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ニッポンドットコム1周年記念パーティー [2012年04月28日(Sat)]

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「多言語情報発信」
ニッポンドットコム1周年記念パーティー
―笹川挨拶―


2012年4月3日
於:日本記者クラブ10Fホール


先ほどニッポンドットコムの代表理事・原野城治さんから戦略的、かつ気迫に満ちたお話がございました。この一年間、ニッポンドットコムは少数精鋭で本当に素晴らしい仕事をしてくださっています。世界の人々に日本を正しく知ってもらおうと情熱を注いでいるスタッフの方々に心から敬意を表します。どうか本日お集まりの皆様にも、原野さんを中心としたニッポンドットコムへのサポートをお願いいたします。

海外へ向けた日本の情報発信は大幅に遅れており、そのなかで私はどうにかNHK国際放送を充実できないかと微力ながら協力して参りました。できればアルジャジーラ並みの国際放送を実現させたいと思っていましたが、出来上がったものは皆様ご承知の通りです。一方で中国の国際放送は既にアルジャジーラ並みで、既に日本とは比較にならないレベルに達しており、愕然とします。

私は十数年前に度々ジョージ・ソロス氏と会う機会がありました。彼は民主化が遅れている東ヨーロッパ、中央アジア、あるいはミャンマーなどの民主化のために大変意欲的に情報発信していました。特にミャンマーについては10人ほどの若い女性で懸命に情報発信をしていましたが、当時ミャンマー情勢に関する大多数の情報は恐らくジョージ・ソロス氏が支援したPCから発信されていたと私は理解しています。そのようなことが頭にある中で、たまたま原野さんと知り合うことができました。私は多言語による日本からの情報発信の重要性と、それをウェブサイトで発信することについて原野さんと率直な話し合いをしました。そして原野さんと意気投合し、今のような協力体制が生まれたのです。

ウェブサイトの名称をどうするかで色々と議論がありましたが、私の勤める日本財団の理事長の尾形が「nippon.com」というドメインをアメリカから無料で入手してくれました。そのおかげでニッポンドットコムという名称が生まれたわけでございます。

ニッポンドットコムには、白石編集長や、外務省の事務次官をお務めになった谷内さんを中心に素晴らしい編集者がいらっしゃいます。また、文化・芸術、ファッションを含め様々なコンテンツが出来上がっており、非常に良質な情報発信が既になされております。

ご承知のとおり、新聞や雑誌は作る人と販売する人が異なります。ニッポンドットコムはこれだけ素晴らしいコンテンツを持っていますが、人に見てもらわなければ何の価値もありません。どうか皆様にはこれを大いに広げるご協力を賜りたくお願い申し上げます。

私は常に自分の名刺よりも先にニッポンドットコムの名刺を渡すようにしています。フランス語のアクセス数が足りないということを聞き、昨年アフリカに行った際にはマリ共和国、中央アフリカ、チャドといったフランス語圏で一生懸命に名刺を配ってきました。しかし、パリに戻ると知人が苦笑いをしているのです。電気もPCもない国でこれを配っても何の効果もないということが良く分かりました。(笑)

私は原野代表理事に一つだけお願いをしています。それは、3年後には1日に1000万人が訪れるサイトにして欲しいということです。英語、フランス語、スペイン語、中国語、日本語、それに今年から来年にかけてはアラビア語、ロシア語が加わり、世界の人口は70億人ですから、7ヶ国語の多言語サイトで1000万人というのはそれほど難しい数字ではないと私は思います。この目標を達成し、ニッポンドットコムが日本一の良質なメディアとして世界から評価される日を待ち望んでいます。

原野代表理事を中心とした素晴らしいスタッフが集まっていますから、必ずや実現してくれるものと期待していますが、そのためにはお集まり頂いた皆様方にも、この日本を代表するnippon.comを助けてやろう、協力しよう、という気持ちになって頂きたいと思います。
ご成功をお祈りいたします。

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コメント
Feb/15 のNippon.Comに掲載された " 戦後70周年を迎える日本の動向を注視する "について.

1918年のドイツ革命を起こした
ドイツ社会民主党/SPD が所有するフリードリヒ エーベルト財団/FES
の本邦での代表の寄稿を拝読、戦後70年を迎えて 我が国が安倍政権であることの危険を訴える内容となっており そのトーンはむしろ社会主義者のものです。当該財団についてはその運営資金の大半を貴財団からの寄付で賄われていると理解しますが、当該 寄稿者やその寄稿の掲載について貴財団の方針との整合性はテストされているのでしょうか?
Posted by: 飯塚雅之  at 2015年02月21日(Sat) 13:10