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NPO会計・税務リクツとコツ
中尾さゆり(税理士・准認定ファンドレイザー)

NPO法人ボランタリーネイバーズ(https://www.vns.or.jp/)理事長
税理士法人TAG経営(https://tagkeiei.tkcnf.com/)社員税理士
個人としての、NPOの会計税務専門家

さまざまな立場の経験を活かして、
バックオフィサー・経営者向けにリクツとコツをかいています。

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NPO法人の会計強化のための全国キャンペーン 総括フォーラム「専門家は通訳であってほしい」[2019年02月15日(Fri)]
NPO法人の会計強化のための全国キャンペーン 総括フォーラム

日時:2019年2月15日(金)16:00−18:30
場所:全水道会館5階中会議室

内容はこちらから・・・
http://www.npokaikeikijun.jp/topics/campaign-forum/

パネルでは受取寄付金計上のタイミング、返礼品の有無と寄付金についていろいろ議論しました。

●当日の解説・議論の中で印象に残ったこと
・受取寄付金について、寄付金自体の定義、返礼品の有無の程度についての真正面の議論はあまりない。ほかの会計基準にも規定が見当たらない。
・何をもって寄付金とするかが、NPO法人会計基準(3要件)と認定NPO法人(返礼品は一切NG)と違う。税務もまた違う。ここが違うのは難しい・・・。

・クラウドランディング事業者自体の売上計上はいつにすべきか?という論点提起

・認定NPO法人調査において、寄付の返戻品は不要と考えている法人がけっこう多い
(この件は、後日NGOの集まりに出席してその場の参加者に聞いた時も同様だった)
on
・返礼品なしで寄付を集めるより、返礼品ありで粗利(的なもの)は少なくてもたくさんの金額が集まればそのほうが最終的に使える資金は多く調達できる、という考えもある。寄付者満足度。

・寄付を受け取ることと、御礼のものを渡すことはべつの行為と考える

・クラウドファンディング仲介会社自身が電子領収書(寄付金領収書)を出せるとよい

・インターネット寄付は小口。3000円が最多。

・海外でふるさと納税(ガバメントへの寄付)の話をすると驚かれる。なぜ政府に?民間で使ってもらうために寄付するという意識。日本での政府への信頼の高さ、NPOへの信頼の低さの現れか。

・寄付型クラウドファンディングと購入型クラウドファンディング。

●最後にコメントしたこと
・NPO活動の促進のための寄付促進という方向で考えたい
・認定NPO法人の「寄付」に該当するためには現時点では一切の返戻品は認められないが、実際は活動の紹介になるようなものをお渡しするような、実質的な広報協力依頼活動のようなものは寄付にしない方向で考えられないだろうか

●いちばん心に残ったこと
・NPO法人会計基準に関する議論が難しい。「専門家は通訳であってほしい」。
・NPOはNPOの土俵で(ほかがどうこう言うより、自分たちがどうあるか)。手法の醸成。
この記事のURL
https://blog.canpan.info/sally_nakao/archive/3064
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