CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
日本財団会長 笹川陽平ブログ日本財団会長 笹川陽平ブログ笹川陽平プロフィール笹川陽平バイオグラフィー
日本財団会長 笹川陽平ブログ
日本財団会長 笹川陽平ブログ

日本財団会長 笹川陽平ブログ

写真:ハンセン病の現場から「アフリカ・ピグミー族」

«日本財団ホーム東洋育成園開所式 | Main | 4月2日(月)»
東北地方太平洋沖地震応援基金
Google
<< 2014年09月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
プロフィール

笹川 陽平さんの画像
笹川 陽平
プロフィール
ブログ
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
リンク集
http://blog.canpan.info/sasakawa/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/sasakawa/index2_0.xml
産経新聞『正論』小沢さん、故郷復興の先頭に [2012年04月02日(Mon)]
【正論】日本財団会長・笹川陽平 
小沢さん、故郷復興の先頭に


政治家 小沢一郎氏に対しての提言です。
小沢氏とは、二、三度の面識はありますが、挨拶程度のことで、したがってこの論は勿論私怨にもとづくものではありません。
読者の筆者に対するご批判は大いに歓迎致します。

******************************


2012年3月30日
産経新聞 東京朝刊


 政局の混迷が続いている。その中心には今も20年前も小沢一郎さんの姿があり、政治の低迷で未曽有の被害を出した東日本大震災の復興も滞っている。小沢さんはなぜ、故郷の復興の先頭に立たないのか。あえて申し上げたい。あなたは政局を離れて故郷に帰り、その剛腕をもって被災地復興の先頭に立つべきだと。

 ≪国の存亡かけた国難の時≫
 あなたの著作を何点か読み返してみました。『小沢主義』の中であなたは、人々の家から煙が立ち上がっていないのを見た仁徳天皇が国民の困窮に気付き租税を免除した、との日本書紀のエピソードを引き、「みんなが幸せな生活を、豊かで平穏な生活を送れるようにするために、何をすべきか。それを考えるのが政治の役割、政治家の役割であって、それ以上でもそれ以下でもない」と言い切っておられます。

 誠にその通りだと思います。東日本大震災では、あなたの故郷の岩手県も甚大な被害を受けました。国の存亡をかけた国難の時であり、あなたが「オヤジ」と尊敬する田中角栄元首相なら、壮大なプランを描き復興の先頭に立ったのではないでしょうか。
 
 しかし、あなたが釜石市や陸前高田市など沿岸の被災地を初めて訪問したのは震災から10カ月後でした。どう被災地を復興させるのか、『日本改造計画』を書いたあなたには復興に向けた深い造詣、多くの知恵があるはずなのに、何のビジョンも聞こえてきません。
 
 新聞の政治面にはあなたの名前が連日のように登場します。大半は政局関連記事で、具体的な政策論議は乏しく、政局を弄んでいる感すら覚えます。

 最近も、野田首相が政治生命を懸ける消費税率引き上げ関連法案に対するあなたの動向が注目されています。あなたが消費増税より優先させるべきだという行財政改革や経済の立て直しはもちろん必要です。しかし1000兆円にも膨らんだ国の借金を前にすれば「どれが先か」といった悠長な議論をしている時間はありません。

 ≪政策総動員で取り組むべき≫
 税金は安いほうがいいに決まっています。にもかかわらず各種調査で40%近い人が消費税増税を「やむなし」としているのは、巨額な財政赤字が医療や年金を後退させ、次世代への過重な負担になるのを心配してのことです。
 
 これ以上、増税を先延ばしにするのはいかがなものでしょうか。可能な政策を総動員して、喫緊の課題である財政再建に直ちに取り組むのが、あるべき政治の姿と思うのです。
 
 あなたは著書で、日本のマスコミは“リーダー潰し”に躍起となってきた、と批判した上で「アメリカのマスコミには、新しい大統領が生まれたときは最初の1年目に限って、その政策を批判しないという不文律があると聞いたことがある」と指摘、「リーダーをいったん選んだ以上は、その人の考えるとおりに任せる覚悟が国民の側にも必要だ」と述べています。その言やよし。ならば早々に消費税増税に反対を打ち出したあなたの姿勢は矛盾すると思います。仮に若手の多いあなたのグループ議員の選挙への悪影響を憂慮してのことであれば論外であり、「大多数の人たちに幸せをもたらす」ことを目指す大政治家、小沢一郎さんらしくありません。

 4月26日には資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、あなたが政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で強制起訴された事件の判決が出ます。結論がどうなろうと国民が最も知りたいのは、会社を経営したこともなく政治家一筋で来られたあなたが1600平方メートルを超す東京都世田谷区の豪邸に住み、4億円もの現金や不動産を持てるような富をどのように作ったのか、この一点に尽きます。

 相続した土地や著書の印税収入、議員歳費などを収入源として説明されているようですが、過去の納税額など詳細な資料が全て明らかにされない限り、国民の納得は得られないでしょう。最近は目にしなくなったとはいえ、国民が求める政治家像は今も昔も、私財をなげうって政治に命を懸け、最後は井戸と塀しか残さないような“井戸塀政治家”なのです。だから余計、あなたの巨額の財産に不審の目が向けられるのです。

 ≪今も名声残す後藤新平≫
 あなたと同じ、岩手県出身の後藤新平は89年前の関東大震災で内務大臣兼帝都復興院総裁として大胆な震災復興計画を立案、幹線道路網などを整備し、今もその名声を残しています。今回の大震災の被災地はもともと深刻な過疎に直面していました。若者が魅力を感じる21世紀にふさわしい未来都市に再生すれば、震災の教訓も生き、あなたが限界を指摘する東京一極集中を解消し、地方とのバランスを取り戻す道筋も見えて来ると思います。
 
 著書でこの国の改造計画を描いた小沢さんほど被災地復興の先頭に立つのにふさわしい人物は見当たりません。これこそが、あなたのこの国に対する「最後のご奉公」でもあると信じています。
(ささかわ ようへい)

このエントリーをはてなブックマークに追加
コメントする
コメント
小沢一郎氏に期待することは、日本の病巣への根治療法にはならず、病を先延ばしにし、迅速に被災者を含む弱者を救済することはできません。
いまの日本を少しでも良くしたい勇士は国内に数多くいらっしゃると信じています。日本人は古来よりそうしたDNAを育んできました。いざ鎌倉です。
歳費を一切とわず、名誉職として任期8年を期限とし、国政や地方政治で活躍してもらいます。
そのための新党『惻隠党!?』を作って、明治維新の時に、勝海舟らが実現させた江戸城の無血開城を現政治体制に促します。
陰交われば陽となる。行き着くところで、大きな転換が始まると信じたい。
Posted by: 加藤道夫  at 2012年04月20日(Fri) 12:21

「悪党、小沢一郎」の裁判をずっと見続けている者です。
そこでわかってきたことは、日本の政治を裏で操る、さらに巨大な勢力がいるということでした。
 その勢力とは明治以来のシロアリどもの官僚体制であり、いわゆる原子力ムラを構成している財閥の人たちでした。
 その官僚体制のTOPが最高裁事務総局や最高検察庁らの官僚どもであり、その官僚といっしょに暗躍している、財閥=国際銀行家の人たちだったのでした。
 さらに具体的に言うと、まず「悪党、小沢一郎」の裁判を通して裁かれべきは、今回の裁判長も断罪したように小沢裁判の前に検察審査会に提出した、田代検事の捏造調書と言う悪行だったのでした。そのへんはサラリーマンが通勤の帰りによく読む「日刊ゲンダイ」にも書かれており、かなり知れ渡ってきた事実です。
Posted by: 服部順治  at 2012年04月03日(Tue) 23:29

穏やかな文体で、中身は厳しく、産経本紙で拝読し、共感しております。
こはやこういうことを言える人が少なくなっているのでしょうか。さらなる叱責、誘導を期待します。
Posted by: 吹浦 忠正  at 2012年04月02日(Mon) 10:40

経験豊かな政治家である小沢一郎氏への提言、心から共感致しました。待ちに待っていた素晴らしい提言と思いました。岩手県出身の小沢さんが目に見える形で率先して被災地の復興に懸命に努力なさる姿がどれほど被災地の人々や心を同じくする日本全国の人々を勇気付けるか判りません。是非小沢さんには頑張って欲しいと思います。
確かに経済の調子が悪い時に消費税の値上げなどはさらに景気を悪化させる恐れは十分にあります。しかし過去何十年と同じ言葉が繰り返され、国の負債を大きく積み上げて来たのではないでしょうか。今はこれ以上問題を先送りせず、根本的な問題に対して国民が一緒に強い覚悟で望めるよう、政治家が一致して国難に立ち向かう時です。政局のために全てが左右される事態は絶対に避けるべきです。民主党であれ、自民党であれ、非常時の今は全ての政治家が自分の立場を越えて、復興と再生に命を投げ出す時です。政治家が真剣に自分達のためでなく国民のために頑張っていると感じられれば、我慢強く頑張る日本国民は必ず智恵と工夫を発揮して国難を越えるでしょう。日本人と日本社会は世界から見ても大きな底力と可能性を秘めています。とても素晴らしい国です。
鶴亀彰(ロサンゼルス)
Posted by: 鶴亀彰  at 2012年04月02日(Mon) 10:22

小生の小沢氏に対するイメージは、剛腕と言われながら、過去の政局の場面でも常に妖しく蠢く政治屋、というものでしかない。
裁判で問われているいくつかの疑念の内で、5 億円の不可思議な問題など、およそ一般の市民感覚では理解できない。
過激な表現になるが、憂国の士を装うって政治を私物化しているようだ。
小沢チルドレン達が失業の不安でアタフタしているのも、政治を生活の場として身を置いている姿を象徴しているようだ。
Posted by: 勝田  at 2012年04月02日(Mon) 10:15

素晴らしいご意見です。このような意見がもっと紙面やマスコミで取り上げられるべきだと思います。
小生の部下にもこの文面を流しました。
物言わぬ多くの民が同じ気持ちになることが、政治を動かすと思いますので。
梶原 拝
Posted by: 梶原 康彦  at 2012年04月02日(Mon) 09:03

長く政界にいるいうことは、後進の芽を摘むという結果になっているという認識がなく、且又勢いのない新人は借りを返すだけの力がなく国難を乗り越えることができない現状ではないでしょうか。
北朝鮮に挑まれた宣戦布告というべき状態、東日本の惨状という二つの国家に危機を前に、如何ともし難い苛立ちはどうすればよいのでしょうか
Posted by: 松浦四郎  at 2012年04月02日(Mon) 09:01