「たばこ一箱1000円」余話 [2010年06月01日(Tue)]
![]() アクセサリーのようだが、喫煙で喉頭がんになることを伝える(WHO資料) 「たばこ一箱1000円」余話 昨日、5月31日は「世界禁煙デー」であった。 2008年3月、産経新聞の『正論』欄で「たばこ一箱1000円」を主張してから賛否両論のコメントが数多く届けられ、喫煙に対して国民的議論に発展したことは喜ばしいことである。個人的攻撃も数々受けたが、それにも増して真剣な反応が多かったことには、喜びすら感じている。 刺激的に言うと、喫煙は「ニコチン中毒による病気」である。やめたいと思ってもやめられない多くの人が存在するのは「ニコチン中毒」という病気のせいである。 喫煙者は、毎日、何となく喫煙を繰り返しているうち、結果的に今日は20本とか2箱吸ってしまったということになる。私は、なんとなく喫煙する習慣から、計画的喫煙に変更することを主張しているのである。 朝食後の1本、10時の1本、昼食後の1本、3時の1本、夕食後から就寝までの3本とすれば一日7本で足りる。喫煙者も長距離飛行機に乗っている間は10時間以上でも耐えられるのである。計画的喫煙は意識の問題で、それほど難しいことではないと思う。 たばこが健康に良くないことは喫煙者全てが知っている。 以下、2009年11月21日の朝日新聞の意見広告の文章は、この辺の事情を良く表している。 「タバコは体に良くない」 それは誰もが知っている。 「簡単に止められない」 それは本人が一番知っている。 タバコが1箱1000円になれば、 9割以上がタバコを止めるという報告もあります。 (日本医師会・日本歯科医師会・日本看護協会他) **************** たばこが一箱1000円になったところで計画的な喫煙で三分の一に減らせれば懐具合いに変化はなく、健康にも良いので、喫煙者が目くじらを立てるほどのことではないと思うのだが・・・。 予防医学が叫ばれて久しく、ダイエットやメタボリックシンドロームへの関心は高いが、喫煙者はいまだに「たばこは国家が認めた嗜好品」と声高にいう。しかし、喫煙者が肺がんになると、ほぼ全員禁煙するようになる。 そろそろ喫煙者も計画的喫煙に変更されては如何だろうか。 5月31日の世界禁煙デーを前に、ようやく公共の場での全面禁煙が厚生労働省のテーマなってきた。職場の全面禁煙も時間の問題である。喫煙者が声高に叫ぶ「国家の認めた嗜好品」「弱い者いじめ」「禁煙ファシズム」の反論の時代はすでに終わったのである。 法政大学・学生サークルの調査では「喫煙者は恋人の対象にしない」「臭い」「不衛生」と考える若者が急増している。観光地の施設再建の専門会社・星野リゾートは、喫煙者を採用しないという。 社内禁煙が普及すると、屋外での喫煙のために往複1回10分のロスとなる。6本で1時間のロスタイム。この勤務時間の不公平は、いずれ将来問題になるであろう。 喫煙者の皆さん、再度申し上げる。 「ニコチン中毒」という病気からの脱出に自信のない人には、節度ある計画的喫煙をお勧めする。 |











