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日本財団会長 笹川陽平ブログ

写真:ハンセン病の現場から「アフリカ・ピグミー族」

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「未来のエジソンを育てよう!」―異才発掘プロジェクト― [2014年09月12日(Fri)]
「未来のエジソンを育てよう!」
―異才発掘プロジェクト―


日本財団の職員には、与えられた職場での仕事以外に職員が組織横断的にチームを組んで新規プロジェクトを発掘して事業化する仕事もある。

異才発掘プロジェクトチームは、沢渡一登を中心に、東京大学先端科学研究センターと共同で未来のエジソン発掘プロジェクト、正式には「異才発掘プロジェクト(ROCKET)」をスタートした。

4月11日、朝日新聞にこのニュースが掲載されると大反響となり、全国からの問い合わせが殺到することとなった。

8月5日、第1回の説明会を東大・駒場で開催したところ、300名の父兄で満席となり、関心の高さに驚かされた。8月29日には再度東大・駒場での説明会を実施、全国各地でも行うことになった。

話題になった朝日新聞と当日の私のスピーチを掲載します。
20〜30年後、「このプロジェクトは失敗に終わった。なぜなら凡才は天才を育てる能力がなかったからだ」といわれないよう、沢渡チームの活躍を期待したい。

****************

異才発掘プロジェクト説明会
―挨拶要旨―


8月5日(火)午前10時
於:東京大学先端科学研究センターENEOSホール


会場風景.JPG


ご紹介を受けました日本財団の笹川陽平でございます。
本日は多くの皆様にお集り頂き、ありがとうございます。

世情ではよく子供の教育問題が議論されますが、批判的な論調が多いようです。しかし、そういう社会を作ってきたのは我々の世代であり、それを批判するばかりでは如何なものかと思っております。

日本財団は、日本のみならず世界中で、障害を持った人や様々な人に対して人材育成プログラムの支援を展開しておりますが、次の世代を担う日本人をきちっと育てあげることが私たち世代の責任だと思っております。批判してばかりでは、世の中、何も変わらないのです。

私は今まで、世界中の多くの教育現場を見てきました。小学校の現場を見ておりますと、知識を教え体力を養い、その上にその子供たちの一番優れた点は何か。その才能を伸ばし、できれば得意な分野の職業につけてやりたいという、その子の個性を伸ばしてやるというのが教育の基本なのです。

ところが日本はどうかといいますと、国語も算数も理科も図画・工作も音楽も体操も、みんな出来なければならない。そういう教育をしてきたわけで、戦後の高度経済発展のためにはそういった画一的な人材教育が役立ったのは事実でございますが、時代はすでに大きく変化してきております。

私は個人の才能を十二分に発揮してもらう、そういう社会に変えていかなければならないと思っております。そういう意味におきまして、今日お集り頂いた方々のお子様方は、個性豊かでユニークな才能をお持ちの可能性が十二分にあるということです。

日本人は集団生活が好きですから、集団生活の中の枠にはめ込もうとする考え方があります。日本の文化的な土壌でもあるわけで、歌舞伎も、お能も、茶道も華道もすべてそうですが、形から入り、形を決めてその中でやっていくというのは日本の長い伝統文化ですので、個性豊かであることは、そういう文化の中ではマイナスだと言われる状況が長く続いてきたわけです。

しかし、現代のようにスピードの速いイノベーションの時代においては、画一的な教育のもと、鋳型の中で育てられた子供だけでは、日本のイノベーションは起こり得ません。そして、そこが東大の中邑(なかむら)先生と私の意見が一致したわけです。

私たちは中邑先生と共に『異才発掘プロジェクト』の中で、特色ある個性ある子供たちが、のびのびと自分の持っている本来の才能を十二分に発揮できる教育の場を作っていかなければならないと思っております。

できることなら、将来は全寮制にして、きちっとお預かりさせていただきたいと思っています。個性豊かな子供たちですので、集団生活になじめないということも理解していますが、それぞれの子供たちの個性を理解した看護師をはじめとした専門家によって、その子の生活スタイルを尊重しながら教育もきちんとしていくというユニークな学校、教育機関を作っていく必要があり、作りたいというのが私の夢です。

日本の国というのは、やって見せないと変わらないというところがあります。

今から20年前、これからの老齢化社会を考える上で、老人の尊厳を認める老人ホームが必要だと考え、一人部屋の老人ホームを提唱したところ、厚生労働省からお叱りを受けました。日本の社会ではあり得ないことだと言われましたが、それでもとにかくやってみようということで、全国に3か所、島根県、富山県、長野県に一人部屋の老人ホームを作りました。

昔、高等学校の校長先生だった方、社会的地位が高かった方に、介護をして下さる方が幼児言葉で話しをするなんていうことはもっての他で、きちんとした日本語で話しかけることもお願いしました。すると、全国から多くの関係者が視察に見え、茶菓子代の費用が不足するほど話題となりました。

今はどうでしょうか。一人一人独立してきちんと生活していくとう姿が当たり前になってきております。ですから、まず民間でやって見せ、うまくいけば国が真似をしてやっていくという方式を取らざるを得ないわけです。

多くのご父兄の皆様が、才能豊かなお子様をお持ちになりながら、その才能を十分発揮できる教育環境が整っていないということで悩んでおられることが、このたび立ち上げたこの小さなプロジェクトに寄せられた手紙や電話で、その関心の深さに正直、驚かされました。皆様方の優れたお子様に合った教育機関、学校を作ること。とにかくいち早くそういう教育の場を作らなければならないということを、今、強く感じております。

そういう趣旨でございますので、最初、どの程度の数のお子様をお預かりできるかわかりませんが、皆様方のご期待に添えるよう、新しい教育システムを日本の中に導入する、今日はその第一歩の日であると確信しております。皆様方におかれましても、日本財団と東大先端研の事業にご関心を持ち続けていただき、世論の声を大きくしていただきたいと思います。

資源に乏しく優れた人材がすべてであるという日本にあって、国造りの基本である優れた才能のある子供たちの教育に欠陥があったということは社会問題でもあります。プロジェクトが成功するよう努力してまいりますので、重ねてご支援をお願いいたします。

無題11.jpg
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コメント
幸せを求める愛の感覚を大事にすると良い??


愛の税金(幸せを求める経済・上手く行く仕組み)
所得税の経費控除の仕組みは、重要な仕事と儲かる仕事を経済的に分けてしまい、怒りながら仕事をする親たちと貧しい子供たち、あるいは性格の悪い上司と儲からない忙しい部下と云った利益の少ない、仕合わせになれない、愛の無い関係、そういった経済体系を構築するのである。本当の愛である利益の多い経済体系は経費の部分を最小限に保つような、収入税・経費課税、あるいは。、逆人頭税(ベーシック・インカム)と云った、担税力ではなく担税責任による経済である。
 つまり、お金には愛が無いのではなく。愛の無い税制によって、そのお金には愛(しあわせな関係)が付いて行かないのである。
 また幸せの求め方として、資本と云う幸せを求めて行ったのが、資本主義経済である、しかし、農家などは、百円のこずかいも手に入らない時代などで、愛情と云う幸せを求めて行く経済を構築して行く傾向にある。消費税の非課税業者と云う立場で、経費課税と云うものとしての幻の≪愛情主義経済≫である。もちろん所得税の影響も受ける経済であるので幻であるが。幸せの求め方が違うので、相性がある。
 私は農業を手伝って幸せに為れなかった嫌いが在る。それは、現代農業が豊かさを求める農業であって、幸せを求める農業ではなかったからだ。それは、資本主義経済の所得税制に準じ甘んじているからだと想う。早く、収入税や経費課税の税制に変わって貰いたいのだ。豊かな言葉を交わさないで生きて行くのは嫌だ。宮本来い。
2017/6/28〜29
Posted by: 竦 清  at 2017年06月29日(Thu) 02:04

 いいですね、ぜひとも未来のエジソンに、・・・・・・
累進課税の「所得税」とフラットタックスの「収入税」とでは、どちらが景気が良くなるか?暮らしやすくなるか?尋ねてみたいものですね!!? 
Posted by: 竦 清  at 2014年12月11日(Thu) 00:52