CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
«ベトナム訪日視察団 | Main | エアーフォース・ワン»
leprosy.jp
resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
Google
<< 2019年08月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール

笹川 陽平さんの画像
笹川 陽平
プロフィール
ブログ
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
リンク集
http://blog.canpan.info/sasakawa/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/sasakawa/index2_0.xml
ノーマン・ボーローグ博士 [2006年11月07日(Tue)]
「ノーマン・ボーローグ博士」



病にもかかわらず出席してくれたボーローグ博士


先週、アメリカからわずか1泊滞在の予定で、アフリカのマリ共和国に飛んだ。

1984年、エチオピアの食料飢饉を契機にサブ・サハラで行動を開始した、笹川アフリカ協会20周年の記念式典に参加するためである。

笹川アフリカ協会は、食料援助も重要だが「魚を与えるより魚の釣り方を教える」という援助の哲学を実践するため、インドパキスタンの「緑の革命」でノーベル平和賞に輝いたノーマン・ボーローグ博士を会長に、多国籍からなる農業専門家が、サハラ砂漠以南で貧農に食料増産の指導を行っている組織である。

このプロジェクトは「ササカワ・グローバル2000(SG2000)」と称し、アフリカ諸国では知名度と評価の極めて高い事業である。

マリ共和国は、フランス語圏であり、旧宗主国フランスの官僚制度を踏襲し、極めて官僚の力が強い国である。


式典のために大統領が官邸を提供


この国でアマドゥ・トゥマニ・トゥーレ大統領が、一民間のNGOである笹川アフリカ協会の20周年記念式典に、大統領官邸を提供し、大統領、首相、農業大臣が揃って出席してくださった。

これには、世界銀行、FAO(国連食糧農業機関)をはじめ、国際機関やヨーロッパの援助国もびっくりしたらしい。20年間の苦労が報いられたと、関係者と喜びを共にした。

会長のノーマン・ボーローグ博士は、今年92歳。既に重い病に侵されているにもかかわらず、遠くアメリカから老体に鞭打って出席して下さった。

1985年、亡父と私は博士に「アフリカの貧農救済のために協力して欲しい」と依頼したところ「私は70歳である」と、引退を決意されていた。

亡父の「86歳の私がこれからアフリカで活動しようと思っている。貴方は私より16歳も下のヤングマンではないか」との説得に応じ、以来今日まで精力的に活動されてきた。


92歳の老体に鞭打って演説


病魔に侵された92歳の体で、アフリカの貧農救済の為に、そして亡父との約束貫徹の為に、振り絞るような声でアフリカの農業自立について訴えかける演壇の博士の姿を拝見して、涙せずにはおられなかった。

夜、ボーローグ博士と共に、人生の大半をアフリカの為に捧げてくださった9人の戦士に、衷心よりの感謝の誠を伝え、更なる活動の展開を誓い合った。
このエントリーをはてなブックマークに追加
コメントする
コメント