組織の中の人が積極的に動く方法を2:6:2の法則から考える
[2014年06月04日(Wed)]
こんにちは。
まつやまNPOサポートセンターの織田です。
第7回のコラムは「2:6:2の法則」です。
それではどうぞ☆
みなさんは、
自分の所属する組織の人についてどのような考えを持っていますか?
「あの人は組織を積極的に動かしているな」
「あの人は組織にとってあまり良い影響を考えていないのではないか?」
と考えることも少なくないと思います。
このような人が組織にとってどのような役割を果たしているかを考えるときに、
参考にしてほしいのが「2:6:2の法則」です。
「2:6:2の法則」とは以下ことを指します。
1.上位2割 … 実績・生産性が高く積極性に優れた優秀なグループ
2.中位6割 … 上位にも下位にも属さない平均的なグループ
3.下位2割 … 実績・生産性が低く積極的に行動しないグループ
つまり、「優秀な人2割」「普通の人6割」「パッとしない人2割」。
人々が集団やグループを構成した場合、自然発生的にこのような内訳に
なるという法則です。
この法則はとても不思議な側面があり、
有名な『アリの話』を例にとります。
働き者の印象が強いアリですが、
実際には、2割程度のアリは遊んでいるといわれています。
この遊んでいるアリを集団から排除してみると、
残ったアリの2割程度がさぼり始めると言われています。
逆に、上位2割の働きアリだけをかき集めて、
1つのスーパー集団を作ってみても、
時間が経つとその2割が怠け者に変身するそうです。
これを人間に当てはめると、
・スーパーチームを結成。
でも優勝できない。
・スター選手を引き抜かれたチームから、新たなスター選手が芽を出す。
などが起こります。
このような法則が組織に悪影響を与えることは避けたいことです。
では、組織の中で活動することの多い私たちはどのようにすればよいのでしょうか?
この2:6:2:の法則を崩そうとすることは容易ではありません。
ここで大切になってくることは、
この2:6:2の法則を利用するということです。
・組織の中のチームで
6の人を上位の2に押し上げるために
上位の2の人を別のチームに配置する。
というように、
個々の能力に応じ、担ってほしい役割に応じた対策をとることができるのです。
他にも
・下位の2割の人達をあえて、生産性の低い部署に異動させることで、
上位の2割、または中位の6割に入らざる負えない状況にする
という方法もあります。
しかし、
中には対称的な対策方法があげられています。
・上位2割の育成に集中して、他の8割についてはあまり注力しない。
というものと
・全体の2:6:2のレベルを上げるために、下位の2割の育成に注目すべき
という考えがあります。
この2つを見てみると
「どちらが正しいのだろう」
と感じます。
この
「どちらが正しいか」の答えは、
その組織の特徴と時期が大きく関係します。
目先のものに集中しなければならないのであれば、
上位2割の活躍は必須ですし、
先を見据えるのであれば、
下位2割に対しても注目はすべきでしょう。
この判断に関してはその組織を知っている者で
なければ判断は難しいのです。
ぜひ、
ご自身の組織にこの「2:6:2の法則」を当てはめ、
どのような人がそこに当てはまるのかを把握し、
どのようなアプローチが必要なのかを分析し、
今後の行動に活かしてみてください。
今回のコラムが、
みなさんのお役に立ったなら幸いです。
☆コラムを読んでいただきありがとうございました。
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まつやまNPOサポートセンターの織田です。
第7回のコラムは「2:6:2の法則」です。
それではどうぞ☆
みなさんは、
自分の所属する組織の人についてどのような考えを持っていますか?
「あの人は組織を積極的に動かしているな」
「あの人は組織にとってあまり良い影響を考えていないのではないか?」
と考えることも少なくないと思います。
このような人が組織にとってどのような役割を果たしているかを考えるときに、
参考にしてほしいのが「2:6:2の法則」です。
「2:6:2の法則」とは以下ことを指します。
1.上位2割 … 実績・生産性が高く積極性に優れた優秀なグループ
2.中位6割 … 上位にも下位にも属さない平均的なグループ
3.下位2割 … 実績・生産性が低く積極的に行動しないグループ
つまり、「優秀な人2割」「普通の人6割」「パッとしない人2割」。
人々が集団やグループを構成した場合、自然発生的にこのような内訳に
なるという法則です。
この法則はとても不思議な側面があり、
有名な『アリの話』を例にとります。
働き者の印象が強いアリですが、
実際には、2割程度のアリは遊んでいるといわれています。
この遊んでいるアリを集団から排除してみると、
残ったアリの2割程度がさぼり始めると言われています。
逆に、上位2割の働きアリだけをかき集めて、
1つのスーパー集団を作ってみても、
時間が経つとその2割が怠け者に変身するそうです。
これを人間に当てはめると、
・スーパーチームを結成。
でも優勝できない。
・スター選手を引き抜かれたチームから、新たなスター選手が芽を出す。
などが起こります。
このような法則が組織に悪影響を与えることは避けたいことです。
では、組織の中で活動することの多い私たちはどのようにすればよいのでしょうか?
この2:6:2:の法則を崩そうとすることは容易ではありません。
ここで大切になってくることは、
この2:6:2の法則を利用するということです。
・組織の中のチームで
6の人を上位の2に押し上げるために
上位の2の人を別のチームに配置する。
というように、
個々の能力に応じ、担ってほしい役割に応じた対策をとることができるのです。
他にも
・下位の2割の人達をあえて、生産性の低い部署に異動させることで、
上位の2割、または中位の6割に入らざる負えない状況にする
という方法もあります。
しかし、
中には対称的な対策方法があげられています。
・上位2割の育成に集中して、他の8割についてはあまり注力しない。
というものと
・全体の2:6:2のレベルを上げるために、下位の2割の育成に注目すべき
という考えがあります。
この2つを見てみると
「どちらが正しいのだろう」
と感じます。
この
「どちらが正しいか」の答えは、
その組織の特徴と時期が大きく関係します。
目先のものに集中しなければならないのであれば、
上位2割の活躍は必須ですし、
先を見据えるのであれば、
下位2割に対しても注目はすべきでしょう。
この判断に関してはその組織を知っている者で
なければ判断は難しいのです。
ぜひ、
ご自身の組織にこの「2:6:2の法則」を当てはめ、
どのような人がそこに当てはまるのかを把握し、
どのようなアプローチが必要なのかを分析し、
今後の行動に活かしてみてください。
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☆コラムを読んでいただきありがとうございました。
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