禅と僧侶 〜笹川日仏財団シリーズ その4〜 [2008年05月12日(月)]
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「禅と僧侶」 〜笹川日仏財団シリーズ その4〜 私は浅学非才の身、禅宗の僧侶が妻帯したり酒を飲むとは、つい知らなかった。 かつて、禅宗妙心寺派の管長・梶原逸外氏は名僧として名高く、当時は巨人軍9連覇の監督、打撃の神様・川上哲治氏や財界人など、有名人が参禅することで有名であった。 ある時、父・良一は梶原逸外和尚に「なんで皆さん座禅などしないと悟れないんですか。禅は少し形式にこだわりすぎているのではないでしょうか。 僕など6年間も刑務所で心身を鍛えてきましたから、例え便所の中でも参禅できますよ。 僕は『心外無悟道』(心ノ外ニ悟ル道ハ無イ)、結局、自分の心の中でしか悟る道はないのですから、形式は関係ないと思いますがね」と大きく出た。 逸外和尚、無言で聞き入る。更に父は調子に乗って「ところで梶原さん、あなた8歳で出家して女の経験もないのにどうして浮世の悩み事の相談にのれます? 女のあそこがどんな型かご存知ないでしょう」とたたみかけた。 逸外和尚たまらず小さな声で「多少想像はついておりますが?」 楽しい憶い出の一つである。 ![]() 自由奔放で、奇行が多かったともいわれる一休(宗純)さん 大徳寺の一休さんは、妻帯しなかったが女遊びは激しかった。男色まで経験している。大徳寺の神波宗務総長は謹言実直な方ではあるが三人のお子さんがいらっしゃる。 『音禅』の打ち上げは、ビルの地下の小さな中華料理屋だった。参加者30名が全員座れないので立食で行われた。 宗務総長の飲みっぷりの見事なこと。離れたところで拝見していたが、酒をつがれると気持ちが好いほど一気に飲みほし、にこやかに応対されていた。 真珠庵の山田宗正和尚はフランス人のために英語で説明して下さり、今回の大役を果たされほっとしたのか、やはり大した飲みっぷりであった。 人をそらさない話術はとても隔絶した世界で修行されている方のようには見えない。和尚の発声で三・三・七拍子で締めとなったのには、正直驚かされた。 精神的支えを担う宗教界に生きる人間として、俗社会を知ることも大いに必要なことであろう。 それにしても愉快な一日であった。 |










