ・シンガポール海峡基金創設」に向けた記者会見


2008年1月15日17時〜
於:日本財団ビル


マラッカ・シンガポール海峡(マ・シ海峡)は大変狭い海峡です。

近年、中国やベトナム等は経済発展が大変顕著で、この海峡の航行量は飛躍的に増加しています。そのため、航行の安全確保は大変重要な問題となっています。

過去40年にわたり、この海峡の航行安全のための支援の大部分を日本財団が行ってきたといっても過言ではありません。

当時、テレビコマーシャルで“マラッカ海峡は日本の生命線である“という言葉を使ったときはテレビの倫理委員会に否定されるかと思いましたが、認められました。しかし“マラッカ海峡はまさしく日本の生命線である”と理解されたのはつい最近のことです。

マラッカ海峡は公の海峡です。

海峡の沿岸国であるマレーシアインドネシアシンガポールの三国と海峡利用国との間では安全航行に関する措置が必要とされています。これは海洋法条約43条で規定されていることです。しかし、これが上手く実現しにくい状況にあります。


来日した沿岸三カ国の代表


私は、さらに進展させるための方法として、長年努力している、世界からハンセン病を制圧する活動で見出した手法を取り入れることを考えました。すなわち民間セクターのステークホルダーをこの問題に巻き込むことで問題解決に大きな役割を果たすということです。そして民間サイドからのアプローチの方法について真剣に考えてきました。

17世紀の海洋法学者であるフーゴー・グローティウスは“海は無限であり、船舶は無害航行権を持つ”と説いています。すなわち海の利用はタダであるという伝統が今も生きているのです。

人間の歴史は陸を中心に作られた歴史です。そのため、地球上の四分の三を占める海、海洋についての人々の認識は非常に限られたものであったといわざるを得ません。

しかしながら、日本では“母なる海”という言葉があるように、全ての陸上の生物、植物を含め、海の恩恵なしには成り立たないということを私たちは認識しなければなりません。そして、そのような時代に入っていると私は認識しています。

このような観点からみたときに、果たして“17世紀以来の伝統である無害航行権は現在も成立するのか”ということを考えました。その結果、私たちの“母なる海”を守るためには、それぞれが応分の負担をしていく必要があるということに結論付いたわけです。

多くの船会社、海運団体にとって、マインドを変えるということは大変難しい状況下にあります。しかしながら、一つの切り口として、企業のCRS活動、すなわち社会貢献活動という切り口を使うことを考えました。

海に生き、海の恩恵を受けて生活を立てている人たちが、航行安全そして環境保全を守りながら、持続的に海事活動をしていくということです。

世界が目覚しい経済発展をとげる中で、海を航行する船は飛躍的に増大しています。私は昨年12月にロンドンで、CSR活動の観点から世界の有力な海運4団体である国際独立タンカー船主協会、国際乾貨物船主協会、ボルチック国際海運協議会、国際海運会議所に協力を呼びかけました。そして4団体全てが私の意見に賛同してくれました。

そして今回、インドネシアからは運輸省海運総局のユリ航海局長、インドネシア外務省条約局のベベブ次長、マレーシア運輸省のアブドラ・ユソフ海事局長、シンガポール海事港湾庁のイー政策局長を含む9名の代表団が日本財団を訪れました。

昨年、IMO(国際海事機関)が主催したシンガポール会議で日本財団は航行安全のための基金を創り三分の一を負担する意思があることを伝えました。沿岸三国としては今後の対応について議論するために今回来日しています。

産油国の一部には自分たちの商品である石油が消費者により正確に安全に輸送されるためには応分の負担をすべきであるという意見が出てきています。そして、この航行援助施設基金にかかる資金がどのくらいになるのかということを早く知りたいというところまで世論が熟してきました。

私たちとしては早急にこの基金を設置する必要性に迫られてきました。今回はマ・シ海峡にある51カ所の航行援助施設である灯台、発光ブイ、発信ブイ等の更新に要する資金について、三カ国で至急調査をしていただき、国際的な枠組みである基金を創ろうということになったのです。

推計調査にかかる費用150万米ドルについては、日本財団が負担します。今日の会議では、基金の早期設置をさらにスピードアップをしていこうということが一つの結論となりました。

今秋には産油国で海運4団体と日本財団が主催する会議の開催を予定しています。さきほどハンセン病の制圧活動を例に話しましたように、石油を使う電力会社、あるいは様々な産業界、あるいはステークホルダーを巻き込んだ国際会議を考えています。そして沿岸三国が主役となりますので、この会議への参加を要請しました。

海運4団体と日本財団と沿岸三国との会議を早急に立ち上げる中で、私たちは三カ国政府と海運4団体との間の触媒の役割を担うことについて合意しています。

強制力のない民間の自発的な発意によって国際的なスキームが完成されようとしています。これが成功すれば様々な国際問題の処理についての枠組み、あるいはスキームをつくる上で大きな参考になるだろうということで、この実現に向かってまい進しているところです。

記者会見の映像はこちらをご覧下さい
吟剣詩舞振興会40周年記念で挨拶 [2008年01月18日(Fri)]
※1月12日、港区三田にある笹川記念会館において、日本吟剣詩舞振興会創立40周年記念、新春のつどいが行われ、私が挨拶いたしましたので、その内容を掲載いたします。


「日本吟剣詩舞振興会創立40周年記念・新春のつどい」


2008年1月12日14時30分〜
於:笹川記念会館 国際ホール


全国からお集まりの皆様方とともに新春のつどいに参加できましたことを、心から喜んでおります。いつもお招きいただきまして、誠に感謝に絶えません。

冒頭、司会の方からハンセン病について紹介がありました。毎月皆様方から世界のハンセン病を制圧するための浄財を頂戴しております。この機会に厚くお礼申し上げます。

ハンセン病制圧活動は昨年13回忌を迎えました笹川良一の遺言の一つです。世界からハンセン病を制圧するために活動するよういわれていたのです。

私は、この26年間で107カ国、約1,900日近くを発展途上国の現場で仕事をしてきました。年に換算すると6年間になります。そして118カ国で(ハンセン病を)制圧し、未制圧国はあと4カ国となりました。

これも皆様方のご支援の賜物であり、厚くお礼申し上げますとともに、引き続いてのご支援と、またご関心を持っていただければと考えております。

笹川良一は多くの財団を設立してきました。その中でも日本吟剣詩舞振興会にかけた情熱は皆様方がご高承のとおりです。彼は本当に先見性のある数多くの活動を世界中で行ってきました。

我が日本国は経済的には繁栄してまいりましたが、収入の増加だけで家庭生活が幸せになれるという考え方は間違っていました。

笹川良一はかつて、このままでは日本は経済で栄えて魂で滅びると喝破しておりました。

「物質的な幸せとともに精神的な充実感、このバランスが取れてこそ、本当の日本人といえるのです。必ずや近い将来、そのような心への栄養が欠乏するときがきます。したがって吟剣詩舞道に精進なさっている皆様方がこれからのよりよい日本をつくるために努力願いたい」と言うのがこの財団の設立の趣旨であると思っています。

創立40周年というのは、瞬く間でした。今の日本国のありようを考えたとき、今一度皆様方の力強い活動が、次代を背負う青少年のために大変重要な役割を担っていることにお気づきになると思います。

41年目も新たな気持ちで、河田和良会長(日本吟剣詩舞振興会)を中心に、さらに充実した組織として皆様の活動が日本人の心に、魂にふれる、そのような芸術として発展していくことを心からご期待申し上げます。
新春の集いで挨拶 [2008年01月18日(Fri)]
※去る1月7日(月)、お台場にある船の科学館において関係団体による「新春の集い」が開催されました。参加した560人に挨拶をした内容を掲載しております。




関係団体「新春の集い」挨拶


2008年1月7日17時〜
於:船の科学館


新年おめでとうございます。

競艇業界にとって、法律(モーターボート競走法)改正に伴い、今年は新たな第一歩を踏み出そうとしている年です。

最近私は、歴史ものの本を好んで読むようにしています。私たちは何ゆえに今自分がここに存在しているのか、ということをどうも忘れがちのような気がします。私たちがここにいる前に、私たちの先覚者がここにいたわけです。

もっと長い目でみると、私たちが生を受けて今ここにいるということは、日本人としての誇りを次の世代に伝えていく。

箱根駅伝で言えば、襷をあずかり、次の世代に伝える。そのような役割を果たしているに過ぎないのです。長い歴史を紐解いていくと、私たちの存在感というのは大したことではないのです。

しかし、私たちがここに存在する以上、競艇業界でいえば、先覚者がどのような苦労をしてこの業界を築いてきたのか。今、国会はねじれ現象で、参議院で否決されると法案も出せないという状況です。

モーターボート競走法だけが、衆議院で可決、参議院で否決され、またそれを衆議院に持ち込んで三分の二以上の多数の賛成を得て制定された戦後唯一の法律です。

民主化され、成熟した社会になっても、今、それすら国会では機能しない中にあって、今から60年も前に、社会党左派、教条主義的な左翼の人たちが多数を占める国会の中で、説得し、この法律が制定されたのです。

そのお陰で私たちがここに職を得て、そのような先覚者があって初めて私たちは存在するのです。

先覚者たちの苦労を咀嚼し、万分の一でも私たちが身につけ次の人に伝えていくという大きな責務が、私たちには存在するのではないでしょうか。

ともすれば政治を批判し、官僚を批判し、自分以外の全ての人を批判することで、自分が存在するがごとき状況というものは、決して好ましいこととはいえないのではないでしょうか。

私たちには責任があります。また大きな誇りもあります。新年にあたり、日本人としての誇り、また競艇業界という世界に類のない広範囲な社会活動ができる基盤のもとに働いているという誇りを失ってはいけません。

日本国にとって大変貴重な、そしてユニークなこの組織体の一員として、私たちは努力を続けていく責務があると私は思っています。

世の中は大きく、そして速いスピードで変革していきます。これは歴史を見れば明らかなことです。それを考えたとき、私たちの日々の行動というものが世の中の変化に十分対応しているか。自分の現在地を確認しながら仕事をするこという必要もあるわけです。

今日の続きが明日につながるというわけではありません。したがって、私たちにはこれから大いに飛躍するチャンスがあるわけです。しかしそれを現実のものにするかどうかは皆様方一人ひとりの心の中に存在するのです。大きな神輿を担ぐ中で、一人二人が手を抜いても大丈夫だろうというのは大きな誤りです。

日本人としての誇りを忘れないように、またこの業界で勤めるということの責務の重要さをよく噛締め、そしてこの業界が更に飛躍的に発展する、今年はそのスタートの年であるということを理解し、皆様と共に上手い酒を飲もうではありませんか。

有難うございました。
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