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みさき公園にて企画展「スナメリたちのすむ海・大阪湾」開催中 [2007年05月23日(Wed)]
 みさき公園では、平成19年度「海と船の企画展」支援事業として、企画展「スナメリたちのすむ海・大阪湾」が5月16日(水)〜30日(水)まで開催されています。・
 みさき公園は、南海本線「みさき公園駅」からすぐのところに位置し、広大な敷地内に
日本初の動物地理学的配置、無柵法放養式を全面採用した動物園とイルカの飼育展示用の
大海洋水槽を採用したマリンスタジオ形式のイルカ館を擁し、開園以来動物の生態を身近に観察できる施設として、動物たちの命を感じる「ふれあい活動」と「ワンポイント解説」を中心に展開しています。
 企画展では、世界最小のクジラのなかま「スナメリ」の生態や、大阪湾のこと、さらに
大阪湾にすむスナメリ調査の成果などをパネルを通してわかりやすく紹介しています。また、実際に触ることのできるスナメリの模型を通して、小さな子どもたちにもより理解していただけると思います。子どもだけではなく、大人もその感触を楽しめます。
 また、この企画展「スナメリたちのすむ海・大阪湾」は巡回展として、ひとりでも多くの方にスナメリや大阪湾について知ってもらえるように、6月2日(土)〜7月8日(日)まで「きしわだ自然資料館」で、7月14日(土)〜9月2日(日)まで「海遊館」で、平成20年3月1日(土)〜3月30日(日)まで「貝塚自然遊学館」で開催予定となっております。
 今回は企画展開催当日にお邪魔させていただいたのですが、お忙しい中、笑顔でとても親切に対応していただいた取締役総支配人坂部様、企画展担当の林様をはじめみさき公園のスタッフのみなさま、誠にありがとうございました。
海洋基本法に関連した勉強会 [2007年05月16日(Wed)]
5月15日(火)東京大学駒場キャンパスで、第一回「海洋環境政策・法制度勉強会」が開催されました。

この勉強会は、清野聡子さん(東京大学大学院 総合文化研究科)が世話人として立ち上げられたもので、この4月に成立し、7月より施行される「海洋基本法」をもとに海洋環境に関する政策・法制度についての連続した勉強会です。

第一回目の昨日は、海洋基本法の必要性を以前より説かれ、法案策定に中心的に関わられた海洋政策研究財団の寺島紘士さんを講師に迎え、「海洋基本法における環境の位置づけ」というタイトルで、法案成立までの経緯から今後の課題についてお話を伺うことができました。

基本法とは、まさに基本理念を定めた法律であって、今後、海洋基本計画の策定によって、より具体的な方針が決定されますが、博物館、水族館関係の方にとっては、第二十三条(海洋科学技術に関する研究開発の推進等)の条文は極めて心強いものだと思います。

第二十三条
国は、海洋に関する科学技術(以下「海洋科学技術」という。)に関する研究開発の推進及びその成果の普及を図るため、海洋科学技術に関し、研究体制の整備、研究開発の推進、研究者及び技術者の育成、国、独立行政法人(独立行政法人通則法(平成十一年法律第百三号)第二条第一項に規定する独立行政法人をいう。以下同じ。)、都道府県及び地方独立行政法人(地方独立行政法人法(平成十五年法律第百十八号)第二条第一項に規定する地方独立行政法人をいう。以下同じ。)の試験研究機関、大学、民間等の連携の強化そのた必要な措置を講じるものとする。

今後、本ブログでは「海洋基本法」関連の情報をお知らせしてまいりますので、皆様からの情報も是非お寄せください。
大和ミュージアム第6回企画展「呉と潜水艦」が開催中 [2007年05月05日(Sat)]
大和ミュージアムでは、4月27日(金)から6月18日(月)まで企画展「呉と潜水艦―潜水艦の研究開発と建造拠点・呉―」(日本財団助成事業)が開催されています。



同館のある呉市は、明治22年に呉鎮守府、明治36年には呉海軍工廠が設置され、その後戦艦「大和」を建造した東洋一の軍港、日本一の海軍工廠のまちとして栄えました。戦後においては、戦前から培われた技術が新しい技術と結びつき、有数の臨海工業都市として発展し、地域の産業発展のみならず、日本の近代化に大きく貢献してきました。
同館は、2005年4月にJR呉駅から徒歩約5分という立地にオープンし、施設からは戦艦「大和」を生み出したドック跡や、巨大タンカー、数多くの行き交う船を一望できるなど、「呉らしい博物館」として市民とともにさまざまな活動を展開しています。
また、今年の4月5日にオープンしました海上自衛隊呉資料館「てつのくじら館」も隣接している事から「呉らしい」スポットとなっております。
それにしても大和ミュージアムの1/10スケール戦艦「大和」、「てつのくじら館」の日本初、実物の潜水艦陸上展示などスケールの大きさには関心しきりです。


さて、今回は大和ミュージアムで開催されます第6回企画展「呉と潜水艦館―潜水艦の研究開発と建造拠点・呉―」(日本財団助成事業)の現地調査として訪問いたしました。開催前日のあわただしい中での訪問にも関わらず、笑顔で対応していただきました戸高館長を始めスタッフの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。また、スタッフ皆様の企画展に対する思い入れ、情熱も熱いくらいに感じると同時に「呉」のパワーを感じました。
物流の歴史を伝える“通運丸” [2007年05月01日(Tue)]
「そいつぁ〜な、ガシャガシャてすげぇ音を出して走るんだ。」
「夕方ともなりゃ、煙突から火の粉が舞い上がってよ、奇麗なもんだった」
「昭和6、7年まで小名木川を走ってたんじゃねえか?」
これは、筆者が数年前に江東区の文化センターで石川島平野造船所について講座を担当した時に、受講者からお聞きした“通運丸”の話です。

“通運丸”とは、現在のIHIの前身、石川島平野造船所(水戸藩の造船所の払い下げを受けた民間造船所)が最初に造った船で、内国通運会社(のちの日本通運)が運行した木造の外輪船です。
 通運丸型の浅喫水型客船は、明治初期から利根川水系で活躍しており、両国、高橋から
小名木川、荒川を遡って、関宿から利根川に入り銚子まで人や物資の輸送に活躍していました。

 現在、東京・品川の物流博物館で開催されている特別展「蒸気船・通運丸が行く」(日本財団助成事業)では、この“通運丸”を中心に明治以降の物流の様子を関係資料をもとに分かりやすく展示紹介しています。

なお、この特別展は明治時代の川蒸気船についてとりあげた2007年合同展「川の上の−近代川蒸気船とその時代−」として、江東区中川船番所資料館、吉岡まちかど博物館と3館合同で開催されているものです。


平成19年度「海と船の企画展」がスタートします [2007年04月29日(Sun)]
平成19年度「海と船の企画展」(日本財団助成事業)がいよいよスタートです。

筆者が在籍する船の科学館では、海と船の博物館ネットワーク協議会事務局として、今年度、国内38館・海外2館の博物館、資料館の皆様と、海や船、川、湖沼に関連した企画展を開催してまいります。

次回から、開催館と企画展について紹介していきますのでご期待ください。

第一回目は、東京・品川の物流博物館と企画展「蒸気船・通運丸が行く」です。
筆者は、この通運丸が走っていた小名木川のすぐ近くに住んでいることもあって、とても楽しみにしている企画展です。
では、次回をお楽しみに。
新スタッフでスタートしました [2007年04月06日(Fri)]
海と船の博物館ネットワーク協議会事務局が、この4月より新スタッフでスタートしました。

事務局を担当して2年目に当たる今年度は、海と船に関する巡回展の開発や貸出をはじめ、企画展のお手伝い等々、これまで以上に充実した事業を計画しています。

これからも、宜しくお願いします。

スタッフ一同
焼玉エンジンについて [2007年03月19日(Mon)]
昨年、東京・お台場の船の科学館で開催された、産業考古学会・発動機遺産保存研究会主催の展示会で展示されていた焼玉エンジンについて、お問い合わせをいただきました。

当日は100台を越す、稼動可能な焼玉エンジンが出展されましたが、舶用焼玉エンジンの写真を2点だけですが本日ご紹介させていただきます。

冒頭の写真は1965年(有)鏡鐡工所(徳島県)製の2気筒50馬力のもので、現在高知市在住の個人の方が所有されています。

下の写真は、1963年天川鐡工所(兵庫県)製の10馬力のスーパーポート漁船用焼玉機関で、こちらは香川県在住の個人の方が所有されています。

ボートショー2007イン横浜 [2007年03月18日(Sun)]
3月15日(木)から本日18日(日)まで、パシフィコ横浜で「ボートショー2007イン横浜」が開催されています。

最近は、東京ビッグ・サイト、幕張メッセと会場を移してきましたが、やはり港町横浜、会場の規模は若干小さめかなと思いますが、目の前の横浜港での試乗会やデモンストレーションの開催など、これまでに無いプログラムが取り入れられていて、ユーザー以外の人でも楽しめる内容になっています。
今日11:00と13:30からはレーシングボート「F3000」のエキシビション走行。
14:00からは水上オートバイのフリースタイルショーなど、魅力満点のイベントも開催です。
横浜方面へお出かけの方は、是非、お立ち寄りください。
青函連絡船終航から19年 [2007年03月13日(Tue)]
昭和63年(1988)3月13日、青函トンネル開業の日、青函連絡船は80年の歴史に幕を下ろしました。
その日から19年の月日が過ぎましたが、現在でも、函館では摩周丸が青函連絡船記念館として、青森では八甲田丸がメモリアルシップとして、そして東京・お台場には羊蹄丸が船の科学館別館として、当時の様子を現在に伝えてくれています。
広島県立歴史博物館 [2007年03月04日(Sun)]
 広島県立歴史博物館では、3月1日から31日まで企画展「川が育んだ文化財」−広島県の重要文化財−(日本財団助成事業)が開催されています。

 広島県立歴史博物館は、瀬戸内海のほぼ中央、広島県福山市の福山城公園内の文化ゾーンに位置しており、JR福山駅から徒歩約5分の同館周辺には同館を中心に福山城博物館、福山人権平和資料館、ふくやま美術館、ふくやま文学館などの文化施設が隣接しています。
 同館は、川底に埋もれた中世の町として全国的に有名な草戸千軒町遺跡を中心に、瀬戸内地域の民衆生活と文化に視点を当てた博物館として、平成元年(1989)11月3日に開館しました。

 草戸千軒町遺跡は、福山市を流れる芦田川の河川改修工事に伴って発掘調査が実施され、鎌倉時代から室町時代にかけて繁栄した町の跡と、そこで活動した人々の生活の実態を示す膨大な資料が出土し、30年以上にわたる発掘調査の成果は、それまでの中世社会や中世民衆に対するイメージを大きく書き替えることになりました。
 また、草戸千軒町遺跡については、数多くの書籍や教科書、副読本等に紹介されていることもあって、市民の関心も高く、現在でも大雨の後などは発掘跡地から古銭や土器のかけらが出土することもあり、市民の中には、にわか研究員として独自の研究をされている方も多くいるそうです。*筆者が訪問した日も、出土した古銭を調べるために研究紀要を買い求める来館者がいらっしゃり、対応に当たった館職員も、その熱心さに圧倒されていました。

 同館では、この遺跡の調査・研究の成果を中心に、広島県を中心とする瀬戸内地域の「交通・交易」や「民衆生活」に関する資料を収集・展示し、この地域の歴史と、そこに暮らした人々の生活や文化に対する理解を深めてもらうことを目的として、さまざまな活動を展開しています。
 今回開催の、企画展「川が育んだ文化財」−広島県の重要文化財−でも、県下を流れる3つの一級河川(芦田川、江の川、太田川)に焦点を当て、それぞれの流域で育まれた文化や歴史について紹介しています。
 川も海と似て、場所や地形によって、それぞれの顔を持っており、長い歴史の中でその流域に独自の文化と生活様式を作り上げてきました。本企画展では普段見過ごしてしまいそうな、川と人々との深いつながりについて、文化財や漁具、発掘資料等を通して、改めて考えさせてくれる企画展になっています。
 そして、県立博物館としては、本企画展を通して、市民が福山市の歴史を再発見・再認識し、地域社会への理解と愛着を深めてもらうことを目的としているとのことでした。
 福山市の市民のみなさんだけでなく、多くの方々にご覧いただきたい企画展です。

企画展初日の会場風景
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