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resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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インド首相と面談 [2005年03月21日(Mon)]

夕方、インド首相と面談しました。
ニューデリーでマンモハン・シン首相にお目にかかりました。
首相官邸の警備は、米国のホワイトハウス以上に厳重でした。
部屋に通されますと、思いのほか質素で落ち着いた雰囲気でした。首相は、インドにおけるハンセン病の現状と私たちの制圧活動について、よくご存知で、私に対して「笹川さん、あなたは大変高貴な仕事(ハンセン病制圧活動)をしている。あなたはインドに希望をもたらしてくれました」と身に余る言葉をかけてくださいました。
私が首相に「ハンセン病は治る病気である」、「薬は無料で手に入る」、「差別は許されない」を改めて申し上げると、首相は自らこのメッセージを何回も言葉に出しておっしゃり、「この病気の制圧のために自分も全力を尽くします。
そして三番目のメッセージである患者、回復者、家族の人権の問題についても現状の改善に努力します」と静かに、しかし、はっきりした口調で、強い意思表明をされました。

保健大臣とハンセン病について面談 [2005年03月21日(Mon)]

17日からインドを訪問している私は、デリーでラマドス保健大臣と面談いたしました。
私は大臣に次の二点をお願いしました。

一点目は、「百里の道も九十九里をもって半ばとする」という言葉がありますが、ハンセン病制圧までやっと先が見えてきましたが、残りの一里のために全力で病気と闘いますので、大臣も保健省をあげてのご協力を、とお願いしました。

二点目は、報告によるとインドでは人口の50%程度の人が、今ではハンセン病に対して正しく理解をしています。ハンセン病は治る病気であり、薬は無料であることも知っています。しかし、差別をしてはいけないという点については、ほとんどの人が自分の問題としてとらえずに来ました。ハンセン病の患者、回復者とその家族に対し、差別をしてはいけないこと。これをぜひとも国民に理解していただき、差別の問題の解消を図っていただきたい、とお願いしました。

大臣からは「インドにおけるハンセン病の制圧は、あともう一息の段階にきました。今年末には、世界に向けて制圧を宣言できるでしょう。(患者、回復者などに対する)差別の問題についても全力をあげてなくしていきます。これはマハトマ・ガンジーが始めた運動の基本でもありますから」と医学的な制圧のみならず、差別の解消のための社会運動にも真剣に取り組むことを約束してくださいました。

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