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「ロシアの空港風景」 [2012年07月30日(Mon)]

大混雑の空港.jpg
大混雑のロシアの空港


「ロシアの空港風景」


久しぶりのロシア訪問で、モスクワの飛行場が二ヶ所になっているのを初めて知った。

日本から到着したのはドモデドヴォ空港で、そこから乗り継ぎのためのシェレメテボ空港への車の移動は渋滞で3時間近くもかかり、少々驚かされた。

かつて薄暗く陰気だった空港は、西洋並の垢ぬけた近代的な空港に変身していた。搭乗手続きに手間取っている間、ベンチに腰掛け、行き交う旅行客をぼんやりと眺めていた。スーツケースを引きずりながら歩く人、大きな荷物を担いで子供の手を引いている人、固く手をつないで歩く若いカップル。その中でスタイル抜群で大胆な超ミニスカートの女性が通り過ぎるとついついその姿を追ってしまい、自分の習性に苦笑いせざるを得なかった。

表面的には近代化された空港ではあるが、車いすの利用者は皆無で、まだまだソフト面のサービスは遅れているようであった。

途上国の空港では中身を盗まれないように荷物に薄いビニールを巻きつけるサービスがある。モスクワ空港ではこのサービスが大繁盛で、長い列を作っているのは異様な光景であった。

ビニールのサービス1.jpg
ビニール包装のサービス

ビニールのサービス(行列).jpg
ビニール包装を待つ長い行列


大した金目のものが入っているように見えない荷物を一人で3〜4個も巻いている人がいる。ロシアの教師の初任給が12,000ルーブル(約30,000円)、消防士は約20,000ルブール(約50,000円)と聞いている。ビニール巻き付けの料金は1個300ルーブル(約750円)もするのだから4個で1,200ルーブル(約3,000円)。相当高額なサービスである。

このサービスを受けるということは、荷物をチェックインしてから到着地で受け取るまでに盗難の可能性大ということだろう。

かつてのイギリスのヒースロー空港はよく盗難事故があった。現在、アメリカでは、たとえ盗難の恐れがあっても、セキュリティーの関係で鍵はかけられないことになっている。アメリカ発、途上国行きの便で、到着地での盗難はないのだろうか。

ロシアの例を見るまでもなく、途上国の到着地で中身が盗難にあうことはよくあることだが、私は未だにそのような経験にあったがことがない。幸運なことなのかも知れない。
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