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NPO会計・税務リクツとコツ
中尾さゆり(税理士・准認定ファンドレイザー)

NPO法人ボランタリーネイバーズ(https://www.vns.or.jp/)理事長
税理士法人TAG経営(https://tagkeiei.tkcnf.com/)社員税理士
個人としての、NPOの会計税務専門家

さまざまな立場の経験を活かして、
バックオフィサー・経営者向けにリクツとコツをかいています。

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モリコロ基金個別相談会@とよた市民活動センター〜個別事例から見える、助成金申請をするときに知っておきたいこと[2016年10月08日(Sat)]
モリコロ基金個別相談会@とよた市民活動センター

日 時:2016年10月8日(土)13:45〜18:00
会 場:とよた市民活動センター
相談者:5団体

本日は午前はとよたで講座、午後は個別相談という枠組みにしました。
個別相談は5件

・モリコロ基金を受けているけれど、会計報告はどの程度やればいい?

・制度事業をやっているが、新しく居場所づくりを始めたい
 ⇒制度事業の枠外であることを整理する(制度事業であれば、その経費で賄うことが前提)
  類似の事業を調べる
   ・モデルになるものがなくても、いろいろなところをみにいって、使えそうなものを1つでもみつけてくる
   ・居場所づくりは物を買うことではなく、ステイクホルダーと一緒にプランを立てるところから参加型でやることが大事ではないかと提案

・情報誌作成
⇒情報誌を継続的に作成できるための、スタッフ体制づくり、資金調達のしくみ構築を1年かけてつくっていくことを考えてはどうか

・慰問活動
⇒「受益者」「ステイクホルダー」は誰かを突き詰めて考えよう
⇒よくある活動だからこそ「成果」を把握することを怠らないように。
 アンケートやグループインタビューで、自分たちが起こした”変化”を測定しよう

・学校隣接領域の活動
⇒学校の経費の補てんではないので、学校のできること、民間非営利組織だからこそできることを区分して、計画しよう

こんな感じで、色々と話をしました。
全体を通じてのポイント
・今までと同じ活動では「助成金」はでない
・類似の活動を幅広く調べて、現在の達成状況と課題を把握する
・既存の活動では何が不満か?自分たちがやろうとすることの”違い”を意識する
・ステイクホルダーは誰か?をはばひろく想像する
・継続できるヒト・資金調達の仕組みを考えることも重要
・対価性収入でできるのではないか?自前の資金でやれるイメージを持つ。そのために今何をすべきか?
・公的に実施されている活動については、そこでやりきれていない、認識されていない課題をきちんと説明した上で活動内容を記載する
・活動の「成果」を把握するための取組みも入れておくとベター。事後アンケート、ヒアリング、グループインタビューなどの効果測定を活用する。
この記事のURL
https://blog.canpan.info/sally_nakao/archive/2655
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