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leprosy.jp
resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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笹川 陽平
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沿岸3カ国会議 [2008年01月15日(Tue)]
08:00〜10:00 「語り場」 日本財団職員との対話

10:00 日本財団 執行理事会

11:00 マレーシアシンガポールインドネシア 3カ国会議

13:30 イーバンク銀行 松尾社長

14:00 雑誌「財界」インタビュー取材

15:20 国土交通省 春田審議官

17:30 マラッカ・シンガポール海峡沿岸3カ国 記者会見

19:00 沿岸3カ国会議出席者 夕食会
森の人・ピグミーとハンセン病 [2008年01月15日(Tue)]

ハンセン病の初期症状である白い斑点がでている



「森の人・ピグミーとハンセン病」


昨年11月、ゴンゴ民主共和国や中央アフリカの深い森を移動しながら狩猟生活を続ける『ピグミー族』に逢いにいった。

パリからコンゴ民主共和国の首都・キンシャサまで8時間、キンシャサからオリエンタル州の州都・キサンガニまで小型飛行機で約4時間、キサンガニからピグミーがいるワンバまで、9人の乗りの小型機で約1時間半の道のりであった。

ワンバの上空を旋回しながら小さな広場を確認し、着陸体勢に入る。大木で覆われた小さな空間に、急降下に近い体勢で進入。砂埃りを上げながら、残り50メートル、森に突っ込む寸前にやっとのことで着陸した。

飛行機から降り立った途端、厳重な警護の人達に囲まれる。

重装備にマシンガン、中にはガスマスクをつけた兵士もいる。大統領並みの警備体制だそうで、警護隊の兵士に守られ、日本では想像すら出来ない荒れた赤土の道路をガタガタと進む。

ところどころにある民家は、土塗りか木で組んだ粗末な家である。我々を歓迎するため、道の両脇は小奇麗に清掃され、40〜50メートルおきに椰子の葉を編んだ上に花が飾ってある。

日本からの珍客を歓迎するため学校も休みとのことで、村人全員が道端に出て手を振ってくれた。

ピグミーによる歓迎の踊りの中、母親に付き添われた娘より花束をもらう。母親は妊娠した腹に赤子を抱えていた。抱えている赤子は娘の子供であるという。ピグミーは通常12〜13歳で結婚し、子供を産み始める。

ワンバでピグミーの定住化に努力している神父によると、通常20〜50人の集団で、狩猟しながら移動して生活するそうで、今回は20〜30キロメートルの範囲にいたピグミー約500人を2〜3日前からバキャング村のキャンプに集めていてくれた。

裸に近い格好で、一人一人の皮膚を調べてみると、ほとんどの人が何らかの皮膚病を持っている。

特にハンセン病患者は1万人に56人とのデータもあり、WHOの定める1万人に1人以下の基準からすると極めて高く、世界で最もハンセン病が蔓延している種族である。

正確な人口も不明であり、彼らは生年月日は勿論のこと、自分の年齢も知らない。最高年齢は誰かと質問したところ、胸に干しスルメ2枚をさげたような老婆が最高で、50歳くらいという。

寿命は30〜40歳くらいだそうだ。

ハンセン病患者が並んで出迎えてくれたので、一人一人の体や膿んだ手足をさすって激励した。

若い娘にどこが悪いのかと質問したところ、可愛い乳房を突き出し、ハンセン病の斑点を見せてくれたが、娘の乳房に触れることには躊躇してしまった。

「コンゴ発の外電によると、ピグミー・キャンプを訪問中の日本人訪問者が、若い娘の乳房に触れ、痴漢行為とセクハラで問題となる」などと報道されたら国際問題である。

冗談はさておき、ピグミーは狩猟した獲物は平等に分けることになっている。ハンセン病の薬はグループのボスに、一日1回服用するよう説明しているが、患者の病気回復の状態を診察すると、思ったより回復していないのが現状である。

「多分、森に帰ると、ピグミーは平等に分けて飲んでいるに違いない」と、神父は苦笑された。

文明から遠く離れて生活する森の人・ピグミーから、弓矢、魔法の杖、生きたアンティロープ(小鹿に似ている)、九官鳥と、盛りだくさんの贈り物を頂戴した。ピグミーの心のこもった歓迎と贈り物に何をなすべきか、真剣に考えている。

可能ならば、来年は森に入り、彼等と二、三日行動をともにしたいと、見果てぬ夢を見ていることころである。


ピグミー訪問の動画はここをクリックしてください
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