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「ペルー訪問」その2―ペルー日系人協会― [2012年02月15日(Wed)]


ペルー日系人協会の皆様と(筆者の右が上村会長、左が丸井氏)


「ペルー訪問」その2
―ペルー日系人協会―


南米ペルーはコロンビア、エクアドル、ブラジル、ボリビア、チリと国境を接し、首都リマを含む沿岸部は砂漠地帯、アンデス山脈が連なる高地地帯、それにアマゾン川流域の3つの地域に分かれている。フジモリさんが現職の大統領時代、インカ帝国時代の首都だったクスコや世界遺産のマチュピチュの高地地帯を専用ヘリコプターで共に訪ね、貧しい人々に衣類を配布したこともある。

人口は約3千万人、国土の面積は日本の約3.4倍もある。日本人のペルー移住は110年前に始まり、現在約9万人の日系人が生活しているが、上村ルイス・ペルー日系人協会会長を中心に、世界で最もまとまりのよい日本人社会を形成しながら、ペルー人に尊敬される病院経営や文化会館をはじめ、さまざまな慈善活動を展開している。

ただあまりにも礼儀正しく、今回も深夜の到着にもかかわらず、上村ルイス会長をはじめ幹部の皆さん、元老格の日本人ペルー移住百周年記念病院の丸井ヘラルド病院長まで飛行場に出迎えて下さった。

東日本大震災に際し、乏しい財政の中から5万ドルの寄付金も頂戴した。

新装された移住資料館を見学。夕刻からは約300名が出席した新年会が開催され、鏡開きに続き餅つきも行われ、ゲストが次ぎ次ぎに3回ずつ杵をついた。力余って杵が折れて大爆笑のひとコマもあり、会場はさらに盛り上がりを見せた。ホテルでの夕食をキャンセルし、婦人会の方々が苦労され用意して下さった美味しくすばらしい正月料理をいただき、日本人の良き伝統が遠く南米でしっかりと守られており、日本人らしい日本人と共に楽しい一夕を過ごさせて頂いた。



支援した病院の昨年の竣工式にはガルシア大統領も出席され、はじめて第二次世界大戦中の日系人への過酷な取扱いに対し、謝罪された。最新鋭の医療機械も整備され、日系人のみならず現地ペルー人にも開放されているので極めて評判もよく、訓練された医師、看護師、事務員の所作も好感が持てた。

翌日、この病院で私自身がお世話になるとは、全く予期せぬ出来事であった。

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