「新年ご挨拶」―珍名の話― [2018年01月04日(Thu)]
「新年ご挨拶」 ―珍名の話― 明けましておめでとうございます。 日本人の平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳(2016年)と引き続き過去最高を記録し、良いか悪いかは別として、人生100年も夢ではなくなりました。 一方で医療・介護に依存しないで日常生活を送れる「健康寿命」は男性が71・11歳、女性は75・56歳だそうです。1月8日の誕生日で79歳となる私は、有り難いことに健康には自信があり、気力、体力も充実しています。 今年も @ ハンセン病の世界制圧 A ミャンマー政府と少数民族武装勢力との和平実現 B 深刻な人類の生存にかかせない海洋問題への取り組み の三点を重点に、世界を舞台に精力的に活動します。 勿論、日本の諸々の社会課題の解決も、「民」の立場で新しい時代の社会づくりに汗を流したいと思っています。 ところで、2010年5月24日のブログで珍名を紹介したことがありますが、正月の話題として少し追加してみました。 昨年、某女性代議士の「このハゲ!! バカヤロー」との発言が話題となり、先の衆議院選挙で見事落選したことで、被害者のハゲと呼ばれた男も、きっと溜飲を下げたことであろう。しかし、ハゲさんは、実在するのである。正しくは禿(カムロ)さんである。正月さんもいる。正しくは「マサツキ」と読むらしい。日本には約20万種類を超えるといわれる名字があり、これは世界一である。 富山県の旧新湊(しんみなと)市、現代の射水市は江戸時代の港町で、商人は各々○○屋という屋号の「屋」を外してそのまま登録したため、「桶(おけ)」「車(くるま)」「水門(すいもん)」「風呂(ふろ)」「綿(めん)」「米(こめ)」「菓子(かし)」「瓦(かわら)」「壁(かべ)」「籠(かご)」「酢(す)」などの名字があるそうだ。 「八月一日」さんは「ほづみ」さんで「12月31日」さんは何と!「ひずめ」と読む。更に「百千万億(つもい)」もおられる。書類の欄にこのように書けば、いたずらと思われるかも知れない。 正月(まさつき)さんや幸福(こうふく)さんはめでたい名字でいいが、同情に値する名字には「工口(こうぐち)」さん、「金玉(きんぎょく)」さん、「二股(ふたまた)」さん、「浮気(ふけ)」さんという方々である。 一番画数が多いのは「躑躅森(つつじもり)」さんの54画らしい。名字を書くだけで疲れてしまいそうだ。極め付けの名字は、なんといっても「一一」さんだ。名前の欄にこう書かれれば名無しなってしまうが、正しくは「にあがりはじめ」さんです!! ※一部、1月13号の「週刊現代」を参考にしました。 名字にご興味のある方は「全国名字大辞典」森岡浩著をお勧めします。 |