• もっと見る
NPO会計・税務リクツとコツ
中尾さゆり(税理士・准認定ファンドレイザー)

NPO法人ボランタリーネイバーズ(https://www.vns.or.jp/)理事長
税理士法人TAG経営(https://tagkeiei.tkcnf.com/)社員税理士
個人としての、NPOの会計税務専門家

さまざまな立場の経験を活かして、
バックオフィサー・経営者向けにリクツとコツをかいています。

« 雑記 | Main | 【卒業】'09起業の学校 »
検索
検索語句
おすそわけ、大歓迎です。
アマゾンウイッシュリスト
カテゴリアーカイブ
最新記事
<< 2024年03月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
12/18資金支援とはなんぞや+行政職員のチカラ[2008年12月19日(Fri)]
 12/18は地域協働促進事業・資金支援研究会の第4回を開催しました。
今回は今田忠先生(モリコロ基金の委員長もつとめていただいております)を迎えての特別な会です。

★今田先生のお話★
・行政の資金支援と憲法89条
・なぜ、行政がNPOに資金支援をするのか
・事業助成と団体助成
・阪神・淡路コミュニティ基金
・資金支援担当職員の心構え(お金を出す側のミッション、実現するためのプログラム・オフィサー)
→(私にとっては)行政の性格上、できることと「難しい」ことがあるということが印象に残りました。あまねく広く公平にやらなければならない行政の性格を変えるのではなく、その中でどうやって行政のミッションを達成するための方策を取れるかを考えなくてはならないと割り切って考えよう!というように思いました。
 
 ただ、今田先生のお話は示唆的であとでじわじわと感じるところがあります。人によって心に入ったものがだいぶ違うみたいでもありました。

★報告書作成に向けて★
 グループで話し合いをしたのですが、これがまた全員ファシリテーターという感じですすんでいきました。本当に研究したいところはどのポイント、それって面白い!もっと知りたい!他の人も必要とする情報なのでは?、それに関しては事例を持ってるよ!などグループで研究するからこその相乗効果が期待できそうです。

 次を考えないといけないのですが、まだ昨日のインプットが多すぎて・・・。
あ〜。。。
協働事例を積み上げているんだ!とおもふことにした[2008年11月17日(Mon)]
 ここのところ、「協働」について事例を聞いたり考えさせられる機会が続いていました。

 私自身、愛知県委託事業の中で「地域協働促進研修事業、第2研究会(資金支援)を担当しています。行政職員が地域協働について知見を深める、全5回の研究会+2月に成果報告会が予定されており、現在第3回まで終了しました。その後半に向けてどう進めていっていいのかわからないでずっと悩んでいました。

 どうも、行政職員の思考様式と私自身の思考様式が違っているみたいでパニックになってしまっていたのです。 自分自身が経験したことのない分野(研究会運営)であるにも関わらず、もういい大人なんだから、きっちりとした提案を出して仕事は進めていかなくては・・・と自分で自分にプレッシャーをかけてしまい、何をどう相談していいのかが整理しきれないまま固まってしまい、そのことにより周りに助けを求められない状態が続いていました。他のスタッフまで不安にさせている状態になり、さらに重なる自己嫌悪・・・もうタイムリミットが近づいていました。

 研究部長がヒントを出してくれていました。自分がパニックになっていたのでそれを直視できるようになるまでに時間がかかりました。そのヒントをもとに、自分の担当業務をどうしていきたいのかを考え、研究部長に相談し、その上で協働相手にぶつけてみました。先方は、(行政職員に対しては)こういう言い方のほうが伝わる、というヒントをいくつも教えてくれました。それをもとに改良をしました。

 やり終えてしまえば、相手の懐に飛び込んで「私はこう考えるけれど、行政の人にとってはどうなんだろう」って聞いてしまえばよかったんですよね。だって、いくらNPOしか経験のない私が行政の人を思考様式を理解しようと考えてもわかるはずがないですもの。そこで、「馬鹿なこといったらアホだと思われる。」と変なプライドを持った自分がいて進めなかっただけのことです。違う仕事の仕方という文化を持った人たちと一緒にやっていくのだから、「わかりません」っていってもよかったのではないか?単なる業務委託なら相手の仕様に合わせてやるけれど、これは「地域協働促進事業」なのだから、この事業のプロセス自体が地域協働を促進するためのNPOと行政のギャップを意識して埋めていく場、と考えてもよかったのではないか、と思っております。

 運悪く(?)この事業の担当になった行政職員さんにはハラハラさせてばかりで申し訳ないです。案外NPOを長くやっていても私自身「協働ってよくわからない。」と思っていて、そういう人が行政とどう分かり合うえるか・一緒にやっていけるのか、事例を積み上げているんだ!くらいの気持ちで私は今日から取り組もうと思います。

 そのプロセスをブログに書くことにより、NPOの人はこんなところがわからないんだ!ということをご理解いただくための一つのヒントになれたら幸いです。
9/5地域協働研究・助成金研究会[2008年09月06日(Sat)]
 今日は朝から頭が痛く「二日酔い?」と思いながらも一日中ファシリテーター研修に行ってきました。しかし、やはり微熱がありました。私が二日酔いになるはずないじゃん笑い。思い込みはいけませんね。二日酔い疑惑の原因は昨日の会議と2次会・3次会が盛り上がったからでして。

 愛知県よりボランタリーネイバーズが地域協働研究事業を請けており、その中の第2研究会「助成金」を担当しています。

 初回は前半自己紹介+話題提供、後半は今後の研究会のテーマを出すために「助成金Q&AのQをつくろう」ということで知りたいことを出していただきました。お互いに知っている人・いない人がいましたが勝手に名刺交換は始まってるわ、グループワークも進行していくわでした。気持ちのある、いい参加者にめぐまれたおかげで第1回の目標「お互いを知る・課題を出し尽くす」ということは達成できたと自負しております。さらに、オブザーバーとしてNPOスタッフ2人にもはいってもらったのですがグループわけを3つにしたためNPOスタッフがいなかったグループからは「違う視点から勉強したいから、NPOの人にもいて欲しかったなあ。」という声もいただきました。これも次回からすぐに改善していきます。

 私もモリコロ基金改善のため「TEAM MORIKORO」でいろんなことを考えますが、ふたりで悶々としてます。今回は4人のグループワーク・しかも違う市町村の人ということで、気付かなかったこと・新しい視点・自明と思っていたことや立ち位置の確認ができるから絶対いい!何よりも楽しそう!でした。

 内容については、まとめをつくってからもう一度見直してみます。ただ、Qは広範囲にわたって書かれていましたし、そのAを持っていそうなひともいるということでかなり学びあいができそうなことも確認できました。詳細はそのうちボランタリーネイバーズのブログで紹介されるはずです。よろしく、きんちゃんラブ
地域協働研究・助成金部会、エンジンかけてます[2008年08月22日(Fri)]
 だいぶ涼しくなってきました。昨日は会議に向かう途中で「日差しが柔らかくなったね。」「空が高くなったね。」と人間らしい会話をしました(笑)。

 今日はそろそろ火がついてきた地域協働研究の助成金部会について。愛知県の委託事業の一環として地域協働研究を行います。そのテーマのひとつが市町村の「助成金」。

 協働流行の今日この頃、
 市町村単位の助成金制度が増加しているようです。
 それは、NPOにとって、その市町村の関係者にとって最適なものになっているのでしょうか?

という疑問からスタート。

 メンバーの確定、
 インターンによる事前情報収集、special thanksラブ
 担当スタッフ間の「コンセプトの確認」
 ここまで終わって、じゃあどういう風に研究会を進めていこうか、第1回研究会に向けて具体化する時期に入りました。
 全5回の「研究会運営」から取りまとめ。参加者の脳みそをこねくり回す「仕掛け」を考えています。素材とメンバーは極上。それをどうしたら一番いい形でかかわってもらえるかが仕掛け人のおシゴトです。
助成金研究のメンツ〜見ててね〜[2008年07月27日(Sun)]
昨日記載した助成金研究のメンバー、固まりつつあります。
NPOからは、尾張・三河の若手(男性)各1名。で、名古屋は私(女性)。地域・ジェンダーバランスも取れていいメンツになりそうです。

 特に、他地域と比べていわゆる「若手」の動きが見えにくい愛知県において、若手が研究会のメンバーにどんどん座るのって意義がある。そりゃ、経験豊かな人からみればあぶなっかしいかもしれないけれど、やれるだけやってみるから、見ててよね!というのが今の率直な気持ちです。

 さー、次の動きが楽しみ。
愛知県内の助成金研究調査、はじめます![2008年07月26日(Sat)]
http://aichi.npo.gr.jp/tiikikyodo/senteikekka.htmlより引用
「地域協働促進研修実施事業」の委託団体を選定しました!

 愛知県では、市町村職員(NPO担当課)、市町村が設置するNPO支援センター職員等に、意見交換や共同研究・研修する機械を提供するとともに、広く社会にアピールする場を設けることで、NPO活動の活発化や地域における協働の促進を図り、その担い手のレベルアップを図ることを目的とした「地域協働促進研修実施事業」を実施します。

〜〜〜ここから本文〜〜〜
 この中で、市町村の助成金制度について共同研究をする部分を担当することになりました。今、メンバーを固めているところです。

 税金・公金から、「助成金」という形でNPOにお金が流れます。
 どうやって、どの事業にお金を出すかを決めるのか?
 その効用を最大化するために何ができるのか?

 そんなことを考えられる機会にしていきます。

 1年後の愛知県及び市町村の助成金制度は、NPOのため・しいてはその活動の受益者のために変わります!!!というか、変わるような研究をしたいです。先駆的なものというより、助成金制度を市町村がもつ意義、それを活用するための仕組み、助成金を通じた団体の成長など基本的なところを調査研究して、「わが町で助成金制度を整える場合、最低限これができていればいいんだな。」というようなものをつくっていきたいな。

 と個人的には思っていますが、それは今後の議論しだい・・・。楽しみです。