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leprosy.jp
resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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キューバ・日本外交関係樹立80周年記念 [2009年12月25日(Fri)]


キューバ・日本外交関係樹立80周年記念
スピーチ(要旨)


2009年12月14日
日本財団ビル2階


私はキューバという国に親近感を持っている日本人の一人だと思います。

1998年、世界保健機関(WHO)50周年記念総会で私は当時のフィデル・カストロ国家評議会議長とともにWHOの最高賞であるヘルス・フォー・オール金賞を受賞しました。そのときにカストロ議長とは親しくお話させていただいたことを覚えています。

カストロ議長はWHOの創設に大きなご尽力があっての受賞となったわけですが、キューバは医療のあり方、あるいは医療分野における人材の養成に対しては経済的に困難な状況下においても最重要課題として取り組んでこられました。アフリカ諸国や東チモールの多くの人がキューバで医学を勉強しております。キューバの国際社会における医療分野での協力は高く評価しなければならないと思います。

私はハンセン病の制圧のために世界を駆け回っています。キューバにも行きましたが、ハンセン病の特効薬は辺境のヘルスセンターにも配備されていることを確認してきました。

またキューバの革命家であり、カストロ議長と共に闘った医師でもあったチェ・ゲバラは若い頃にハンセン病の治療もしていたようです。

チェ・ゲバラの著作をもとに映画化された「モーターサイクル・ダイアリーズ」では、チェ・ゲバラが川を渡りハンセン病の村に入るという感動的な場面が映し出されていました。私はチェ・ゲバラが颯爽とオートバイに乗って旅する姿を見て閃きました。そうだハンセン病の制圧はオートバイだ。前輪は病気の制圧、後輪は患者・回復者への差別撤廃運動だと思いました。

私はハンセン病の仕事を長く続けています。昨年6月、私がかねてより国連人権理事会に働きかけてきたハンセン病の患者、回復者、その家族に対する差別を撤廃する決議案を日本政府が提出、議決されました。

その過程で私はジュネーブで発言力のある大使の一人であるキューバのパラシオス大使を訪問し、ハンセン病問題の実情について縷々説明を申し上げたところ、目を潤ませ私たちの提案に協力して下さると約束し、キューバは日本政府提案の共同提案国になったのです。

人権問題で59カ国が共同提案国となり、1カ国の反対もない決議案というのは例のないことでした。エイズの問題でも反対した国があったくらい、人権問題では全会一致はあり得ないことですが、そのような中でキューバのパラシオス大使は大変大きな力を発揮され、大いに感謝しております。

笹川平和財団はキューバとの関係を民間レベルでより幅広く、そして力強い関係にしようと考えております。私も心から賛意を表しますとともに、微力ながら協力したいと思っています。
本日はホセ・フェルナンデス大使閣下からお話しを伺う機会を得ましたことを参加者の皆さまとともに感謝申し上げます。
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