インド首相と面談 [2005年03月21日(Mon)]
夕方、インド首相と面談しました。
ニューデリーでマンモハン・シン首相にお目にかかりました。 首相官邸の警備は、米国のホワイトハウス以上に厳重でした。 部屋に通されますと、思いのほか質素で落ち着いた雰囲気でした。首相は、インドにおけるハンセン病の現状と私たちの制圧活動について、よくご存知で、私に対して「笹川さん、あなたは大変高貴な仕事(ハンセン病制圧活動)をしている。あなたはインドに希望をもたらしてくれました」と身に余る言葉をかけてくださいました。 私が首相に「ハンセン病は治る病気である」、「薬は無料で手に入る」、「差別は許されない」を改めて申し上げると、首相は自らこのメッセージを何回も言葉に出しておっしゃり、「この病気の制圧のために自分も全力を尽くします。 そして三番目のメッセージである患者、回復者、家族の人権の問題についても現状の改善に努力します」と静かに、しかし、はっきりした口調で、強い意思表明をされました。 |