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笹川陽平(ささかわようへい)の国内外における活動の記録。このブログを通じて、私の毎日を覗いてみてください。

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ノーマン・ボーログ博士 [2007年07月17日(火)]
(ワシントンDC滞在)

07:30 ノーマン・ボーログ博士と朝食

10:00 ノーマンボーログ博士 米国議会黄金勲章授章式

11:00 世界食糧賞財団 レセプション

13:00 メリーランド大学 モート学長

13:30 プランゲ図書館(メリーランド大学)見学

18:00 笹川平和財団USA 夕食会
アメリカ手話 [2007年07月17日(火)]

3分間の時間厳守のなか、不慣れな手話で学生に挨拶





「アメリカ手話」


アメリカの国立ロチェスター聾唖者大学は、私立ロチェスター工科大学のキャンパス内にある。聾大学生1100人のうち約550人が、工科大学で健常者と共に学んでいる。

120人の手話通訳の専門家とノート作成の専門家が、聾学生の勉強を支えている。手話を見ながらのノート作成は不可能だそうで、ノート作成の専門家も必要であるという。

これほどの規模と質の高い支援の下、聾学生と健聴学生が共に学ぶ大学は日本には存在しない。

招待された聾大学生の卒業式で概略、次の通り挨拶した。

ミャンマーから51時間かけてお祝いに駆けつけた。1時間も演説ができるのかと楽しみにしてきたら、尊敬するデカロ教授から「時間は3分間厳守のこと。超過すると名誉博士号を剥奪する」と脅された。

「奇声が飛ぶ」
「父兄の席は大笑」


学生たちも手話で私の挨拶に応えてくれた


デカロ教授の本音は、長話をしても学生は忘れてしまうので、一つだけ大切なことを言ってくれといった。
「会場、大爆笑!!」

卒業式に参加して、私も45年前、大きな夢と若干の不安を胸に社会に出たことを思い出す。

「皆さんは世界一の大学を卒業した。皆さんに不安は必要ない。皆さんの先輩は既に社会で高い評価を受けて活動している。

自信を持って皆さんの夢を社会で実現して欲しい。クリントン大統領は挨拶で『遺伝子的には人間は99%変わらない』と言った。

私もそう思う。しかし『才能は99%の努力と1%の天性である』と、トーマス・エジソンは言った。皆さんの夢の実現には99%の努力が必要だ。努力、努力また努力。皆さんの成功を期待する。」

最後に私の行動哲学『世界一家、人類兄弟』を英語の手話で行った。


卒業式の前に最後の手話練習をする


内輪話をすると、この手話がなかなか憶えられなかった。成田空港の待合室で職員の本多真紀さんに教えてもらい、パリに向う飛行機の中で練習した。

柔道の試合における審判のように、両手を廻したり、親指を立てたり、3本の指でWの字をつくったり。

練習しているとスチューワーデスが怪訝な顔で通りすぎる。横の女性も、読書をしながら私の動きをそっと見ているのがわかる。

誰れあろう、岸恵子さんであった。

練習の成果に万雷の拍手と思いきや、父兄席の拍手以外、静かな反応であった。

聾者の拍手は両手を山型にして幼稚園遊戯のキラキラ星のように手のひらを動かすことであった。

会場はニコヤカな笑顔と一杯のキラキラ星であふれた。