1月29日、フィリピン・マニラで、これまで社会に対する発言の機会が十分に与えられてこなかったハンセン病回復者が、世界で初めて自らの尊厳に向けた宣言「グローバル・アピール2007」を掲載いたします。
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グローバル・アピール2007
ハンセン病に対するスティグマ(社会的烙印)と差別をなくすために
300人が会議に集まる
「すべての人間は生まれながらにして自由であり、かつ尊厳と権利について平等である」
(世界人権宣言第一条より)
多くの人はハンセン病などもう存在しないと考えている。しかし、ハンセン病も、それにともなうスティグマ(社会的烙印)も差別も、いまだに存在する。
ハンセン病患者と回復者に対する差別は、人類の歴史上もっとも古く、かつもっとも広範に存続してきた不当な社会的差別の一例である。
今日もなお、男、女、子供を問わず、何百万人もの人々が、自らが、あるいは家族がハンセン病に感染したというだけの理由で社会的、経済的、法的差別に苦しんでいる。
ハンセン病は治る病気である。しかし、この病気に対する誤った認識は依然として根深く社会にあり、ハンセン病患者、回復者そしてその家族は、スティグマ(社会的烙印)の対象となり、過酷な差別を受けている。
病気であることを理由に、人として当然持つべき権利を否定することはあってはならない。差別は許されない。もう、この問題について沈黙することは許されない。
私達は皆さんに訴える。この不当な差別をなくすために私達と共に闘ってくださることを。
私達は皆さんに訴える。すべての人が自由で、尊厳と権利について平等な社会を私達と共に築いてくださることを。
2007年1月29日
笹川 陽平
グローバル・アピールの宣言をするサクダランちゃん
このグローバル・アピールの発表には、世界のメディア54社が出席。クリスティーナ・サクダランちゃん(10歳)が読み上げたこのアピールは、ヘラルド・トリビューン、BBC、フジテレビ、読売新聞等、世界中に発信された。
私とともにアピールにサインした18名、14カ国の回復者の経歴は、日本財団ホームページに掲載されている。