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女湯で出会った美女の話 [2018年04月16日(Mon)]
雪舟の庭.jpg

ここしばらく、
かなり長い間、様々なことで
あまりに忙しすぎました。
ブログどころか、仕事以外で
自宅パソコンを開く時間も心の余裕も
ほぼ皆無でありました。へとへとです。

それが昨日、漸くひと段落して
娘らに誘われて温泉へ行ってきました。
温泉に行くと私たちは、
いつも3人バラバラになって
それぞれのペースで湯に浸かります。
実は多少なりとも絵を描く私は、
単独行動になると無意識に
モデルになりそうな女性はいないかと
周囲を物色しているのですが
この人の裸体を描いてみたいと
思えるような女性にはなかなか
出会えないものです。

しかし今回は違いました。
思わずじっと見入るような美女が
私の隣にそっと入ってきたのです。

といっても、
気づいた時には湯船の中でしたから、
全身をまじまじと見たわけではありません。

でも湯船から上の姿だけでも
なんとも言えない、惚れ惚れする美女でした。

30代前半くらいでしょうか。
私はこれくらいの女性が一番
味があって美しいと思っています。

その彼女が白い腕を伸ばして
静かに指のマッサージをする姿は
同性の私から見ても目を奪われる
しなやかさと艶っぽさがありました。

恋人はいるでしょうね。
これほどの美女ですもの。
こんな女性を娶れる男性は幸せだなぁ、
などと考えていたところ、ふと
彼女のそのしなやかな指の
左手の薬指に、うっすらと指輪の跡?
と思われる色の違いがあるのに気づきました。

色白の指でしたが、指輪の跡は
さらに白い肌の色をしていたのです。

既婚者だったのか・・・しかも別れた?
若くて美しいけれど、それだけではない
とは感じていたけれど・・・

でもさらにそのあと
「ママ!」と7歳くらいの女の子が
彼女の横に入ってきたので、
私はまたまた驚きました。

そしてその子の後ろにいた50代の女性の
存在も知ってなんとなく事情を察したのです。

彼女の美しさは深かった。
ただ若さからくる美しさだけではなく
人生の様々な光と影が融合した美しい人。

左手の薬指を愛でるように撫でる仕草は
決して悲しいわけではなく
かといって憎むでもなく、また
うれしいとか喜ばしい風情でもなかった。

そう、しいていえば
憂いのある表情ではありました。

一人でいる彼女はただの美しい人でした。
でも「ママ!」と呼ばれt振り向いた彼女は
まぎれもなく美しい「母親」でした。

「女性」から「母親」の顔に変わる瞬間を
私は少し高揚しながら見ていました。

人生は複雑で。時に残酷で
矛盾を抱えて
光があれば影もできて、
甘いかと思えば苦かったりします。

不思議ですね。
ただの待合室にいるときより
様々なことが見えてくる。
あの女性の未来が明るいとよいなぁ。

そんなところも
私が温泉好きな理由の一つ
なのかもしれません。

・・・・・・

とっぴんぱらり。

数か月ぶりの記事が女湯の話で
・・・・どうなのでしょう?
少々疲れすぎてます。ごめんなさい(笑)

見直さずにアップするのも
お許しを。

明日も善い日でありますように。
皆様のお幸せを祈ります。




Posted by 小田 航 at 22:58
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