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NPO会計・税務リクツとコツ
中尾さゆり(税理士・准認定ファンドレイザー)

NPO法人ボランタリーネイバーズ(https://www.vns.or.jp/)理事長
税理士法人TAG経営(https://tagkeiei.tkcnf.com/)社員税理士
個人としての、NPOの会計税務専門家

さまざまな立場の経験を活かして、
バックオフィサー・経営者向けにリクツとコツをかいています。

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ソーシャル系キラキラ苦手な私が寄付をした話[2022年04月07日(Thu)]
ここのところLivEQualityHUBさんのオンラインイベントの追っかけ化しています。なんかよくわからないけど、なんかやってくれそうだから観察したいなあって(参加費無料だし)。

https://readyfor.jp/projects/livequalityhub/announcements

LivEQuality HUBさんについて知ったきっかけは、東京の関係者経由から、名古屋で新しい動きをする方がいると聞いたこと。ですが、聞けば聞くほど、すごい経歴を持ったソーシャル系のキラッキラッしたひとたちだし、代表が公認会計士でプロだから私がお役に立てるようなことはないな〜と思っておりました。

ところが、以前からよく知っている・信頼・尊敬している人の関わりもあって、お会いしてみることに。するとすごく考えられているだけど、名古屋・愛知界隈でのつながりがまだ少ないということがわかりました。

そんな中、雑談の中で出てきたことをさっと拾って、いつの間にか会いに行く・つながりをつくる、そのスピード感と柔軟性そして、周囲の人に敬意を払って学ぶ姿勢に驚かされました。実るほど頭がたれるというのはこういうことかと。

昨日は「第1回サポーターズミーティング」に参加してきました。クラファンあと1週間くらいで、最初のゴールは達成したものの、ネクストゴールまではまだけっこう距離がある。それをどう考えているかをききたかった。少人数で、率直に話せそうであったので「ぶっちゃけ、今までの寄付者ってどんな人ですか?取りこぼしと感じているところはどの辺ですか?」ってきいちゃいました。こんな、空気読まないぶしつけな質問にも事務局長さんは誠実に答えてくれました。

LivEQualityさん、すごすぎて私が出る幕はないなというところから、
このひとたちの近くでウロウロしていることで、ひとりでは行けないところにいける(かもしれない)。それもおもしろいのかなと思い始めたところです。

イベントに3回くらい参加して、やっと何か見えてきた感じ。(1回目・2回目は高級デパートに行って場違いなとこ来てまった〜というような気持になったが、3回目の終わりごろからやっと自意識過剰から抜け出し始めました・・・。みなさんいい人でウェルカムな姿勢出してくれてると頭ではわかったるんですけど、田舎者で気が引けちゃうんですよね。)

ということで、まだいろいろイベントあるみたいなので、いちど覗きに行くことをおススメします。見に行った本人が寄付をするかしないかは、あとから考えればいいことだし、これをみて、自分の心の動きを味わうのもオツなものかなと。

4/9追記
遠くに行くというより、「異世界に行く」というのが感覚に合っているかも。でも、転生しないで日常も続いているのがラノベとの違いです。
2022年の抱負を書いてみたよ[2022年01月01日(Sat)]
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

2022年、
初詣はご近所の神社で焚火に見とれ、
初日の出はベランダで迎えるも、家屋等の障害物が多く、反射をみるという形でのスタート。

●今年の野望
@おとなの学びなおしの機会をつくりたい
A”本気出してくれちゃっていいです”な場にしていきたい
Bそのためには、まずは自分にやさしく、そして人にやさしく。
 健康でご機嫌でいないと、始まらない。

【2021年に自覚した、問題意識】
●社会は大きく・早く変わっていっているのに、「おとな」が知識や経験をアップデートする機会は自動的には用意されない。
・今までは許されていたものがいつのまにか許されなくなってきているところまでは来ている(例:長老的立場の方の女性蔑視発言による辞任)が、大人になればなるほど、学び直す機会がない(本人が学ぶ必要を感じていないという問題もある)
・過去の実績・経験にとらわれすぎているとオワコン・老害として取り扱われることははっきりしてきた。
・特に<人権意識><SDGs>。単語としては出てくるが、どこまで自分のものにできているのか。矛盾を抱えたままどうするか。
・といいつつ、急激な流れが来ているところと、変わらなくても許されている場と、まだらではある。

●ロスジェネが「社会問題」扱いされず、ひととして尊重されてそれなりに生きていく「何か」をみつけたい
・子ども時代を昭和的価値観で育ってきた縛りから自由になるのは難しい
・自己責任論/「勝ち組」「負け組」が刷り込まれすぎた
・非正規で経験・スキルを身に着ける機会がなかった。「組織」がわからない
→経験がないから、年齢に合った役割(管理職)を求められても対応できない
→気づいたら若者ではなくなり、この世代に資源を投下することの優先順位は高くない(こども若者支援の方が優先される)
→自分をあきらめないで、それなりに折り合いをつけて生きていく”何か”とどうで会えばいいのか。

●能ある人は爪隠してる、仮説
・本人の得意・学びたいことと、組織の中で求められる役割とは必ずしも一致しない
・能ある人はそれを自覚して、無理に出さない
・リアルな自分と、こうありたい自分。その場その場でキャラ設定に合わせて生きることが求められる現時点だからこそ、複数の自分をあえて統合しないで生きるのがおもしろいんじゃないの?
→だからこそ、新しい自分を見つけたい人・学びたい人が学んだり、経験値・スキルを獲得する機会・場を創りたい。眠れる獅子ならぬ、眠れる虎を起こしちゃいたいんですよね。そうしたらお互い、おもしろくなるじゃないですか。

●心理的にも安全・安心な場でないと、がんばれないし、過疎る
・それぞれの体力・ライフステージによって、がんばれる”量”、使える”時間”は違う。努力・気力だけでどうにかなるものではない
・自分をすり減らす姿を人に見せることは、相手に負荷や過度な要求をつきつけるパワハラになっているのではないか
・生きていくために自分が我慢して、すり減らして、出し切るしかないとおもっていたが、出し切ったらスッカラカンになってしまった。
・労働人口が減っている・ワークライフバランスが叫ばれる現時点において、自分をすり減らしてまで働く人は減っていく(=仲間を増やすことができない)
→まずは自分がごきげんに。

ということで、なんか一緒にやれそうなことあったら絡んでくださ〜い♡
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2021年をふりかえって[2021年12月31日(Fri)]
2021年をふりかえって

今年は何かを成し遂げたということを言葉にすることが難しい。
それなりにおもしろく生きてきたんだけれど、結果・成果として残せるという段階まで入っていない、階段の踊り場。

だいたい、年末のフリーになる日は家計簿のまとめをしている。
お金の出入りを見ていると、自分の一年間を振り返ることができる。

今年の私の音楽は「この道わが旅」、すぎやまこういち先生(すぎやん)がなくなって、ドラクエ音楽を再度聞き漁った。
すぎやま先生を送り出すのは、「そして伝説へ」だと思っていたんだけど、「この道わが旅」こそがふさわしいのかと思い直し、そこから現在放送中の「ダイの大冒険」を1話から見直すという展開へ・・・。最新話に追いついた。リジチョウとしては、フローラやレオナ的な存在感を目指すべき?!(と思いつつ、レオナはキャラ的に距離ありすぎ)。

●2021年は♪出会いと別れを繰り返しながら♪、成果はまだの、種まきの年・・・
今年は何をやり切ったというのが思い浮かばない。
でも、けっこう、刺激的で面白い日々だったんだよね。

大きかったのは中小企業診断士×NPOの試運転がスタートしたこと
ボランタリーネイバーズ・TAG経営とも、自分が採用に携わったこと。誰を選ぶかが、次の空気をつくることに直結する。
新しいメンバーが加わったことで、支援のあり方・場の作り方についての選択肢が増えた。

今までと違う人を入れることで、組織の空気が変わっていく(行かざるを得ない)ことをどう受け止めてふるまっていくか。
種まきで、カタチになるのは来年以降。焦らないで、それぞれの個性が生かされる配置を考えていくのが私の役目。

●今年のゆるオタ
【YouTube】
昨年のお正月休みに、YouTuberを研究しようと思い、お気に入りを見つけていく
最初は「おそうじトントン」さん。ゴミ屋敷をきれいにしていく動画をひたすら再生・・・
GWあたりの決算ヘビーシーズンは、ストリートのピアニスト。決算のBGMとしてMC含めてきいていた。
そして今は、ゲーム配信の実況中継。リアルタイムでの配信者の喜怒哀楽と、コメントを拾ってコミュニケーションしていく姿をみてしまう。
オンラインでの匿名性が守られた中でのつながりかたや健全・安全なコミュニティをつくっていく姿を見続けています。
そして、目的のための戦術、ゲームは1回クリアしたら終わりではない世界の深さを知るのでした。
そして人生初の押し活スタート。

【映画・アニメ】
家計簿をつけていて、今年の中盤はけっこう映画を見にっていたことを思い起こしました。
夏は「かくしごと」。アニメからCDも買ってしまったし、映画も行ってしまった。
「鬼滅の刃」「ハサウェイ」ももちろん見に行ってきました。ガンダムシリーズはこどものころちゃんとみていなかったので、予備知識の補充が必要ですね。
ガンダムは男の子のアニメということで一線を引いていた自分と環境に後悔。

【コミっクス】
今年はほとんど漫画喫茶に行けていなかった。

いちばんぐっと来たのは『コレットは死ぬことにした』。
薬師コレットは毎日大忙しで休む暇がない。逃げ場がない・・・。で、 疲れたコレットがとびこんだのは井戸の底!
から始まるストーリー。
専門家として人の期待に応えること、一人ではやり切れなくて仲間をつくること・育つこと、「普通のコレットでいること」、「薬師をつなぐ」という野望、「人運がいい」。
自分が組織を預かっている立場ということもあって、先生の想いを兄弟子・姉弟子、コレット、その弟子たちで違う形でつないでいっている姿にいろいろ考えさせられるところが多かった。「『コレットは死ぬことにした』からまなぶ事業承継」とか、企画できると思う。

●2022年の野望
2021年、いろいろおもしろかったんだけど、もう今の自分ではこれ以上は無理。今の自分に飽きてきました。
ということで、次に行くためにはちがうことが必要で・・・、それはお正月中に書きます。
市民活動促進基本方針改訂のパブコメにこだわる理由[2021年12月11日(Sat)]
ここのところ、ボランタリーネイバーズのFBページに名古屋市の市民活動促進基本方針改訂の件を毎日少しずつアップしています。

 「がんばってますね〜」って声をかけられて見てくれている人がいるのはうれしかったです。自分でもなんでそこまでこだわるのかを整理してみました。

@ ご近所さんで、パブコメをめぐって直前に議論が紛糾した様子を見て

→あまり情報が公開されない中でパブコメ締切が来ていて、SNSで「このまま通したらこれまずいんじゃない?」と発信する人がいて、慌てて関係者が意見をまとめてパブコメ提出しているのを見て、パブコメやっていること自体を早めに知らせることが大事だと思いました。

A 有識者が決めるのではなくて、多様な声をきいてより有効なものにしていくことが大事だと思っているから

→私自身がこの基本方針関係の懇談会の委員を拝命しております。それなりの方々が議論した意見が取り込まれていますが、この進め方でいいのかな?と思うところがあります。いちおう会議は公開されていますが、傍聴者はたいてい0です。方針に基づいて施策が行われたときにかかわりがあるひとたちにとって、ここの議論の結果がベストなのかの確信は持てません。当事者となるひとたちやそれに近い人の立場、その先にいる人たちがこれにYesなのかNOなのか聞かないといけないんじゃないかと。

 その背景となる私の体験としては、NPO法人会計基準を策定した時の全国キャラバン+パブコメがあります。マルチステイクホルダーで会議体をつくって案を策定し、全国キャラバンで各地域の中間支援組織と一緒に説明して回り、パブコメを行いました。私自身あまり意味が分からないまま手伝っていました。がその結果、事業費/管理費の区分のところが当初案と大きく変わりました(と記憶しています)。有識者がよいとおもってつくるものと、当事者(財務諸表を使う側・作る側)が良いと思うものって一致しないんだな、賢人政治の限界のようなものを感じたわけです。で、実際にかかわる人の声を反映させていく機会の重要性を認識するに至りました。

B 自分で発信しないと、自分がいいと思う社会にはなっていかないから。

→若き頃は統治者は常に国民・部下のことを思ってものごとを決定してくれると信じていました。ノブレス・オブリージュってみんな思っているんだよねと。
が、大人になって誰かが私(たち)のために忖度して決めてくれるわけがないということに気づきました。そりゃそうです、経験・背景・世界観がちがうひとが私のことわかるはずない。としたら、つたなくても、自分の言葉を出すことで、爪痕を残すことしないと、すすめない・自分がいいと思う方向と違うほうに行ってしまうことを止められないと思うのです。

そんなところが私が個人的にこだわっている背景です。

で、
・パブコメやっていることを知っていただく方法
・意見交換がしやすい場づくり
をやってみせることで、情報を得て、考えて、言葉を見つけて、伝えることにかかわるひとが増えていくといいなと思っています。

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”コミュニティ”は一様でないと感じたこと[2021年11月15日(Mon)]
最近、「人の集まり」について2つ衝撃的なものに出会った。

ひとつは、高齢者のカラオケコミュニティって地域包括ケアそのものだったんじゃない?!という話。

そしてもう一つはネット上の(私より)若い方の匿名コミュニティ。
たぶんこのひとたちは従来のコミュニティには寄り付かない。
「陰キャで、会社では全然違うしゃべり方をしているから、会ってもわからないよ」とかいっちゃうひと。なんだけど、このひとたちのコミュニティができていて、毎晩ネット上で集まっている。

これは何なんだろうと思って整理してみたのが下の図。

Microsoft PowerPoint - コミュニティの図.jpg

軸は以下の通り
左上:自己開示バンザイ(or陽キャ)<次点>外向的、「人生は自分で選び取る」

左下:目的が大事 テーマ型<次点>永遠に追い求めるサガ

右上 :ここにいることが大事<次点>「場が大事」「仲間が大事」功利主義(属することで利益を得られる場を創る)

右下:匿名が安心(or陰キャ)<次点>内向的、「原則、自分が受け入れられるはずがない」

もうちょっと考えてみたいと思います。
税理士登録8年目[2021年10月15日(Fri)]
税理士登録が2014年10月15日のため、本日から税理士登録8年目スタート。

まだまだひよっこ・小娘と思っていたが、意外と時間が経っていることについて、驚くばかり。

最近感じていること・・・
●税理士登録してよかったこと
・一人前の人として扱われる
 身分がはっきりすると、どう扱っていいのか外からわかりやすいのだと思う。

 若いころは、人に自慢できるようなきらびやかな経歴がないため話を聞いてもらえない/信用されていない態度を取られることも多かったが、いまは税理士の名刺があるため、その点は生きるのが楽になった。

・可処分所得が増えて、自分のためにお金や時間を使うことができるようになった
 田舎では学習や就労の機会が制限されることから、18歳からずっと名古屋で家賃を支払いながら生きてきている。プラス、税理士資格を取得するまでは、大原やTACなどの予備校、ダブルスクールの大学院への課金、結構な額を結構長く(出来が悪いので、一般の人の2倍)は払っていた。それがなくなって可処分所得が増えた。

 といっても、貧困生活に慣れるとそこからの転換は難しい。ここ1~2年でやっと、自分のためにお金や時間を使うこと、勉強のための投資ができるようになった。こういう状態に20代で慣れていたら、だいぶ私の人生は違ったと思う。貧困に慣れることは、あきらめることを内面化して疑問に思わなくなること。ここの痛い思い出は、今の私の原動力にもなっている。

●より深くなった苦悩
・税理士資格とったらもっと楽に生きられると思ったのに、全然そうならない。

・士業、先生という「権力者」になってしまった。気を付けないと、いい気になって人を知らず知らずのうちに傷つけているんじゃないか、抑圧する側に回ってしまているんじゃないか、と気が気でない。

・専門家としての振る舞いが求められる(気がする)
気楽に思っていることを言えなくなった。間違ったことを言って、相手に損害を与えてはいけないと思うと、気楽にものを言えなくなった。

どこまでやっても「これでいい」と思えないことが増えた。気楽にはやれない。

・っぽくない
オーラとか、威厳とか、それっぽいものがなくて、スミマセンと毎日思っている。
(そういうのがあまりないほうがよいという顧客に選んでもらえばいいので、まあいいか。といいつつ、靴とがった族のいる場では舐められるだろうな〜とも。違った世界で生きている、ヘンナイキモノというカテゴリーで生きていけば問題は少ないか)

・「先生が言う通りにやってください」と言われることが増えた
 いや、絶対の正解がない世界なんで、自分で決めてください。私は材料を提供する係なんですが、と思うのだが。
 私は相手の大事を尊重したいのに、そこをすっとばしてお任せされるのは、なんか違うなあと思う。

・税理士資格を取るのは、けっこうムリゲーということがわかるようになった
 けっこうな長期戦になる。

 「実家」や配偶者という資産がない場合は自分の貨幣獲得能力を上げていくしかないから、持たざる者は勉強するしかないと思っていた。私はお勉強できるようになることに快を覚える人種だったからよかったが、
 休みとかプライベートとか趣味とか家族とかと両立するとしたら、”仕事”や”家”の状況が一定水準以上でないと無理。ってことは、今すでにまあまあいい立場にある人しか参戦できない、能力獲得ゲームってことで、資格とって這い上がって、一発逆転ってことはかなり難しい。

・仕事に対する考え方というか、文化資本的なもの
 経営者と話をすることが多い仕事。
 私の生まれ育った家庭や時代は、「上の人のいうことをきいているのが安全で大事」と刷り込まれてたので、その呪縛が強い。経営者たるもののカンカクというか当たり前感がわからない。まあ、経営者と言ってもいろいろあるんだけれど。小さくても商売人や経営者、士業の家の子どもだったら、そのあたりの理解がもう少ししやすいのだと思っている。

といいつつも、まあ、これしかなかったから、これでいい。これがいい。ということで締めくくります。
2020年をふりかえって[2020年12月31日(Thu)]
2020年をふりかえって

今年もいろいろありました。

●ボランタリーネイバーズの理事長になりました
2018−2019年は副理事長でしたが、
2020年の定時総会、理事会において、理事長に就任しました。

非常勤理事長としての限界と、
だからこそ人の知恵や力を頼ってチームでやれるよさを知りました。

ということもあり、理事長の責務を引き受けてやっている人たちに対する尊敬の念星2が増し増しです。

●税理士業務としては、クラウド会計を推進しました
昨年末から、マネーフォワード、freee!についても本格使用を開始し、
1クール目の決算を終えつつあります。

インターネットバンキングと連動して、ソフトに「覚えてもらう」ことですごーく業務の負荷は減ります。
が、その前の基本動作(領収証や書類のファイリング、現預金管理)の重要性を再認識しました。まずは、ファイルとパンチ(穴あけ)が大事!

●オーディオブックや電子書籍を使い始めました
コロナ禍での外出控がきっかけで、オーディオブックや電子書籍を使い始めました。
なかなか便利ですが、電子書籍は目が疲れるし、本の回し読みができないのは少し残念でもあります。


声をかけやすい人でいること、
自分をご機嫌にすること
を大事にするつもりで、業務の断捨離もしていましたが、
譲ったこと以上に、入ってくるものが多かった年でもありました。

とは言いつつも、立場的には「自分がやる」では片付かなくなっています。
一定の品質を保って対応できるよう、信頼できる人たちと、「チームでやる」ために人をどう配置するか、そのための学びや成長の機会をどうセッティングしていくか、に頭を悩ませた年でもありました。

さて、来年はどんな歳にしていきましょうか。それを考える年末でもあります。
みなさま、良いお年を。
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「NPOは何を変えてきたか ――市民社会への道のり」を読んだ[2020年08月21日(Fri)]
NPOは何を変えてきたか ――市民社会への道のり
川崎あや 著 有信堂 2020年


http://www.yushindo.co.jp/isbn/ISBN978-4-8420-5023-2.html

ウィルあいちの図書コーナーで見つけて、一気読み。

私が読んだ順番は
まえがき
→第3章 中間支援組織の役割を問う
→第8章 NPOは行政の下請けではない
→第9章 生き方としてのNPO
→第10章 父の介護からわかったこと
・・・

と変則的でした。

文章が読みやすく、率直で、読みながら「そうそう」ってなる。
お話を聞いているような、すーっと入ってくる感じ。
この間感じていることを文字にしてくださっているので、これをもとに、
「で、私たちこれからどうする?」を話し合ってみたいと思った。

あるべき姿と、実態としてこうだよねと、で、どうする。
あるべき姿通りにならないゲンジツがあって、
でも誰かを責めたり、人が変わることや「いいひと」が現れるのを待っていても変わらないわけで、でもここではないどこかへ行くのもなんか違う。どう頑張ったら良いかが分からない。ひとりではできない、次を拓くきっかけをつくらないと、すっきりと進めない。
ロスジェネを再生産しない[2020年06月04日(Thu)]
【ロスジェネを再生産しない】

昨日は場の流れから、大学生で税理士を目指している方とおしゃべり。

 就職氷河期でウロウロ、NPOに拾われ、NPOでのお仕事と税理士試験の勉強を並行して、紆余曲折ありながら40歳でやっと税理士登録。これはあまり良いサンプルではありませんので、自分がこうしておけば良かった、と思うことも織り交ぜてお話ししました。

 ロスジェネという言葉も後付けですが、就職氷河期の始まりの頃うまく立ち回れなかったことで手に入れられなかったもの・ことをずっと後悔しています。タイムマシンがあれば、失敗経験が気持ちの上での足かせになって、いろいろなことを恐れすぎて、チャンスを掴みにいくこと、一歩踏み出そうとしなかった私に「だいじょうぶだよ」「やってみようよ」と寄り添ってあげたいです。

 就職難は再来するでしょう。バブル崩壊後の就職氷河期、リーマンショックの経験を生かして、ロスジェネを再生産しない、拡大しないための有効な手が打たれてほしいし、自分には何かできることはないか、ということを考えています。

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ポストコロナ〜ロスジェネを再生産しない[2020年04月29日(Wed)]
ポストコロナに向けていろいろな人たちがいろいろなことを言ったり書いたりしているようである。
なかなか長い文章を読む気力が湧かないから、追えているわけではない。

わたしにポストコロナどうしたい?と聞かれたら、
「ロスジェネを再生産しないためのことをしたい」という。
具体的に何をしたらよいかわからない。
が、やってはダメなことはわかっている。
ー自尊心を失わせること
ー貧困状態にすること
ー希望が持てない状況にすること

こうすると、「自分が悪い」で思考停止してしまって、次の一手を打てなくなる。

チャレンジしてみよう・前に進もう、となるためには、
自分に投資ができる気力と時間とお金が要る。
やってみようと思えることにであうこと、
この人・この場を信じてみようと思えることがいる。
根底にあるのは、自分を大事にできる・してもよい状況。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この四半世紀近く、自分はどこで間違ったんだろうと自問自答を繰り返している。
呪いから逃れられない。
世の中を広い目で見ること、ニュートラルでいること、寛容であること。
この世で生きていくには、おそろしく気力を消費する。

ロスジェネの呪縛が再生産されないように、ポストコロナで新たなロスジェネをつくらないためのことをやっていきたい。
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