「名刺の話」 日本の名刺交換の習慣は、今や世界のビジネス界では当然のこと、一般的にも使用されるようになってきた。最近ではデザインも工夫され、美しい名刺が多くなった。
とはいっても、数多く頂戴する名刺で「これだけはとっておきたい」と思うものはわずかである。
日本の政治家の名刺は最悪である。顔写真、経歴、事務所と、コマゴマと書き連らねられている。彼らにとっては毎日が政治活動であり、選挙運動でもあるので仕方ない面もあるとは思うが・・・。
かつてハリウッドの人気女優が、キス・マークと黒子(ホクロ)をつけた名刺を配って大評判になったことがある。単なるキス・マークだけでなく、黒子をつけたところがなんともチャーミングであったわけだ。
最近、友人に他人の名刺をもらった。写真の通りである。アイデアである。逢ったこともない人の名刺だがとっておきたい。時間のある方は是非このクラブ(大田区大森にある「CLUB千愛里」)へ足を運ばれては如何か。きっと素敵なクラブであるに違いない。
逆さに見て想像してはいかが
ところで、私は40歳で財団活動に転身した。その時、なんとはなしにバー、クラブへの出入りを止めることにした。
したがって、以後27年間、一度もバー、クラブに行ったことがない。曽野綾子前会長の送別会で「私はこれからバーやクラブに行きたいが何処に行ったらよいか・・・誰かお誘い下さい」とお願いしたが、あれから一年余り、まだ実現していない。
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