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笹川陽平ブログ(日本財団会長)

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「ちょっといい話」その93―噛みたばこと学校建設― [2018年05月09日(Wed)]
「ちょっといい話」その93
―噛みたばこと学校建設―


民主化が進むミャンマーでは、噛みたばこ「クーン」をどう減らすかが国の発展を図る上でも大きな課題となっている。最新のデータによると、ミャンマーの噛みたばこの愛好者は男性62.2%、女性24.1%、平均43.2%と、東南アジアの中で2番目に高いマレーシア(10.9%)の4倍に上っている。

「クーン」はキンマと呼ばれるコショウ科の葉に溶かした石灰を塗り、ヤシ科の植物ビンロウを包んでガムのように噛む。しばらくすると口の中が真っ赤になり、そのまま吐き出すため、いたるところに血のような赤い跡が残る。健康、経済、観光いずれの面からも好ましくなく、アウン・サン・スー・チー国家顧問も国民に使用を減らすよう呼び掛けている。

眠気を覚ます効果もあるようで、最大都市ヤンゴンをはじめ、都市部の交通渋滞が激しくなる中、車を運転する人に特に愛用者が多いようだ。3月上旬、ヤンゴンから郊外のイラワジ地区へ移動する際も、運転手の男性は終始モグモグと口を動かし、大渋滞の中、ドアを開けるなり真っ赤に染まったつばを路面に吐き出した。街中の屋台で売っており、2個入りで300チャット(約25円)前後で手に入る。

噛みたばこを売るヤンゴンの屋台.JPG
噛みたばこを売るヤンゴンの屋台


そんな中、イラワジ地区で日本財団と共に60校の学校建設を完了した「れんげ国際ボランティア会」の平野喜幸代表の取り組みが注目されている。

平野代表は学校建設に当たり、地域住民に「自分たちで学校をつくる」意欲を持ってもらうため建設費の4分の1を住民が自ら集めるよう提案。建設委員会が噛むたばこや酒を節約した分を貯金させて学校建設費用の一部にさせた。

住民が集めた4分の1の資金は基金として改めて住民に還元され、学校の維持管理や地域の事業資金に活用されている。我が子のための学校維持に、住民たちの噛みたばこの使用量は目に見えて減り、住民の“やる気”も高揚しているという。
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赤坂御苑でのアウンサンスーチー歓迎会で同席させて頂いた日本・ミャンマー医療人育成支援協会の岡田茂でございます。毎日のブログを楽しみに読ませていただいております。ミャンマーの噛みたばこには本当に頭を痛めております。この数年、常習者への口腔がん検診を続けておりますが、前がん病変などを加えると日本ではとても考えられない位高率に異常が見られます。歯もボロボロなのに、平気なのにはこちらがビックリするほどです。私たちも微力ながら小学校の寄付なども進めておりますので、今日は良いヒントを頂きました。
以前の福島の原子力発電所事故にかかわるお話も、私は100%同感です。これからも楽しみにいたしております。
Posted by: SHIGERU OKADA  at 2018年05月12日(Sat) 17:17