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笹川陽平(ささかわようへい)の国内外における活動の記録。このブログを通じて、私の毎日を覗いてみてください。

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7月3日(金) [2009年07月03日(金)]

JICAプロジェクトを視察


7月3日(金)

 08:00 ホテル発

 09:00 JICA村落開発プロジェクト視察

 14:00 ルサカ発

 15:45 ヨハネスブルク着

 19:10 ヨハネスブルク発
「清華大学と大学統一試験」 [2009年07月03日(金)]

日本・自衛官と清華大学・学生との対話


「清華大学と大学統一試験」


中国には現在2,000校を超える大学があり、清華大学は北京大学と並び中国を代表する大学の双璧。胡錦濤・国家主席や朱鎔基・前首相もこの大学の卒業生で、理工系としては中国最高の大学である。

近年は人文社会科学系の学部創設にも力を入れている。学生数23,000人のうちの半数が大学院生で、その30%は博士課程に在籍している。

今回、日本の自衛官と対話した清華大学の学生は国防学生といわれ、将来の軍の幹部候補生。入学前に軍人教練を受け、大学では一般的な学問の他に、軍人戦略、装備、国際政治学も学ぶ。中国の各大学にはこのような国防学生受け入れの制度があり、多くの国防学生が存籍するという。

限られた時間、バスの窓よりキャンバスの一部を見学しただけであるが、敷地は東京ドームの300倍の広さ。日常生活の全てに不便はなく、一生を大学構内で過ごすことも可能だという。

大学入学希望者約1,000万人の内この大学への入学が認められるのは3,000人であり、如何にスーパーエリートであるかがわかる。

討論の内容はさておき、1万人収容出来る学生食堂には100種類以上の料理が並ぶ。同行の職員は10元(約140円)、4種類の料理で腹一杯になったという。

ところで、我々の北京滞在中に中国大学統一試験が行われた。今年の受験者は1,020万人(昨年より40万人減)で、成績順に各ランクの大学への入学が可能となる。30年前の大学入学率は約4%の英才教育であったらしいが、昨今は大学さえ選ばなければ7割弱の入学率である。

受験生を抱える両親は、一人っ子でもあり、上位の大学を目指し大いに気を揉むことになる。今回訪れた天津では英語のヒヤリングテストがあるため、試験場の周辺はクラクションなどの騒音を抑えるための交通規制で多くの警察官が動員されていた。

子を思う親の気持ちは世界共通である。
7月2日(木) [2009年07月02日(木)]

LITETAハンセン病病院訪問


7月2日(木)

 08:00 ホテル発

 09:00 LITETAハンセン病病院・コロニー訪問
      メディア5社同行

 12:30 関係者との昼食会

 15:00 保健省主催記者会見

 16:30 ケネース・カウンダ元(初代)大統領面談

 19:00 関係者との夕食
7月1日(水) [2009年07月01日(水)]

バンダ大統領(右)と筆者


7月1日(水)

 08:45 ホテル発

 09:00 カペンブワ・シンバオ保健大臣面談
      ハンセン病についての説明

 12:30 ルピヤ・バンダ大統領面談

 13:30 関係者との昼食

 14:30 ザンビア議会 ドリス・ムウィンガ書記長面談

 19:00 三田村秀人・日本大使主催夕食会

 
「中国特殊警察部隊と北京オリンピックの聖火リレー」 [2009年07月01日(水)]

気合いの入った武闘の訓練(中国・特殊警察部隊)

「中国特殊警察部隊と北京オリンピックの聖火リレー」


中国の特殊警察部隊は、中央軍事委員会と国務院の下部組織として存在する。今回訪問の折、その幹部養成を行う特殊警察学院を視察した。

北京郊外、飛行場近くにある学院の設立は比較的新しく1982年である。既に2000人の卒業生が第一線で活躍中で、一つの連隊も存在する。

テロや国内治安維持のための組織で、小じんまりした旧式の施設ではあるが、訓練の質は極めて高い。

射撃、テロ対策、武闘の実演を見学したが、ピストルによるさまざまな体勢からの射撃は、男女ともに神業といってもよく、大音声を発しながらの気合いの入った武闘の訓練は、気力、体力の充実した迫真の演技であった。

中国の特殊警察官は全国に60万人配備されている。その中から毎年、頭脳優秀、思想堅固、頑強屈指の青年男女80名が選抜される。学生数320名のうち女性は75名で、4年の学習と訓練を経て卒業となる。

60万人が所属する部隊には、消防部隊、森林部隊(不法伐採、不法狩猟)、海上部隊(密輸)、水電部隊(ダムや発電所の警備)等の他に黄金部隊なるユニークな組織がある。各種地下資源の採掘の中で唯一、金鉱の採掘だけは今だに国営であり、採掘鉱夫を含め、全て特殊部隊で行っている。

北京オリンピックでの日本を含む海外及び国内の聖火リレーには、聖火ランナーをガードして伴走する半袖Tシャツ姿の謎の集団がいたことをご記憶だろうか。当時、何者かと大いに話題になったが、オリンピック終了と共に忘れ去られてしまった。実はこの特殊警察学院の生徒だったのである。

鄭新義院長は、同行の日本の自衛隊員の質問にきわめて率直に応答してくださった。自衛隊員も首相にブラ下がり取材する記者団のように、好奇心を持って質問を繰り返えし、最後は鄭院長を苦笑いさせるほどであった。

これも9年間続けてきた防衛交流の一つの成果かも知れない。


6月30日(火) [2009年06月30日(火)]

ザンビアの空港でメディアのインタビュー


6月30日(火)

 08:45 ヨハネスブルク着 空港で約2時間待機

 11:00 ヨハネスブルク発

 13:00 ザンビア・ルサカ着
      空港ラウンジでメディア4社インタビュー

 14:00 ホテル着
      WHOアフリカ事務所ハンセン病担当Dr.ビデ氏と昼食

 16:00 WHO事務所でハンセン病についての説明

 19:00 WHO主催カクテル

 
 
6月29日(月) [2009年06月29日(月)]
6月29日(月)

 09:00 自宅発アフリカへ

 16:45 フランクフルト着 空港で約6時間待機

 22:35 フランクフルト発
6月29日、今朝から海外出張。 [2009年06月29日(月)]
6月29日、今朝から海外出張。

成田を午前中の便で発ち、フランクフルト、ヨハネスブルグ経由でアフリカのザンビアへ。

ルサカという町でハンセン病制圧活動。その後、またフランクフルト経由でシンガポール、マレーシアへ。

ハンセン病回復者を激励、旧知のナジブ首相(マレーシア)と会談、マラッカ海峡航行援助施設基金・資金拠出署名式、マラヤ大学訪問、アジア・パブリック・インテレクチュアル(API)フェローとの面談等の予定。

今回のアフリカでの活動は誠に非効率。当初、マラウィでも活動する予定だったが、選挙で国家指導者の面談が不可となりキャンセル。

指導者の面談にこだわるのは、国家の政策として取り上げてもらうことにより、敏速に、より大きな成果を得るためである。

従って今回はザンビア1カ国となる。

成田〜フランクフルト〜ヨハネスブルグ〜ルサカ(ザンビア)〜ヨハネスブルグ〜フランクフルト〜シンガポール〜マレーシア〜成田で9日間の旅程。

9日間の内、飛行機内 57時間
飛行場での乗り継ぎ待機時間 18時間
飛行機離着陸時間〜ホテル間の所要時間 15時間

合計90時間となり、約4日間は移動にかかる時間である。
「中国ネットの最新事情」 [2009年06月29日(月)]

民主化を求めた学生らが弾圧された天安門広場


「中国ネットの最新事情」


中国のインターネットユーザーは3億人と推定され、利用者は主に中年以下で、若者のライフスタイルの中では必要不可欠な位置を占めている。

急速な経済成長の中で中間所得層が増大し、人々の生活水準も向上して自由を謳歌しているように見えるが、共産党一党独裁であることには変わりはなく、言論や思想行動は厳しくチェックされている。

1989年6月4日に発生した天安門事件20周年は、新聞、テレビは勿論のこと、インターネットでも全く無視された。NHKの天安門事件を報道した「クローズアップ現代」の画像は真黒。香港での日経、朝日、読売の天安門事件に関しての共同サイトは完全に削除された。

それでも、インターネットは民衆にとってはじめて手にした若干の言論空間である。

ネット上の反日攻撃は、上海市政府が「上海は国際都市であり、反日デモはさせない」と言明したにもかかわらず、次の日、日本領事館に投石する大反日デモに発展した。当局は、この時はじめてネットの恐ろしさを理解したのではないだろうか。

ネットを監視する警察及び専門家は5万人ともいわれ、不審な発言者のサイトは即刻閉鎖される。又、台湾の李登輝、ダライ・ラマ、チベット等の検索や書き込みは不能になっている。それだけにユーザーと当局との闘いは新たなソフトの開発につながり、今やアメリカを抜く世界一のインターネット大国となった。

最近の問題は、政府批判やいかがわしいサイトは厳重な取り締まり対象となっているが、1億人を超える小・中学生などがインターネットゲームに夢中になり、一つの人気ゲームに5000万人が殺到する異常な状況であるという。

中国政府はインターネットの情報統制強化と監視にやっきとなり、既にユーチューブ(YouTube)(画像配信)は全面廃止。更に7月からは中国で生産されるコンピューターには、政府指定の検閲ソフトの組み込みを義務付ける。

「青少年の有害サイト(ワイセツ画像)へのアクセスを不能にし、青少年の健全育成が目的」とはあくまでも表向きの理由で、外国の報道、共産党、政府批判の書き込みなどを監視する目的であることはいうまでもない。

唯一の言論空間も、表現の自由は検閲ソフトの義務化で更に抑制される。当然、このソフトを破壊もしくは無視できるソフトが開発されることは時間の問題であり、当局のインターネットへの統制が厳しくなればなるほど新しいソフトが開発され、中国のインターネットのソフトウェアは進歩するという皮肉な現象が続くことになる。

素人考えでは、思想的な無菌状態より、抵抗力をつけるためにもある程度の報道の自由に扉を開く方が結果的にはよいと思うが、当局の責任者は職責上やらざるを得ないのかもしれない。

しかし大学生を中心に多くの人々は6月4日が何の日であるか知っているし、知識人や大学生は、当局が知らないと思っている多くの社会情勢についてもあらゆるルートを通じて熟知しているのではと思われる。

今回の処置は、当局への不信感が高まるだけである。
 
「東京大学海洋アライアンス・日本財団」 [2009年06月27日(土)]


「東京大学海洋アライアンス・日本財団」
共同シンポジウム


最近、日本財団の若手職員の発案で、大学とのコラボレーションが行われている。

千葉大学における「終末医療とホスピスナース」講座、京都大学における「海域陸域統合管理学」、横浜国立大学における「統合的海洋管理プログラム」の設置等である。

東大にはさまざまな海洋に関する組織が、縦割りとしてそれぞれの研究テーマのもとに存在していたが、小宮山前総長の肝入りで「海洋アライアンス」として総長室の直轄に組織変更。有機的な組織体に改組され、日本財団は人材育成と研究支援の2本柱で構成されている「総合海洋基盤プログラム」を設置、協力させていただくことになった。

東大教官約2900名の内270名もの海洋関係の教官がいたと、総長も驚かれていた。

東大の教官も「たまには学問世界の砦を飛び超えての民間人との交流も重要」と、東京大学海洋アライアンス・日本財団・共同シンポジウムが6月12日、日本財団の大会議室で開催された。

「東大構内でやりましょう」との当方の要望に、「民間人を対象としたシンポジウムなので、出前講座ということで私どもから伺います」と、濱田純一総長をはじめ、学者先生のお歴々が大挙しておいで下さった。

第1回目のテーマは「食卓に迫る危機」と題し、「30年後の海鮮丼は、マグロ、ウニ、海老、その他の魚介類は消滅し、深海魚のみの海鮮丼になる」と、衝撃的な話を中心に進められた。

満席の盛況で、日頃難しい言葉を駆使される先生方も、意識的にわかりやすい言葉で説明され好評であった。

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スピーチ・要旨


2009年6月12日(金)
日本財団ビル2階会議室



東大総長の濱田先生には、財団にまでお越しいただいて大変恐縮しております。

近年、日本財団と東京大学は緊密に色々な仕事をやっております。この海洋アライアンスもその一つですが、中国の北京大学と東大生との交流、日中間における歴史認識の問題については、中国の社会科学院と東大出版との間で翻訳プロジェクトをやっていただいております。

本来、東京大学の中で開催するべきだと思うのでございますが、「いやいや我々の方から出ていきましょう」という濱田総長をはじめ海洋アライアンスの先生方のご厚意で、財団で開催させていただくことになりました。

何といっても、東京大学でこういう事をやっていただけるという、象牙の塔と申しましょうか、学の中枢の方々が学問をもっと国民レベルで認識されるべきだというお考えに至って、こういう斬新なことを直接国民にわかりやすく話をしてあげようというご厚意でございまして、今日は第一回目でございますが、これからシリーズになっていくかと思います。

学者の世界では、難しいことを難しくしゃべるというのは誰でもできることだそうでございます。

難しいことを易しく話すというのは実に難しいことで、これが最もできた人が松下幸之助といわれていますね。あの方は小学校しか出ていませんから、難しいことを易しく説明できたのです。

今日私は、先生方が我々にどのように易しく理解できるようにお話していただけるか、特に我々の見えない海の世界において、特に水の惑星、地球の4分の3という面積の中で一体何が起こっているのか、非常に深刻な間題、楽しい話題を含めまして、見えない世界をのぞいたお話をしてくださるとのことでございまして、楽しみにいたしております。

また今日は、多くの方々にお越しいただきまして、さらにこれがユニークな出前講座というと失礼でございますが、大先生方においでいただいてお話をしていただける講座がうまく続けていけるよう、私たちも努力をして参りたいと思いますので、どうぞお聞きになれられた感想、ご指導もいただいき、実りあるものにしていきたいと思います。