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豚インフルエンザとマスク [2009年05月27日(Wed)]

WHO・フクダ事務局長補代理と筆者(2009年5月・ジュネーブ)


「豚インフルエンザとマスク」


鳥インフルエンザは、ベトナム、中国、インドネシアなどで鳥から人への感染が確認され、人から人への感染にいつ発展するかは時間の問題といわれている。鳥の焼却処分など、各国では警戒と対策に腐心していたが、予期せぬメキシコからの豚インフルエンザの発生と百人規模の死亡者数はWHOを中心に世界を驚愕させた。

日本でのその後の大騒動は読者ご高承の通りである。

5月21日のWHO(世界保健機関)総会でのササカワ健康賞の贈呈式で、私の挨拶文にも豚インフルエンザにふれた一文を入れた。

英語が不得手な私は、なぜ豚インフルエンザがPIGインフルエンザではなくSWINEインフルエンザなのか不思議に思っていると、同行の平野加奈江女史が詳しく説明してくれた。

豚の複数形又は集合体をSWINEというとのこと。ちなみにSWINEにSがついてSWINESとなると「好色漢」になるという。

今回、豚からかの感染か否かも確認されていないのに、豚を嫌うイスラム教のエジプトで大量の豚が処分されたり、イスラム世界に風聞が拡がる恐れもあり、名称が新型インフルエンザ(H1N1型)に統一された。

5月19日(火)、東京からフランクフルトに到着したほとんどの日本人はマスクをしており、22日のシャルルドゴール空港でも日本人の大半がマスクをしていた。

マスクの習慣のない外国人には異様な光景に映ったであろう。例えば、何かの抵抗運動のための「沈黙」の意志表示か、何かの宗教団体の一行に見えたかも知れない。

WHO(世界保健機関)の総会場は当然としても、フランクフルト空港、ブタペスト、ジュネーブ、シャルルドゴール空港でも、日本人以外、唯一人としてマスク姿はいなかった。

数人との会話なので真偽のほどは定かではないが、ヨーロッパではマスクは自分が感染症の病気で他に感染させないためにするもので、予防のためのマスクの習慣はないという。

ある時、国際機関に働く日本人の奥さんが、口元に傷ができたのでマスクをしたら、会う人ごとに理由を聞かれ、そんなことではマスクはしないほうがよいと注意されたという。

学生時代、寒い日にはマスクを常用したものである。しかし、習慣の異なるヨーロッパから見ると、何千人のマスク姿や、子供たちが学校で手を洗いうがいをする日本発の映像は、よほど深刻な状態なのか、あるいは恐ろしく潔癖症の国民だと誤解されたに相違ない。

事実、一部外国紙には「日本人は潔癖症」と書かれていた。

日本人の衛生観念は食の安全も含めて世界一であり、大いに誇るべきことではあるが・・・一人の死者もなく、このまま終息することを願うのみである。

南半球はこれから冬を迎える。今回のウイルスは弱毒性で大きな心配はないというが、スペイン風邪も当初は弱毒性であった。専門家は、他のインフルエンザウイルスと合体しての突然変異で強毒性になる可能性があるという。十分な監視と用心は必要であろう。

蛇足であるが、我が国では毎年風邪から派生した病気で死亡する人は約一万人とのことである。


WHO・マーガレット・チャン事務局長とも意見交換


一躍有名になったWHO・感染症責任者のフクダ・ケンジさんは日系アメリカ人で、長年の友人であるWHOの前感染症局長・デビット・ヘイマン博士の薫陶を受けた人で、感染症局長への内示が出ているらしい。

フクダさんの記者会見には「フクダさんが日系人のせいか8割は日本人であった。日本人は少し騒ぎ過ぎでは」と、知人に皮肉られた。
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