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笹川陽平ブログ(日本財団会長)

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「日中平和友好条約40周年」―日本財団関係の歴史― [2018年09月10日(Mon)]
「日中平和友好条約40周年」
―日本財団関係の歴史―


日・中関係は、熱暑のせいで急速に雪解けしたのか、良好な方向に進み始めた。

筆者は「熱烈歓迎」「一衣帯水」「子々孫々までの日・中友好」などの言葉の問題ではなく、日・中は地政学的に離れ難い関係にある以上、常に何らかの政治的問題が発生することは避けられないと考えている。ただ、約2000年もの長きに亘り日・中関係がほぼ良好に推移してきたのは、世界史的に唯一の例である。

かつて江沢民が日・中は「歴史を鑑として未来に進もう」と発言された折、筆者は反論した。この言葉の中には近代史における日・中戦争を強く意識し、「日本は常に中国に多大な迷惑をかけてきた。反省しろ」との意味が含まれる。筆者は「2000年の歴史を鑑として未来に進もう」と「2000年の歴史」という長いスパンで日・中が理解することが未来志向への共通の基盤にあると考えたからだ。

日本財団及び関連団体の笹川平和財団、笹川記念保健協力財団、東京財団、日本科学協会等は、天安門事件当時の貧しい中国から今日まで、民間の立場からさまざまな相互理解のための活動を行ってきた。

30年続く中国医学生の来日プログラムは、既に3,000人を超える優秀な医者を養成した。北京大学を中心に有名10大学に設置した奨学金制度の修士・博士課程の卒業生は9,000人を突破、中国初の国際関係学院を北京大学内に設置、100大学が参加する日本を知るクイズ大会、65万人が学ぶ日本語学生に400万冊の図書寄贈と日本教科書の作成、人民解放軍と自衛隊の交流、国有企業の民営化へのプロセス指導、日本を知る100冊の中国語版出版、中国からの指導者の来日プログラムは累計約1万人を越える。

思い出すままに書き並べてみた。両国の違いを認め、お互いが相手国をよく知る努力を民間として行ってきたと自負している。日・中・国交回復後40年を迎え、今後の両国関係は「山高ければ谷深し」の喩えもあるように、政治、経済、安全保障等々、さまざまな問題が惹起することが予想されるが、日・中の未来志向の関係には、可能な限り山を低くする努力が必要ではないだろうか。

笹川良一ヤングリーダー奨学基金中国プロジェクトは今年で25周年を迎え、北京、南京、吉林、復旦、蘭州の各大学を訪問。来年は中山、内モンゴル、新疆(しんきょう)、重慶、雲南の各大学で祝賀式典を開催する予定である。

今回の訪問では多くの中国メディアが報道してくれた。ここに「人民中国」の日本語版があるので掲載したい。

中に秘話が一つある。

天安門事件が勃発し、西側の経済制裁を受け中国の経済が崩壊する危険性がある中、楊尚昆国家主席から人民大会堂での会談の中で、「日本の努力と協力で、何とか西側の経済制裁を解除して欲しい」との要請を受けた。竹下登先生をはじめとした日本政府の努力で、ヒューストンサミットにおいて海部首相(当時)の提案で西側制裁が解除され、日本は即、第三次円借款7,600億円を実施。これをきっかけに中国の驚異的な経済発展が実現したことを忘れないでいで欲しいものである。

以下「人民中国」のインタビュー記事です。

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コメント
人民中国のインタビュー記事を拝読いたしました。印象的な学生の事例を聴かれて、真っ先にチベットの医学生のお話をされたり、プログラムの質問で、貴州省の養豚や山奥のハンセン病患者のお話をされたところに、笹川流の物申す気骨と現場主義の迫力を感じました。その回答をそのまま載せた人民中国にも希望を感じました。
Posted by: 久米信行  at 2018年09月10日(Mon) 14:54