王毅大使からの書簡 [2006年11月16日(Thu)]
「王毅 中国大使からの書簡」 中国蘭州大学に設置した笹川ヤングリーダー奨学金100万ドルが、当方との契約に違犯して投資運用した結果、運用先の倒産により回収不能になる事件があった。この件は以前にマスコミに公表すると同時に、中国政府に現状回復への協力要請を行ってきた。 この11月7日、王毅中国大使より書簡があった。 「教育部から全額元に戻すことが確認された。この問題によって生じたマイナス的な影響について大変遺憾に思う。今後、中国の高等機関と日本財団との人材育成事業が順調に実施されることを信じている。日本財団が永年にわたって日中友好促進及び中国との各分野との交流に貢献してきたことに感謝する」との内容であった。 11月15日、蘭州大学より入金の連絡があり、一件落着となった。 来年1月末、デンマークのコペンハーゲンで開催される笹川奨学金制度20周年記念式典には、69大学全てが参加することになった。 王毅大使を始め、ご尽力賜った関係者に感謝申し上げ、円満解決に至った経緯を読者にご報告します。 ちなみに69大学の内、中国は以下の10校である。 ・北京大学 ・南京大学 ・復亘大学 ・中山大学 ・吉林大学 ・内蒙古大学 ・重慶大学 ・蘭州大学 ・新疆大学 ・雲南大学 ※ 本件に関し、11月16日付け、プレスリリースを配信しております。 |