CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
BLOG 笹川陽平プロフィール 笹川陽平バイオグラフィー

日本財団会長 笹川陽平ブログ

写真:ハンセン病の現場から「アフリカ・ピグミー族」

«日本地雷処理を支援する会 | Main | インド・アフリカ勉強会»
leprosy.jp
Google
<< 2014年12月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
プロフィール

笹川 陽平さんの画像
笹川 陽平
プロフィール
ブログ
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
リンク集
http://blog.canpan.info/sasakawa/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/sasakawa/index2_0.xml
マオイスト国際部長会見 [2008年02月29日(Fri)]



「ネパール共産党マオイスト・グループ 
ガジュレル国際部長 会見」


ネパールでのハンセン病制圧は私の重点目標であるが、日本の外務省は政情不安定からカトマンズ以外は渡航延期、もしくは自粛勧告を出しており、国際機関もカトマンズ以外は原則禁止としている。

私の活動拠点はカトマンズ以外の地方であり、これではハンセン病制圧活動はほとんど不可能となってしまう。そこで地方を実質支配しているネパール共産党・毛沢東主義者グループの最高指導者・プラチャンダ議長に私の活動の安全確保を頼むため会見を申し入れた。

あいにく議長は所用で実現しなかったが、外交担当のガジュレル国際部長が応対してくれた。

日本でいえば代々木の共産党本部に乗り込んだようなものである。住所をたよりにカトマンズ市内を迷いに迷い、脇道に入ったところで小さな4階建ての本部にたどり着いた。入口前には2〜3人の守衛らしい人はいるが、武器も携行しておらず、警備はないに等しかった。

粗末な入口に毛沢東スターリンマルクスレーニンの写真がなければ何の建物かわからないようなビルである。3階の会議室に案内されたところ、白髪に洒落たマフラーを巻いたスマートな老人がガジュレル国際部長であった。

「外国人はとかく疑いをかけられやすい。ハンセン病制圧活動と偽ってCIA(アメリカ中央情報局)のような活動をしているのではと疑われることもあるだろう。しかし、あなた方はネパールにとって“UNWANTED(アンウォンテッド)”ではなく“WANTED(ウォンテッド)”な人々だ。いくらでもお手伝いしましょう」ときっぱりといい切った。

以下、会見の内容の概略である。
ご興味の向きは、会見模様をユーチューブ(YouTube)でご覧いただけます。こちら



◆       ◆       ◆       ◆




ネパール共産党国際部長 C.P.ガジュレル氏面談
Mr. C.P. Gajurel, Chief, Department of Foreing Affairs, Communist Party of Nepal (M)
2008年2月5日午前8時
同党本部建物にて面会

ガジュレル国際部長:わが国の経済発展のための支援をしてくれている日本からの代表団を心から歓迎する。日本の支援を引き続き期待している。この困難な暫定的な状況は長くは続かない。政治的対立によって延期されてきた選挙が4月10日に開催される予定である。

わが党は、この選挙が予定通り4月10日に開催されることを強く支持するものである。政党が選挙を延期してきたことに対するネパールの人民の不満は大きくなっている。

今後、選挙の結果を経て、民主的な共和制ができるかどうかということが大きな課題だ。この国が民主化されれば、それは経済的発展に大きく門戸を開放する。7政党が全党一致で、ネパールが連邦民主共和制へと移行することを決定している。

4月10日の選挙の後、我々の最初の仕事はどのようにこの民主共和制をマネージするかということを決めることだ。つまり、新たな大統領制を、どのように運ぶか、大統領の権利と義務とは何かなどを決定する。共和制に移行することはすでに決定済みだ、日本もこの新生ネパールを支持して欲しい。

笹川会長:4月10日の選挙が実行できなければどのような状況となるか?
アメリカが貴党をテロリストグループとみているのをどう改善するか?

ガジュレル国際部長:もし選挙が行わなければ、大きな政治的疑問となろう。多くの国際機関も参加をしており、モニターの活動に入っている。

確かにわが党はテロリストグループとしてブランドされている。
私は、国際担当として、刑務所から解放されたあと、多くの国々を訪問してきた。

選挙は大きな実験だ。論理的な結論をださねばならず、それは平和的な手段で解決できるはずだ。このプロセスは国際的な組織や各国政府にも支持されている。しかし、日本政府(日本大使館)は政治的な展開にはあまり関心がないようだ。

インド、中国、EU、ドイツ、フランスなどはアクティブに積極的な関心をもってこの政治プロセスを見ている。

もし、この選挙が成功すれば、多くの国のモデルとして画期的前例をつくることができよう。ネパールの問題のみならず、他の多くの国の問題を解決するモデルとなろう。

もし、選挙ができなければ、この国を平和裏に統治するのはむずかしかろう。私たちは苦悩している。

いずれにしても、これ以上の選挙の延期は同意できない。選挙の時機は暫定憲法にも明記されており、これを変えるには3分の2の議決がいる。

今あるオプションは、@選挙実施、A選挙延期、B選挙を実施しないである。
Aのオプションは政党として絶対に認められない。もし選挙が行われなければ政治的危機となり、マスムーブメントが起こるだろう。そうなれば無政府状態と混乱が起こる。わが党は平和的なマスムーブメントを起こすつもりだ。他の政党も選挙をサポートしている。

アメリカの問題について、ビザはとれない。我々は米政府によりテロリスト組織NO.2と定義されている。2年前から平和プロセスに入っており、議会に参加もしており、7政党政府にも参加しているのに信じられないことだ。

花田記者(読売新聞:プラチャンダ議長がメディアに対して、選挙で過半数をとれなかったらクーデターを起こすといったそうだが、本当か?

ガジュレル国際部長:誤解だと思う。我々が選挙に勝つことは確実だ。前回の選挙にはわが党は参加しなかったが、他の左派の政党は参加した。今回我々も参加すれば過半数をとれる。

しかし、左派が分裂気味であることもたしかだ。だからわが党が中心に異なる党と結束する。ひとつの選挙区に左派から一人候補者を送れば勝てる。

しかし、左派が過半数をとることを嫌う勢力、王政支持派などが選挙をサボタージュすれば、マスムーブメント、デモを起こすつもりだ。前回はマスムーブメント2と呼ばれたが、今回は3となる。王政を暴動ではなく選挙で倒す。

現在人民解放軍は武器を放棄して施設に収容されている。彼らを呼び戻すことはしない。しかしマスムーブメントは起こす。クーデターや暴動を起こすつもりはない。わが党だけで30から32%を確保している。左派が必ず勝利する。
このエントリーをはてなブックマークに追加
コメントする
コメント