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resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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「ハンセン病のブックフェア」―新宿・紀伊国屋書店― [2015年01月20日(Tue)]

「ハンセン病のブックフェア」
―新宿・紀伊国屋書店―


毎年1月の最終日曜日は『世界ハンセン病の日』で、今年は1月25日です。

日本財団と笹川記念保健協力財団は、世界のハンセン病の制圧と偏見や差別の撤廃のために世界規模で活動して参りました。しかし、日本国内ではあまりその活動は知られていません。

当時、財団設立の権限は各省庁にありました。そして厚生省には『目的一つに財団一つ』の原則があり、国内のハンセン病対策には高松宮記念藤風協会が活動していましたので、日本財団の各地ハンセン病療養所への支援は藤風協会を通じて実施しておりました。いわば間接的な協力だったので、専門家の一部しか知りませんでした。

又、藤風協会が国内に存在するため、笹川記念保健協力財団の主目的であるハンセン病制圧活動も海外に限るとのことでした。そのため日本での認知度は低かったのです。しかし、世界のハンセン病制圧活動と人権問題としての偏見・差別の闘いは、日本財団と笹川記念保健協力財団が世界のリーダーシップとして活動してきたといっても過言ではありません。

毎年1月の最終の日曜日は『世界ハンセン病の日』で、ハンセン病の正しい知識を世界中の人々に知ってもらいたいと、毎年、世界の政治指導者、各宗教指導者、世界の大企業のCEO、世界人権団体、世界で著名な大学の長、世界医師会などと共にグローバル・アピール(世界宣言)を発表して参りました。

今年は10回目となりますので、国際看護師協会と130カ国の看護師協会の賛同を得て、初めて東京のANAインターコンチネンタルホテルで開催する予定です。この日を中心に、全国各地でハンセン病の正しい知識の普及のためのイベントを開催しますので、随時、ブログで紹介して参ります。

1月20日〜2月5日まで、新宿紀伊国屋書店で『高山文彦が選ぶハンセン病を考えるためのブックフェアー』が開催されます。

北条民雄の名作『いのちの初夜』もこの日のために復刊しました。店頭に並ぶ本の一覧表は下記の通りです。

無題.jpg


無題.jpg

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コメント
ハンセン病ブックフェアはいい企画と思います。小生は「お勧めしたいハンセン病の歴史の本」と題して2014年8月号の「皮膚科の臨床」誌に投稿しましたが、余りにも異なっているので、投稿したくなりました。小生の最初の ハンセン病講義 大野哲夫著 はありましたが、 隔離の文学 荒井裕樹著 近代日本のハンセン病問題と地域社会 廣川和花著 日本のらい対策から何を学ぶか 成田稔著 世界のハンセン病現代史 トニー・グールド著 生き抜いて 裁判玉砕戦とハンセン病 有村敏春著 がありません。 
Posted by: 菊池一郎  at 2015年01月20日(Tue) 13:59

ハンセン病に苦しんでこられた方々のために、継続的に様々なかたちで救いの手を差し伸べてこられたことに深い感銘を受けます。そして、これらの貴重な積み重ねが日本発というこのにも、日本人として感謝と誇りの念を新たにしています。
Posted by: にしうらみどり  at 2015年01月20日(Tue) 13:27