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「ハンセン病制圧活動記」その46―インド訪問記「写真を通じてハンセン病に対する理解を」― [2018年10月10日(Wed)]
「ハンセン病制圧活動記」その46
―インド訪問記「写真を通じてハンセン病に対する理解を」―


栗生楽泉園機関誌『高原』
2018年7・8月号

WHOハンセン病制圧特別大使
笹川陽平


今年4月、私はインドの首都デリーを訪問した。18日の夕方日本をたち、翌日朝からいくつかの用件を済ませ、そのまま深夜便で帰国するという1泊2日の慌ただしいインド往復であった。

到着日の19日午前中、インド保健家族福祉省でハンセン病担当官のアニル・クマール氏との面談で、インド政府が2年前から実施している「ハンセン病患者発見キャンペーン(LCDC)」により多くの患者が発見されていることに敬意を表した。制圧が達成された途端、患者が増えることを恐れて発見の活動を怠ることを私は「エリミネーション・トラウマ」と呼んでいるが、インドはこのトラウマにも負けず、一生懸命に患者を探し、ハンセン病のない国の実現に向けて本気で取り組んでいる。彼らの勇気と熱意に大いに期待したい。

その後、笹川インドハンセン病財団理事との打ち合わせや子どもの権利活動家として2014年にノーベル平和賞を受賞したカイラシュ・サティヤルティ氏と面談。

夕刻から今回の主な目的である富永夏子の写真展『OUR LIVES』のオープニングセレモニーに出席した。富永は私と共に世界中をまわり、ハンセン病の患者・回復者、その家族の写真を撮り続けている日本財団職員の写真家である。

1写真展会場の様子.JPG
写真展会場の様子


写真展はデリー中心地にある格式高いインディア・インターナショナル・センターで4月20日から5月1日までの12日間開催された。インドおよび世界のハンセン病患者、回復者、家族の生活の様子が彼らの声と共に伝わるように100枚の写真が展示されていた。

2オープニングで挨拶をさせていただく.JPG
オープニングで挨拶をさせていただく


オープニングセレモニーにはインドでハンセン病問題に取り組んでいる政府、WHO、NGOなどの関係者、メディア、回復者の他、在インド日本大使館の全面的な協力を得て日系企業からも多数参加して下さった。私は今回の集まりをきっかけに日系企業の方々にインドの国民的課題であるハンセン病の実態と日本財団の取り組みを知っていただき、将来的には彼らの協力も得たいものと淡い期待もしている。

また、オープニングでは写真のモデルの一人であるマディア・プラデッシュ州のアニータさんが彼女のつらい人生経験を語ってくれた。

3写真展に駆けつけてくれたアニータさん(自身の写真の前で).JPG
写真展に駆けつけてくれたアニータさん(自身の写真の前で)


この写真展は多数のメディアが取り上げてくれ、多くの人にハンセン病の問題を伝えることができたのは望外のことで、世界の約20万人の新規患者のうち6割がインドで発見されていることを考えると、インドでのこの写真展は、一般の人々にハンセン病のことを知ってもらう機会を提供することができ、成功だったと思う。

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インド国内の多くの新聞に写真展について報道された(写真は富永夏子)


インド独立の父、マハトマ・ガンジーは当時社会の最下層に置かれていたハンセン病の患者の境遇を変えたいと願った。来年はそのガンジーの生誕150周年の年だ。それまでにインドのハンセン病問題の解決で画期的成果が出るようこれまで以上に、全力で活動に取り組んでいきたいと思う。

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コメント
ガンジー生誕150周年をきっかけに、一人でも多くの方がハンセン病に心を寄せてくださいますように。
Posted by: 石野恵子  at 2018年10月10日(Wed) 13:14