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笹川陽平ブログ(日本財団会長)

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resize.png日本財団はハンセン病の差別撤廃を訴える応援メッセージサイト「THINK NOW ハンセン病」を開設。皆様からのメッセージを随時募集・配信しています。
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笹川 陽平
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1月22日(月) [2018年01月22日(Mon)]
1月22日(月)

7:25 財団着

9:00 「夢の奨学金」「小児難病」事業打合せ

10:00 アドバイザリー会議

13:30 南 慎二 外務省中南米局南米課長

14:00 スピーチ打合せ

15:30 Mr. Arrey Obenson 国際青年会議所事務局長

16:30 金弘傑 韓国国会議員

18:00 大松芳男 文藝春秋編集長


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「ちょっといい話」その87―アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター― [2018年01月22日(Mon)]
「ちょっといい話」その87
―アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター―


表題の日本研究センターは、アメリカの有名大学であるイエール、コロンビア、シカゴ、スタンフォード、ハーバード、プリンストン、ミシガン各大学等が参加して1963年に設立された。何度か名称変更はされたものの、今年は創立55周年になる。上級日本語教育のパイオニアとして、独創的な教育方法と教材開発で日本語教育の発展に寄与すると共に、多くの日本研究者や日本専門家を輩出してきた。

日本財団では、毎年20名に奨学資金を提供しているが、礼状の手紙も達筆で、中には写真のように毛筆の手紙も存在する。ともすれば日本の海外への情報発信が遅れているといわれる中で、彼らの将来の活躍への期待は大きい。

IMG_1021.JPG


昨年12月、所長のバートン博士がわざわざ横浜からお礼においでになった。理由は、この度、アメリカでビジネスに成功した渡邉利三氏から1000万ドルの奨学金を頂戴したとの報告と同時に、日本財団のような著名な財団から多額の支援を得ていることは、この日本研究センターが信用に値すると寄贈の意思決定に大きな役割を果たしてくれたとの事で、有難い報告であった。

IMG_0046.jpg
バートン博士(右から二番目)


下記に、2016-2017年の奨学生の名前とテーマを列記してみました。

※修士課程在籍者
Klaudia Adamowicz クラウディア・アダモヴィッチ(ポーランド国籍)
ヤギェウォ大学大学院博士課程(人類学部)〈2017年博士号取得予定〉
専門分野 :化研究および哲学
研究テーマ:日本の大衆文化:原宿を象徴するサブカルチャーの特徴づけ

Chun Wa Chan チュンワ・チャン(香港:中国籍)
ミシガン大学大学院博士課程(美術史学部)〈2018年博士号取得予定〉
専門分野 :美術史(日本の仏教芸術)
研究テーマ:古代日本(6〜9世紀)における仏像の製造と広まり

Shoan Yin Cheung ション イン・チョウ(カナダ国籍)
コーネル大学大学院博士課程(科学・テクノロジー学部)〈2019年博士号取得予定〉
専門分野 :医療人類学
研究テーマ:科学史における人種とジェンダー;ホルモン剤の安全性に対する日本人女性の考え方

Charles Hamilton Cook II チャールズ・クック(アメリカ国籍)
ノースカロライナ大学チャペルヒル校大学院博士課程(宗教学部)〈2020年博士号取得予定〉
専門分野 :アジアの宗教
研究テーマ:現代の仏教のケア活動(緩和ケア、精神的ケア、東日本大震災後のケアなど)

Xiaohan Du シャハン・デュ(中国籍)
コロンビア大学大学院博士課程(美術史・人類学部)〈2019年博士号取得予定〉
専門分野 :東アジア美術史と考古学
研究テーマ:宗教的、政治的途上にあった中世の中国と日本で生きた元の渡来僧、一山一寧の人生と書について

Tae Yeon Eom テヨン・オム(韓国籍)
ブリティッシュ・コロンビア大学大学院博士課程(東アジア学部)〈2018年博士号取得予定〉
専門分野 :東アジアの国際関係史(前近代)
研究テーマ:西洋式外交文化を徳川時代の日本はどのように取り入れ、東アジアの外交モデルに変化させていったか

Kurtis Hanlon カーティス・ハンロン(アメリカ国籍)
ブリティッシュ・コロンビア大学大学院博士課程(アジア学部)〈2021年博士号取得予定〉
専門分野 :日本文学(前近代)
研究テーマ:歌合、曲水の宴などの雅な遊戯と文学との接点;和歌の嗜みや前近代日本における詩歌の受容

Tatyana Kostochka タチアナ・コストチカ(アメリカ国籍)
南カリフォルニア大学大学院博士課程(東アジア言語・文化学部)〈2019年博士号取得予定〉
専門分野 :道徳心理学、仏教哲学
研究テーマ:道徳心理学(道徳的行為者の理由と動機についての研究);仏教哲学

Aiqi Liu アイチー・ルー(中国籍)
アイオワ大学大学院博士課程(東アジア史研究)〈2019年博士号取得予定〉
専門分野 :歴史(東アジア)
研究テーマ:日中の関係史、特に徳川後期における清との関係

Casey Martin ケーシー・マーティン(アメリカ国籍)
カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院博士課程(アジアの言語と文化)〈2019年博士号取得予定〉
専門分野 :近代日本の文学と歴史
研究テーマ:第二次世界大戦中の日本の焼夷弾と原爆についての文学的・映画的解釈

Francesca Pizarro フランチェスカ・ピザーロ(アメリカ国籍)
ハワイ大学マノア校大学院博士課程(東アジアの言語と文学)〈2019年博士号取得予定〉
専門分野 :日本文学
研究テーマ:明治・大正時代の文学、特に女学生を主人公とした小説と読者である女学生の読書文化

Vu Truong ヴー・チュン(アメリカ国籍)
シカゴ大学大学院博士課程(言語学部)〈2019年博士号取得予定〉
専門分野 :言語学(理論統語法と言語記録)
研究テーマ:語形論;統語論;日本語と日本語族

Serena Yang セレーナ・ヤング(アメリカ国籍)
カリフォルニア大学デービス校大学院博士課程(音楽部) 〈2018年博士号取得予定〉
専門分野 :音楽理論
研究テーマ:20世紀の音楽、日本と米国の実験的現代音楽;日本におけるジョン・ケージの影響

Alexandra De Leon アレキザンドラ・デリオン(アメリカ国籍)
ノースウェスタン大学大学院博士課程(歴史学)〈2021年博士号取得予定〉
専門分野 :近代日本史
研究テーマ:昭和天皇の戦争責任が戦後の日本でどのように報道されたか

Marlowe Gardiner-Heslin マロ・ガーデナーヘスレン(カナダ国籍)
マギル大学大学院博士課程(東アジア学部)〈2020年博士号取得予定〉
専門分野 :日本研究(現代日本文学、ビデオゲーム論など)
研究テーマ:1990-2000年代の日本の都市環境とビデオゲームのナラティブとの関係性

Walter Hare ウォルター・ヘア(アメリカ国籍)
セントルイス・ワシントン大学大学院博士課程(文学)〈2020年博士号取得予定〉
専門分野 :近代日本文学
研究テーマ:ハンセン病作家、北条民雄による短編小説の分析、20世紀初期の文学との結びつきを考察

Chu-Wen Hsieh チュウェン・シェ(台湾国籍)
ノースカロライナ大学チャペルヒル校大学院博士課程(人類学) 〈2020年博士号取得予定〉
専門分野 :社会文化人類学(社会運動、民族主義、基地問題など)
研究テーマ:日本国内の米軍基地とその周辺住民:住民の日常生活を通して観察した協調や抵抗

Bradford Knappe ブラッドフォード・ナップ(アメリカ国籍)
ハーバード大学大学院博士課程(歴史学) 〈2020年博士号取得予定〉
専門分野 :日本と北太平洋の環境史
研究テーマ:資源抽出、ハイブリッドエコロジーシステム、新たな地質年代「人新世(Anthropocene)」の到来

Andrew Kustodowicz アンドリュー・カストドヴィッチ(アメリカ国籍)
カンザス大学大学院博士課程(歴史学)〈2021年博士号取得予定〉
専門分野 :環境史(レジャーの歴史)
研究テーマ:日本人と環境の歴史をスポーツフィッシングの側面から考察

Mary Lewine メアリー・ルウィーン(アメリカ国籍)
カリフォルニア大学バークレー校大学院博士課程(美術史)〈2020年博士号取得予定〉
専門分野 :美術史(中国と日本の仏教美術と中世文化)
研究テーマ:11-14世紀東アジアにおける地域や宗派を超えた仏教活動:権威や神聖を具現化した仏像制作

Hsin-Yuan Peng シンエン・ホウ(台湾国籍)
イエール大学大学院博士課程(東アジアの言語と文化)〈2020年博士号取得予定〉
専門分野 :映画・メディア学/比較文学
研究テーマ:戦後の日本映画に見る環境への関心とその歴史的発展(環境学、美術史、映画とメディア学にまたがる学際的研究)

Alan Reiser アラン・ライザー(アメリカ国籍)
インディアナ大学大学院博士課程(比較文学及び東アジアの言語と文化学部)〈2019年博士号取得予定〉
専門分野 :比較文学
研究テーマ:文化的、言語的差異を超えて、著者及び作品の真意をいかに翻訳で伝えることができるか

Sabine Schultz サビナ・シュルツ(アメリカ国籍)
シカゴ大学大学院博士課程(東アジアの言語と文明学部) 〈2023年博士号取得予定〉
専門分野 :現代日本の文化とメディア
研究テーマ:「クールジャパン」「韓流」などと称される国際的な文化現象

Catherine Tsai キャサリン・ツァイ(アメリカ国籍)
ハーバード大学大学院博士課程(東アジアの言語と文明)〈2021年博士号取得予定〉
専門分野 :歴史学
研究テーマ:台湾での日本統治:皇民化運動期(1937-1945)の政治的、社会的動員

Mialong Xue ミョウレイ・セツ(中国籍)
ブリティッシュ・コロンビア大学大学院博士課程(アジア研究)〈2022年博士号取得予定〉
専門分野 :前近代日本文学と文化史(平安及び中世の女性文学と教育、宗教など)
研究テーマ:王朝文学に描かれた人間としての斎王(神に仕える未婚の皇女)

Xiaoyi Ze シャオイー・ツ(中国籍)
ブリティッシュ・コロンビア大学大学院博士課程(アジア研究)〈2019年博士号取得予定〉
専門分野 :日韓関係
研究テーマ:明治時代の日本と大韓帝国の政策共通点及び相違点



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1月19日(金) [2018年01月19日(Fri)]
1月19日(金)

12:30 財団着

14:00 「日本財団在宅看護センター」起業家育成事業修了式

DSC_8968.JPG
修了式で挨拶

DSC_9052.JPG
活躍を願って記念撮影


15:00 懇親会


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「中国の小話」その152―スリの嘆き― [2018年01月19日(Fri)]
「中国の小話」その152
―スリの嘆き―


中国では、携帯電話の普及が市民の生活スタイルに大きな変化をもたらしている。中でも、近年はキャッシュレスは進捗が日本をはるかに凌駕しており、現金を使って買い物する消費者は激減。どこに行っても携帯電話を使って支払いをする風景になった。

そこで次のような小話が生まれた。

北風が吹き荒れる中、絶え間なく続く人の流れを眺めながら、老練なスリは思わず涙をこぼした。

街を歩くほとんどの人はもはや現金を持っていない。屋台はもとより、担ぎ屋のおっさんから野菜を買う時でさえ、携帯のQIコードをスキャンして料金を支払うキャッシュレスの時代になってしまった。

何千年も続いてきたスリという職業は、急速に壊滅しようとしている。

警察官よ、威張るな!!
「スリ」の根絶は警察官の手柄ではない。
英雄は「WeChat」と「アリペイ」だ!

<注>
「WeChat」は、中国大手IT企業テンセント(中国名:騰訊)が作った無料インスタントメッセンジャー・アプリ。
「アリペイ」は、アリババ・グループのQRコードを使った非接触型決済サービス。
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1月18日(木) [2018年01月18日(Thu)]
1月18日(木)

7:20 財団着

8:30 「社会的投資」事業打合せ

9:00 インド出張打合せ

10:30 セルゲレン・ムンクオチル モンゴル工業技術大学総長

14:15 三村明夫 日本商工会議所会頭

16:30 滝崎成樹 外務省アジア大洋州局南部アジア部長

18:30 福川伸次 東洋大学理事長

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1月17日(水) [2018年01月17日(Wed)]
1月17日(水)

7:25 財団着

10:00 伊勢彦信 イセ文化基金代表

10:30 立部祐道 仁和寺門跡

11:00 波多野森雄 中央電子(株)監査役

14:00 小川秀興 順天堂大学理事長

14:30 武藤 浩 みずほ銀行顧問

15:00 團 宏明 日本棋院理事長

16:00 渡邉秀央 日本ミャンマー協会会長

18:30 飯島 勲 内閣参与
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「良書を探すには」―週刊読書人― [2018年01月17日(Wed)]
「良書を探すには」
―週刊読書人―


テレビ、インターネット、趣味の多様化などにより、読書をする人は急激に減少し、出版業界は右肩下がりを続けている。

かつては私も町の本屋を訪ねるのが楽しみだったが、次々にシャッターが下り、次第に本屋まわりも少なくなった。好奇心は森羅万象に及ぶが、良書に出会う機会は思いの他少なくなった。そのため新聞の書評欄を参考にしたり、私の読書指南番である日本財団評議員・鳥井啓一氏からの推薦本を頼りに読書を続けてきた。

一昨年、私を主題として作家・高山文彦氏が書かれた『宿命の子』が、御厨貴・東大名誉教授よって『週刊読書人』(280円)に書評が掲載されたのを機会に愛読者になった。どちらかといえば左翼寄りかも知れないが、私にとって問題ではない。

8ページ立ての新聞は実に読み応えがあり、たっぷり時間が必要である。昨年12月22日付の年末回顧総特集号は、私の個人的意見ではあるが、新年の五大新聞紙全てを合わせても遠く及ばない充実した内容であった。

宮台真司、苅部直、渡辺靖による鼎談「民主主義は不可能な思想か」は2ページ半に及び、深く議論を掘り下げた内容であった。2017年度の文藝の総括では、外国文学:イギリス、アメリカ、フランス、中国、ラテンアメリカ、韓国、ロシアの翻訳本のすべての紹介があり、ノンフィクション、児童文学、短歌、俳句、ミステリー、詩、SF、時代小説、女性科学、科学技術、マスコミ、論潮、経済学、哲学、社会学、芸術では美術、演劇、写真、映画、音楽について、歴史については東洋史、日本史、西洋史等々の書評があり、誠に読み応えがあった。

その上、朝日、毎日、読売、日経、産経の書評案内まである。また、2017年度の文学賞(小説、評論、児童文学、詩、短歌、俳句)や文化賞には大宅壮一賞、菊池寛賞、講談社出版賞など、閑遺しにいくつあるか数えてみた。

文学賞(小説、評論)は芥川賞、直木賞を初め72もあった。児童文学賞も以外に多く37。中には産経児童出版文学賞のように10名以上の受賞者がいる賞も幾つもある。

詩、短歌、俳句では斉藤茂吉賞、中原中也賞など67。文化賞にいたっては芸術選奨、日本芸術院賞にはじまり、日本自費出版文化賞や料理レシピ本大賞まで137もあり、数百人が受賞している。

読者の急減、出版文化の危機とはいうものの、出版文化に関する賞は隆盛期とかわらないのが可笑しい。販売促進のツールとして必要なのであろうか・・・

私の知識不足のせいではあるが、それぞれ特色ある良書を出版している零細出版社が意外に多いことを『週刊読書人』で知った。早速『立山信仰と三禅定』(福江充著 岩田書院)」を見つけた。8800円と多少高値ではあるが、発行部数はたったの300部。三禅定とは富士山、立山、白山のことで、三霊山巡礼の習俗について江戸時代の実態を記した書物である。

日本の出版文化を力強く支えているのは、大出版社は勿論のこと、多くても数十人、場合によっては10人程度で、志高く赤字覚悟で活躍されている多くの零細出版社のお陰であることを教えてもらった。

読み応えある『週刊読書人』は、月刊雑誌に優るとも劣らない質量であり、良書に出会う機会も数多くある。
是非一読、そして購読をお勧めしたい。
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1月16日(火) [2018年01月16日(Tue)]
1月16日(火)

7:30 財団着

8:00 海野光行 日本財団常務理事

9:30 (株)泰正 正木たかし様

10:00 理事会

11:30 テレビCM打合せ

13:00 在宅看護センター起業家育成事業受講生

18.01.16 在宅看護起業家育成受講生.jpg
今後の活躍を期待しています!


15:00 茶野順子 笹川平和財団常務理事

15:30 辰巳雅世子 笹川平和財団・中東・イスラム基金室長

16:00 笹川平和財団第7回投資員会

17:30 懇親会
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1月15日(月) [2018年01月15日(Mon)]
1月15日(月)

6:45 成田空港着

8:20 財団着

9:00 ライフプランニングセンター

10:00 山本茂晴 (株)TVC社長

15:30 大島美恵子 日本科学協会会長

16:00 三上正裕 外務省国際法局長

18:30 葛西敬之 JR東海名誉会長
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「イラン豆知識」 [2018年01月15日(Mon)]
「イラン豆知識」


一昨年5月と昨年の3月にイランを訪問した。イランは、北はアゼルバイジャン、アルメニア、トルクメニスタン、東はパキスタン、アフガニスタン、西はトルコ、イラクと国境を接する人口約8000万人の中東の大国である。

アメリカとは今なおギクシャクしているが、日本との関係は、ペルシャ文明の数々の文物がシルクロードを経て日本にも届き奈良の正倉院に展示されていることでも分るように良好である。

イスラム圏には大きく分けるとシーア派とスンニ派が存在する。イランはシーア派で、隣のイラクはスンニ派だったサダム・フセイン政権が倒れた後、イラン・シーア派の影響が増大している。対するサウジアラビアはスンニ派でアメリカとの関係も良好である。

イランでは女性の副大統領が誕生したこともあり、2016年5月には、笹川平和財団やイラン女性・家庭環境担当副大統領府が協力して首都テヘランで「平和と持続可能な開発における女性の役割」をテーマに国際シンポジウムを開催した。安倍昭恵・首相令夫人にも出席いただき、スピーチはもちろん、記者会見にも応じてもらい好印象で迎えられた。イランと日本の関係拡大に民間交流が大切なのは言うまでもない。

シンポジウムム会場.JPG
シンポジウム会場
ヒジャブを纏った女性たち


イランでも女性の社会活動の重要性は次第に認識されてきている。しかし、女性にはヒジャブ(頭、顔を隠す布)が強制され、街中にイスラム革命防衛隊の監視も残っているようで、女性が男性と手をつないで歩くといった自由が認められているわけではない。サウジアラビアでは不倫は死刑だが、イランでも石打による死刑の宣告例もあり重罪である。

シンポジウムの合間に、これまで知らなかった、いろいろな話を聞いた。以下、気の向くままにイランの豆知識として記します。

1)イランの主食は米。
 首都テヘランは、荒涼とした荒地と裸の山に囲まれているが、カスピ海の近くは緑豊かな山岳地帯と田園が広がっているという。

2)イランでは家庭を大切にする。
 妻は料理自慢の人が多く、夫が外食するのを嫌う。自分で作った料理を夫に食べさせ、喜んでほしいと思っている。夫は定年退職後も家庭で可能な限り妻の横に座り、話に夢中になるそうだ。定年後は粗大ゴミ、濡れ落ち葉といわれるどこかの国とは大いに違う。

3)イランでは「嫉妬の目」というものを極端に嫌う習慣がある。
 例えば新車購入の儀式。4つのタイヤの下に、目に似ている玉子を入れ、「嫉妬の目」をつぶすのが習慣らしい。

4)会社や学校は午前7時〜午後2時。
 帰宅後、主食の昼食を家族で食べ昼寝に入る。夕食は9時〜10時で軽め。ヨーグルトを食べることが多い。寝る前に胃に負担をかけないためらしい。イラン人にとって、日本人を含め外国人が朝、ヨーグルトを食べるのは不思議なことらしい。

5)男性がいるところで女性は必ず「ヒジャブ」を被り黒い洋服を纏う。
 男性に女性を意識させないためらしい。ただし、女性だけの集まりになれば、それはそれで華やかな服装に彩られるようだ。しかし一歩外に出るときは、黒のマントとヒジャブで没個性的な服装に早変わりする。

6)学校なども一つの教室に仕切りがある。
 男女が左右に分かれた授業となり、それならば男女別々の学校にすればよさそうだが、財政上、ままならないそうである。

7)まだまだ従姉弟婚が多い。
 近親結婚の弊害も多いようだが、半面、都心部では恋愛結婚や離婚も多く、高学歴の女性は結婚が30歳を超えるケースも増えている。最も、これはこれで問題があるらしい。


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