CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
BLOG 笹川陽平プロフィール 笹川陽平バイオグラフィー

笹川陽平ブログ(日本財団会長)

«【私の毎日】6月12日(火) | Main | 「スイス・ジュネーブ出張」»
leprosy.jp
resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
Google
<< 2018年08月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
プロフィール

笹川 陽平さんの画像
笹川 陽平
プロフィール
ブログ
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
リンク集
http://blog.canpan.info/sasakawa/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/sasakawa/index2_0.xml
「ウンコの話」―臭くないぞ!― [2018年06月13日(Wed)]
「ウンコの話」
―臭くないぞ!―


「うんこ漢字ドリル」が小学生の間で大人気だという。

一般人の社会生活で使われる漢字は約2000字あり、これを高校生までに習得することになっている。小学1年〜6年までに習う教育漢字だけでも約1000字もあり、インターネット時代の今日、漢字変換で文章を書いている人は、多分、手書きでは1000字も書けないのではなかろうか。

筆者も中学生時代、毎日の漢字のテストには辟易させられた苦い思い出がある。特に一年生の時の国語教師は、牛乳瓶の底のようなぶ厚いレンズのメガネをかけ、上目使いに「あんた、出来が悪いわ!!阪大(大阪大学)に行って頭見てもろたら!!」と、皮肉な薄笑いをされていたものである。

この「うんこ漢字ドリル」は、書き取り例文全て「うんこ」ネタになっているそうで、出版社によると、「うんこ」と言う単語は大人は忌避するが、子どもにとっては気持ちが盛り上がり楽しくなる魔法のような言葉だそうだ。「勉強は楽しいことなんだ」と勉強への意識が変わり、笑顔で机に向かう子供が増えることを願って出版したという。「ウン」の付きではなく、運が付いて成績が良くなることで、願ったり叶ったりである。

51sRP3wG+sL._SY498_BO1,204,203,200_[1].jpg


小説の世界で「ウンコ」が出てくるのは芥川龍之介の短編「好色」が最初ではなかろうか。男が好意を持つ女性の「ウンコ」を食べる話である。

簡単に紹介すると、舞台は平安王朝。プレイボーイが左大臣に仕えていた女房の待従に惚れる。しかし、百選練磨のプレイボーイでも相手をものに(流行(はやり)の言葉では一線を超えられぬ)できない。プレイボーイは悩んだ挙句に諦めることにした。そのためには彼女の汚いところ、浅ましいところを目にすれば恋は幻滅して消えるだろうと考え、彼女のウンコの入った箱(当時は室内で木製の便器であった)を入手。臭(くさ)いと思って臭(にお)いをかぐと、ウンコからお香の麗しい香りである。手にとって鼻に近づけると高級な香水の香り。小水を啜ってみると丁子(ちょうじ、生薬の一種)を煮詰めた汁であった。口にしたウンコは香細工であったという話。

ところで、猿が温泉に入浴している写真をよく目にすることがあるが、京都大学霊長類研究所の発表によると、猿も入浴でストレス解消していることが判明した。猿のウンコを採取してホルモン「グルココルチコイド」の濃度を調べた結果、入浴するとこの濃度が20%ほど低くなることから、温泉での猿のストレス解消が証明されたという。

岩手大学では、猫のウンコは何故臭いのか研究した結果、腸の中の硫黄化合物で臭くなることを発見したと、化学生態学の国際誌で発表した。

いよいよ本番。「人間のウンコの研究」である。

先般、元サッカー日本代表、2008年には年間最優秀選手賞を受賞された鈴木啓太氏が、ある人の紹介でおいでになった。自身の経験から、コンディションは良好なのにその日に限っていまひとつ調子の良くない日があることに気付き、仲間にも聞いてみた。すると同様の現象があり、特段変わった食事を取ったわけでもなく快便であっても、何となく調子が出ない時があり、ウンコを調べれば何か共通の原因が判明するかもしれないと、プロアスリート300人からウンコのサンプルを収集、解析、研究を行っているという。

まさに「原因のない結果はない」という逆転の発想で、ウンコの分析からより良い食事のバランスや腸内細菌の状況を研究しているという。ひょっとすると、大発見につながる可能性もあることは、前述の猿や猫の研究でも分かる。鈴木啓太氏の偉大な挑戦に期待すること大である。
このエントリーをはてなブックマークに追加
トラックバック
ご利用前に必ずご利用規約(別ウィンドウで開きます)をお読みください。
CanpanBlogにトラックバックした時点で本規約を承諾したものとみなします。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.canpan.info/tb/1362964

コメントする
コメント
うんこと言えば、最近話題の「腸内フローラ(お花畑のように見える人間の腸内に共生する細菌の集まり)」。

ただ消化や栄養吸収に役立つのかと思いきや、人の性格や行動にも影響を与えるとか。ポジティブな人の腸内フローラを、ネガティブな人の腸内フローラに移すと明るい性格になるとの実験結果もあるようです。

鈴木啓太さんの研究が実って、遺伝子組み替えならぬ。身心共に理想とする「うんこの持ち主」の腸内フローラを移植する手術が流行するかもしれませんね。
Posted by: 久米信行  at 2018年06月14日(Thu) 08:34