CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
«4月26日(火) | Main | 4月27日(水)»
leprosy.jp
resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
Google
<< 2019年08月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール

笹川 陽平さんの画像
笹川 陽平
プロフィール
ブログ
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
リンク集
http://blog.canpan.info/sasakawa/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/sasakawa/index2_0.xml
「テレビ出演」―愚妻との関係― [2016年04月27日(Wed)]
「テレビ出演」
―愚妻との関係―


私の終生の仕事である世界のハンセン病制圧活動について、1月26日には安部総理ご夫妻も出席してくださり、第11回目のハンセン病差別撤廃のためのグローバル・アピールを発表した。

その関係でNHKに生出演した時のことである。

愚妻曰く「ハンセン病の番組なのにニヤけていたわ。腹話術のいっこく堂みたいだった。キャスターが美人だったから?」

「???・・・随分厳しいね」

「だって職場の人は思っていても貴男には注意しないでしょう。だから私が注意するのよ」

「いくらお前が注意してくれても、いっこく堂の顔は治らんぞ!!それに職場では結構批判や注意、反論もあるよ」

「それでも職場の皆さんは、遠慮して100分の1もおっしゃっていないと思うわ」

「まるで見てきたような事を言うね・・・」

これだけの話だと、いかにも恐妻家のように誤解されるかも知れない。
先般、小泉純一郎氏にお目にかかった折
「あんたの本読んだよ。奥さん、本当に今もそうなの?」

「そうですよ。女性は結婚前に約束したことは忠実に守るものです。@家庭で仕事の話は一切しない。Aスケジュールは教えない。B食べるかどうかはわからないが、旨い不味いは言わないので、食事はいつでも出来るようにしてくれ。以上の3点を約束して一緒になったので、今も実行してくれていますよ」

「それってすげえなぁ!!」

「でも、最近は秘書が海外出張のスケジュールを妻にメールしているらしいけど、長年の習慣で見ていませんね」

「そうかね」

「早朝帰国で家に帰り、『あら!!お帰りになったの?』なんて言われると、寝不足でもあり、多少むっとしますよ。重い旅行カバンを二階に引きずり上げながら、そうか、結婚前の約束を守っているんだと、苦笑いせざるを得ない時がありますね」

「電話ぐらいかけるだろう」

「電話もかけませんよ。ただ4年前、ペルーで心臓で倒れたとき、手術台から『今からペースメーカーを入れるが心配するな!!』と電話したことはありますね」

「それだけか?」と、あきれた顔をされたのが印象的だった。

妻も古希になった。病気もせずに元気なのは有難い。だが私に寸鉄人を刺すような一言はいつ研いたのだろうか。一般的に女性は子育てが終わると男性化する傾向があり、晩年になると亭主を子どものようにあしらうようになるようである。私は職場で『我々の活動は、あふれる情熱、何事にも耐える忍耐力、そして、成果が出るまで頑張り続ける継続性』が必要だと、いつも威厳?をもって宣(のた)まっている。実に高邁な考えではないかと自画自賛している。それに比べて家庭での立場はこの程度の存在だ。私は、存在としては職場と家庭では当然異なるものだと考えている。川柳ではないが、『耐えてきた、そういうお前に耐えてきた』と言いたいところだが、結婚生活45年、どうもお互い様のようである。

このブログで日本財団の職員は私に軽蔑の眼(まなこ)を注ぐだろう。しかし、人間とはこの程度の存在であることを知ってくれればいいと思っている。
このエントリーをはてなブックマークに追加
コメントする
コメント
楽しく拝見しました。
仕事をしない小生でも、男子の本懐、女房如きに理解される訳がないと法螺を吹いた気がしておりました。
会長様に最も相応しいお方と拝察しております。
Posted by: 松浦四郎  at 2016年04月27日(Wed) 15:28

なんと「私の終生の仕事」から始まって「人間とはこの程度の存在」で終わる軽妙洒脱なエッセイ。わが家庭におけるパワーバランスと評価と重ね合わせながら読ませていただきました。「この程度」の私ですが、せめてものお役立ちにと、先日の「義援金と支援金の違い」コラムもシェアさせていただきました。(本当のコトを言えば好みは軽妙な方ですが、重厚な文章も愛読しております)

支援金と義援金の違いー寄付先の選定について
災害報道と義援金募集よりマスコミがすべきこと
https://www.facebook.com/nobukume/posts/10154124940859648
Posted by: 久米 信行  at 2016年04月27日(Wed) 11:58

ブログを楽しく読ませていただきました。
ソクラテスの妻の例もありますが、西洋のことわざに、「妻にとってヒーローな旦那はいない」(There is no hero to his wife)というのがあります。世界共通の男性の悩みと思われます。
どうぞお元気で。
Posted by: 赤阪 清隆  at 2016年04月27日(Wed) 08:40

笑笑〜陽平会長は本当に楽しい方ですねきらきら
心が和みました、ありがとうございます。
Posted by: 田中千代美  at 2016年04月27日(Wed) 08:31