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「ちょっといい話」その76―パラオ共和国― [2017年03月03日(Fri)]
「ちょっといい話」その76
―パラオ共和国―


国連加盟国であるパラオ共和国の人口は約21,000人(2014年調査)である。昔、日本の南洋庁があったところで、第二次世界大戦(大東亜戦争)の激戦地でもあり、2015年には天皇皇后両陛下が慰霊に訪れた。親日家が多く、日本に対する期待も大きい。

笹川良一会長時代の日本財団は、両陛下が訪問されたパラオの本島コロールと激戦地ペリリュー島を行き来する連絡船2隻を寄贈したことがあり、又、太平洋島嶼国の重要性に鑑み「南太平洋島嶼国基金」を設置し、これらの諸国との民間交流を活発に行ってきた。

当時、外務省のこの地域の管轄は欧亜局大洋州課であった。これをアジア局大洋州課に移管してもらうのに6〜7年の年月が必要だったと記憶する。今日、3年ごとに日本で開催される島サミットは、小渕恵三首相(当時)に陳情して実現したことも昔の話になってしまった。

パラオのレメンゲサウ大統領やキリバスのトン元大統領は、小国ではあるが気候変動や海洋環境の国際会議では存在感のある発言もされている。パラオのレメンゲサウ大統領は、パラオの海域に海洋保護区を設定された。又、キリバスのトン元大統領は、自国が温暖化で海中に沈むと悲痛な発言を繰り返し、既に国民の移住先としてフィジーに土地を手当てしているという。

日本財団はレメンゲサウ大統領の考えに共鳴し、パラオ共和国に@海上保安能力の強化、A海と沿岸域の環境保護のための法律の改正や整備、B持続可能な海と沿岸域の経済発展のためのエコツーリズムの推進などの支援を行っている。また、これまでに違法操業の取締りなどを行うための小型艇を2艇供与したのに加えて、より広い海域での取締りや監視を効果的に行うための巡視船の供与、海上保安機関の庁舎や岸壁の新設などを更に支援する。海上保安機関の職員や環境保護に携わる人々への研修などの人材育成のための支援事業も行っている。

そんな事情もあり、再選を果たされたレメンゲサウ大統領より下記のような感謝の書簡が届きましたので、ここに披露させていただきます。

原文は英語。
当方で翻訳しました。

*****************


.png
レメンゲサウ大統領


日本財団会長
笹川陽平 殿

日本財団の支援をパラオの人々に代わり、感謝申しあげます。貴方様のご支援は、パラオの人々の生活を脅かす違法操業などからパラオ海域を守ることに大きく貢献しています。このプロジェクトは一国の政府と非政府組織が手を組み、島嶼国が直面する問題に取り組むパートナーシップの成功例になると信じております。

今後4年はパラオにとって期待感あふれるものとなるでしょう。今月23日に行われる事業開始の式典を皮切りに、プロジェクトをスムーズに遂行し、ご支援を有意義に活用することに最善を尽くし、この歴史的なサポートに期待しています。

パラオの国立海洋保護区を制定し、違法操業から海域を守ることに専念したことで、パラオは世界の気候変動と違法操業や海洋資源の乱獲に大きく貢献したと思われます。しかし、パートナーからの温かいご支援がなければ、この努力も水の泡となってしまいます。日本財団はパラオ海域のパトロール強化に大きく貢献しています。両国が一致団結する素晴らしい姿を両国民に見せることができ、これから何十年先も感謝されることでしょう。

貴方様とご家族にとって素晴らしい一年でありますように。

パラオ共和国 大統領
トミー・E・レメンゲザウJr.

パナマ大統領からの書簡.png


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コメント
パブアニューギニアに出張した時に、オーストラリアが建設されたと思われる中国や韓国にあるのと同様の反日戦争資料館があるのを見て愕然としました。大戦の記憶を引きずり消極的な姿勢に終始しても、「日本は謹慎していて立派だ。」などとは誰も考えてくれません。日本財団のような堂々とした積極的な支援活動こそ、太平洋の島々と日本の国益と前向きな協力関係の増進に資するものと信じてやみません。
Posted by: 長谷部正道  at 2017年03月21日(Tue) 02:05

ブログを拝読し、追加情報として書き留めておきたかった昔の思い出をまとめました。
「太平洋島サミットと笹川太平洋島嶼国基金」
http://blog.canpan.info/yashinomi/archive/1898
Posted by: 早川理恵子  at 2017年03月05日(Sun) 08:35

東急の五島昇氏の指示でホテル建設の為、今から35年ほど前からパラオに携わり、たびたび訪問を。未だ1年に一度は訪問。その間2代大統領エピソン氏をはじめ多くの友人の殆どが既に物故。それでも彼の令息等とは未だに深い交流があります。石原環境大臣の頃沖縄で世界サンゴ礁会議が開催された席上、久々パラオの財務大臣と再会。途上国故に経済大国中国とのまさに水面下のみならず水上に於いての駆け引きの一策が自然保護の傍らにあり海洋保護区設定に至ったとの裏話も。その陰に、日本財団の力強いサポートが歴史的に積み上げられていた背景があったことを会長の記事で知り、ただただそうした事実を知らずに至っていたことを恥じ入るばかりです。
Posted by: 涌井史郎  at 2017年03月03日(Fri) 22:41