エリツィン国葬と弔問外交 [2007年04月27日(Fri)]
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「エリツィン国葬と弔問外交」 弔問外交は外交の要諦である。 23日に死去したロシアのエリツィン前大統領の国葬が25日、モスクワで営まれた。 アメリカはパパ・ブッシュ(元大統領)とクリントン(前大統領)が参列した。英国はメージャー前首相、ドイツはケーラー大統領、ポーランドはワレサ前大統領、ヨーロッパ各国も首脳が参列した。 日本は斎藤泰雄・駐ロシア大使が参列したのみである。 日本はロシアの隣国であり、北方領土問題や、日・ロ平和条約の締結という戦後に残された大問題を抱える関係にある。 しかし今回の日本の態度は、どのような理由があるにせよ失策である。外交も国家を超えた人間関係が重要であり、義理人情は世界共通である。 小泉前首相の言う鈍感力が外交まで蔓延しているとしたら問題である。外交こそ敏感力が肝心である。 ロシアと悲しみを共有できない日本が、お題目のように領土問題を唱えても、ロシアには通じまい。今回の日本の対応を世界はどう見るか・・・・・。 9.11事件(アメリカ同時多発テロ事件)の直後、世界中で追悼会が開催された。当時、日本には追悼会開催の予定はなく、私は僭越ながら、官邸をはじめ有力政治家に陳情して、ようやく東京ビッグサイト(江東区)で遅まきながらの追悼会が開催された。 日本人は日本人同士の悲しみは共有できても、他国の人々と悲しみを共有することは苦手のようである。グローバリゼーションは、政治経済の分野だけの話ではない。価値観の共有も重要である。 鈍感力も重要だが、敏感力はもっと大切である。 弔問外交こそ心の問題である。 |










