NPO学会オンライン参加しました[2021年06月20日(Sun)]
NPO学会オンライン参加
2021年6月19日(土)、20日(月)
日本NPO学会に参加しました。
出席したものの性質上、学会というより実践報告が多くなりました。
●A2一般パネル「NPOのビジネス思考と倫理」
「社会的起業とビジネス倫理」のエッセンスはふだんなんとなく感じていることが整理されていてすっきりした。
その上で、NPOが成り立っていくためには、人々の支援が必要で、
多くの人々はわかりやすい物語を求めている現実があって、
その中でどうしたらいいの?ということをもやもや考えていた。
(こんなこと考えてました)
・NPOをやる・ソーシャルセクターのリーダーというのは、仕事なのか生き様なのか?
・バーンアウト問題については、組織自体の問題と、そこまでやらないと落ち着かない(バランスをとるなり逃げるのが苦手)というひとが集まってくるセクターの傾向というところもあるのではないか。(と思いつつ、資金的に豊かであれば休む・逃げるという選択肢が取りやすい)
・話者の背景にみえる「当たり前感」「普通感」については一歩引いて見たい。一定整った組織で働いた経験の有無、ブラック労働しか知らない人では当たり前感が違っている。
●B3一般パネル「副業などの新しい働き方によって、地域金融機関や金融人材が社会へどう貢献するのか」
銀行員や公務員の副業・兼業のパネル
(こんなこと考えてました)
・「副業」と「複業」。私は「複業」でありたい。
・労基法の「週40時間」縛りと、複業を両立するのは難しい
・副業で人事評価が下がったという話。組織に心臓をささげることが良しとされているいまの働き方。組織内の理解、後ろから撃たれる。
そうでない人生を選ぶのであればパートタイマー、非正規、個人事業主などを選択するしかないのか。
・こういう話のときは「優秀な」「スキルを有した」人材がNPOに来ることへの期待という文脈で語られることについての違和感。ひとつは、NPOという組織や場だからこそ培われる力が言語化されていないこと。もうひとつは、他のセクターできちんとトレーニングを受ける機会を持てた優秀なスキルを有した人しか必要でないのか?機会を持てなかったが気持ちのある人・人生をやり直したい人がNPOという場に来て、生き延びていく術を身に着けるということへの可視化の期待。
●C3一般パネル「NPOのマネジメント強化―NPO砂浜美術館(高知県黒潮町)の財源の転換プロセスからー」
・パナソニック組織基盤強化を活用してマネジメント強化を行った事例
・前段として、NPO支援の流れ、講座・相談から伴走支援へ。外部自在の活用など。
・全体として、コアメンバーが産休・育休を取りながら、多様な働き方を受け止める組織として成長していったという点が印象に残った。
・財源の転換プロセスについて、もっとききたかった。
●公開シンポジウム「非営利セクターの現在地〜東日本大震災から10年、達成されたこと、積み残された課題」
(こちらは別の打ち合わせもあり、あまり聞けず)
●学会賞受賞者表彰
NPO会計税務専門家ネットワークの報告書も、特別賞ということで表彰されました。
●D2企画委員会パネル「中間支援組織とそこで働く人たち〜実践者の言葉からその役割を紡ぐ〜」
・日本NPOセンターの「2018年度NPO支援センター実態報告書」は読み直したい。
https://www.jnpoc.ne.jp/?p=17447
・こちら、途中でスマホの電源が落ちて、いいところがきけなかった。
(妄想コーナー)
・前提とする人間像、市民像の違い
・「楽しさ」が私にはわからない
・私にとっての「楽しさ」はリミッター外して真剣にやること。ほかのセクターで提供できる「楽しさ」ではない「楽しさ」を提供しないと、独自の価値は提示できないのではないか。
●E2一般パネル「NPO法人格を持つワーカーズ・コレクティブがどのように労働者協同組合へ移行するのか?」
・資料はゲットできたが、その後のVNS総会準備のため、内容はほぼ聞けなかった。
・全体として、研究報告より実践報告の色合いが強いところに参加した結果となった。
・実践報告のところに、研究者の目線やフレームワーク等の提示、補助線を入れるようなものがあるとよかった。
・学会という場があることにより、普段の活動を一歩引いて見渡すような機会にはなる
・といいつつ、参加しているNPO関係者はだいたいいつも同じ人のような気もする。●●さんと分かち合ったら、どういうこと感じるかな、なんて思っていた。サテライト会場でのパブリックビューイング的な参加、テレビでスポーツ観戦しながらおしゃべりするような場が持てるといい(個人的願望)。
2021年6月19日(土)、20日(月)
日本NPO学会に参加しました。
出席したものの性質上、学会というより実践報告が多くなりました。
●A2一般パネル「NPOのビジネス思考と倫理」
「社会的起業とビジネス倫理」のエッセンスはふだんなんとなく感じていることが整理されていてすっきりした。
その上で、NPOが成り立っていくためには、人々の支援が必要で、
多くの人々はわかりやすい物語を求めている現実があって、
その中でどうしたらいいの?ということをもやもや考えていた。
(こんなこと考えてました)
・NPOをやる・ソーシャルセクターのリーダーというのは、仕事なのか生き様なのか?
・バーンアウト問題については、組織自体の問題と、そこまでやらないと落ち着かない(バランスをとるなり逃げるのが苦手)というひとが集まってくるセクターの傾向というところもあるのではないか。(と思いつつ、資金的に豊かであれば休む・逃げるという選択肢が取りやすい)
・話者の背景にみえる「当たり前感」「普通感」については一歩引いて見たい。一定整った組織で働いた経験の有無、ブラック労働しか知らない人では当たり前感が違っている。
●B3一般パネル「副業などの新しい働き方によって、地域金融機関や金融人材が社会へどう貢献するのか」
銀行員や公務員の副業・兼業のパネル
(こんなこと考えてました)
・「副業」と「複業」。私は「複業」でありたい。
・労基法の「週40時間」縛りと、複業を両立するのは難しい
・副業で人事評価が下がったという話。組織に心臓をささげることが良しとされているいまの働き方。組織内の理解、後ろから撃たれる。
そうでない人生を選ぶのであればパートタイマー、非正規、個人事業主などを選択するしかないのか。
・こういう話のときは「優秀な」「スキルを有した」人材がNPOに来ることへの期待という文脈で語られることについての違和感。ひとつは、NPOという組織や場だからこそ培われる力が言語化されていないこと。もうひとつは、他のセクターできちんとトレーニングを受ける機会を持てた優秀なスキルを有した人しか必要でないのか?機会を持てなかったが気持ちのある人・人生をやり直したい人がNPOという場に来て、生き延びていく術を身に着けるということへの可視化の期待。
●C3一般パネル「NPOのマネジメント強化―NPO砂浜美術館(高知県黒潮町)の財源の転換プロセスからー」
・パナソニック組織基盤強化を活用してマネジメント強化を行った事例
・前段として、NPO支援の流れ、講座・相談から伴走支援へ。外部自在の活用など。
・全体として、コアメンバーが産休・育休を取りながら、多様な働き方を受け止める組織として成長していったという点が印象に残った。
・財源の転換プロセスについて、もっとききたかった。
●公開シンポジウム「非営利セクターの現在地〜東日本大震災から10年、達成されたこと、積み残された課題」
(こちらは別の打ち合わせもあり、あまり聞けず)
●学会賞受賞者表彰
NPO会計税務専門家ネットワークの報告書も、特別賞ということで表彰されました。
●D2企画委員会パネル「中間支援組織とそこで働く人たち〜実践者の言葉からその役割を紡ぐ〜」
・日本NPOセンターの「2018年度NPO支援センター実態報告書」は読み直したい。
https://www.jnpoc.ne.jp/?p=17447
・こちら、途中でスマホの電源が落ちて、いいところがきけなかった。
(妄想コーナー)
・前提とする人間像、市民像の違い
・「楽しさ」が私にはわからない
・私にとっての「楽しさ」はリミッター外して真剣にやること。ほかのセクターで提供できる「楽しさ」ではない「楽しさ」を提供しないと、独自の価値は提示できないのではないか。
●E2一般パネル「NPO法人格を持つワーカーズ・コレクティブがどのように労働者協同組合へ移行するのか?」
・資料はゲットできたが、その後のVNS総会準備のため、内容はほぼ聞けなかった。
・全体として、研究報告より実践報告の色合いが強いところに参加した結果となった。
・実践報告のところに、研究者の目線やフレームワーク等の提示、補助線を入れるようなものがあるとよかった。
・学会という場があることにより、普段の活動を一歩引いて見渡すような機会にはなる
・といいつつ、参加しているNPO関係者はだいたいいつも同じ人のような気もする。●●さんと分かち合ったら、どういうこと感じるかな、なんて思っていた。サテライト会場でのパブリックビューイング的な参加、テレビでスポーツ観戦しながらおしゃべりするような場が持てるといい(個人的願望)。