海洋基本法 [2006年12月20日(Wed)]
「海洋基本法」 12月7日、「海洋基本法」勉強会での中川政調会長挨拶 「海に守られた日本から海を守る日本へ」の転換を呼びかけ続けてきた。マラッカ海峡の海賊問題、北朝鮮工作船の展示、沖の鳥島の問題提起等の活動を通じ、国民の海洋についての関心も高くなってきた。 海洋にかかわる有識者と志のある国会議員との勉強会は最終の10回目となり、12月7日、海洋基本法案の概要として定まった。 中川昭一自民党政調会長、公明党の斉藤鉄夫政調会長も出席し、武見敬三(厚生労働副大臣)代表世話人、石破茂(元防衛庁長官)、栗林忠男(東洋英和女学院大学教授)両座長のご努力の結果である。 明年の通常国会に議員立法として上程となる予定である。更なる努力が必要ではあるが、国会決議に成功すれば民間の発意のもと政官学の協力での、初めての法律となる。 かつて田中角栄さんがお元気なころ、「政治家は議員立法を何本通すかだ。俺は午前3時に起きて勉強している。」と独特のだみ声で自慢した。 今、話題の道路特定財源のための法律は、1954年に田中角栄さんが中心となって議員立法され自動的に税収が道路となる画期的な法律となった。昭和天皇と皇后陛下のお写真の飾られた目白の田中邸は今どうなっているのだろう。 (議員立法) 議会において議員の発案に基づく立法。政府提案立法に対していう。日本をはじめとする多くの国では両者を併用しているが、アメリカでは議員立法のみ認める。 |