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コモンビートの中心から代表が叫ぶ!りじちょーブログ更新中!

特別なことじゃないダイバーシティ&インクルージョンの日常を切り取るNPO法人コモンビートりじちょー安達亮のブログです。平日は毎日更新しています!


ギンギラギンにさりげなく、負担からやる気へ [2014年08月29日(Fri)]
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おはよございます!NPO法人コモンビート、理事長の安達です。

先日NPOサポートセンターのNPOアカデミーにて事例紹介登壇してきました。講座ではコモンビートを紹介しながら「ポジティブに人を巻き込む仕組み」についてお話をさせてもらっています。その中で今回の受講者の方がおっしゃっていた言葉が印象的でした。

「ボランティアに関わってもらうことは、職員からすると仕事を分担する(減らす)ことが目的になってしまていて、今日の話を聞いて、ボランティアに関わってもらうには、もっと彼らに対して手間隙かけなくてはいけないことがわかりました。」

というものです。このお話を受けて自分が思うことは、ボランティアを引き受ける側の考え方と、ボランティアをする側の考え方のバランスをしっかりとっていくことだと思います。

コモンビートでは「ギンギラギンにさりげなく」という言葉を大切にしています。ミーティングや事務作業もギンギラギンに楽しく演出して、そこでドキドキ・ワクワクを生み出してから、さりげなくお手伝いをしてもらおうというものです。ボランティアは無償で自発的に関わっているので、彼らに対しての目に見えない報酬を用意すること、心が動いて自発的に関わることのできる要因を生み出すことがとっても大切だと思います。

さらにボランタリーなメンバーと活動を続ける中では、コミュニケーション量がものを言います。仕事・プライベートいろいろな浮き沈みがあると思います。その情報をしっかり把握することが出来れば、そのときに合ったものを提供できると思いますし、時にはボランティアの作業に来ておしゃべりだけして帰ってもらうことも良いことだと思っています。

そして、コモンビートでは「ボランティア」という感覚で活動に参加している人は少ないのではないかと思います。このブログでは一般的な話にしたいので「ボランティア」という言葉を使っていますが、「ボランティア募集」みたいな文面で人を集めることはほとんどありません。ボランティアっぽい(笑)活動としてはミュージカル公演の会場運営スタッフがイメージできますが、それも「ウェルカムキャスト」という名前で呼び、親しみや参加しやすさ、主体性を生み出しているのではないかと思います(運営スタッフってなんかわくわくしないイメージがあったりしますよね)。

全てにおいて出来ているかというと、そうでない部分もありますが、今後もしっかりと心がポジティブに動くように、関わる人それぞれと向き合っていきたいと思います。

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人とのつながりを大切に!「リアル・アナログ・泥臭さ」! [2014年08月26日(Tue)]
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こんにちは!NPO法人コモンビート、理事長の安達です。

先日、コモンビートを表す名言が飛び出しました!
それは…「リアル・アナログ・泥臭さ!」という言葉です!

いつもお世話になっているNPO法人CRファクトリーの代表である呉さんにコモンビートのUST放送番組にご出演いただいた際に、「コモンビートのすごいところベスト3」を紹介していただきました。今回取り上げたことは第一位に輝いたものです。ちなみに第3位は「圧倒的な感動体験プログラム」、第2位は「恩送りの循環」でした!

「リアル・アナログ・泥臭さ」の意味としては、コモンビート活動の基本は「人」で成り立っているのを前提として、関わる人に向き合い活動をしていることを指しているかなと思います。FacebookやTwitter、ブログなどいろいろなツールで人と繋がりあえるようになった世の中ですが、基本はリアルに繋がりあうことが大切ですし、チームビルディングをしていく中でも泥臭くコミュニケーションを取ることを大切にしています。

また、コモンビートにはこれといって運営マニュアルのようなものは存在せず、口頭伝承でやり方を伝えていきます。たとえば一つの役職についたとしたら、前任者と話したり、経験者のアドバイスをもらうことを推奨しています。

人と人がボランタリーな関係性の中で活動するには、心でつながることがとっても大切です。団体が大きくなっていくと、効率化やシステム化を図るのが当たり前ですが、コモンビートでは、面倒くさくても非効率でも人と人がコミュニケーションを直接取ったほうがベスト!と思っています。

人と人がつながっていくことで、システムを越えて、いろいろな形でコモンビートを応援してくださる人が増えていきますし、「社会をよりよくするために活動する」ということがシンプルに表現できるのではないかと思います!

コモンビートの活動は10年間で広がってきていますが、全て人でつながっています。先に箱を用意して中に人を入れるのではなく、人が先にいて、あとから箱を作ります。無計画にも見えますが、コモンビートという活動を手段にして、人がつながっていくことに魅力を感じています。ぜひ、これからも人をつなげながら、「個性が響きあう社会」を実現に近づけていければと思います。

最後に、客観的で第三者的立場のCRファクトリーの呉さんから見ても、コモンビートが大切にしている部分が、しっかり伝わっていることを嬉しく思いました!いつもありがとうございます!

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回転するコマのように、変化を歓迎する組織づくり [2014年08月22日(Fri)]
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こんにちは!NPO法人コモンビート、理事長の安達です。

10年間コモンビートで活動してくる中で、コモンビート独特の考え方なのかなと思うものがあります。それは「安定」に対する考え方です。事務局長として活動全体を司る立場からすると、団体の経営や運営資金、参加者などが「安定」することはとても良いことだと思います。存続するためにはそういった安定的基盤を生み出すことが大切だと組織運営ではよく言われますよね。

コモンビートではその「安定」に対して少し違った考え方を持っています。コモンビートは10年間必要だと思うことを建て増しし続けてきた組織です。最初から計画的にゴールを決めて、それを目指して現在の状態になっているかと言われると、そうではありません。事務所も最初からあったわけではありませでしたし、最初は有給スタッフもいませんでした。全て活動をしていくうえで「必要だ」と感じたことを付け加えて、団体を変化させてきました。そのため、「変化を歓迎する組織」であると自分たちのことをとらえています。変化をし続けることで、活動の推進力をあげ、コマが回転し続ければ倒れないと同じように、自転をしていける組織でありたいと思っています。

ですからコモンビートにとっての「安定」は「変化をし続けて、活動の推進力を失わないこと」と同意になります。コマは「独楽」と書くので、自立をして楽しむ団体であれって意味が備わって言うように思ったりしています。

もちろん事務局として一般的な「安定」を担保しなければいけない部分もありますが、団体自体の文化として「変化を歓迎する」という考え方が染みついています。それは柔軟な組織づくりにつながり、様々な人が関われる状態を生み出すとも思います。

多様な価値観を認めあえる社会を目指すからこそ、運営も多様な人達によって、その個性があわさってその時々に変容しながらコモンビートが運営されることが自然な流れだと思います。組織運営においても多様な個性を受け入れる覚悟を忘れずに、その個性が響きあうためであれば形を変えることを恐れずにいたいです。。これからもそんな考え方を忘れずに、たくさんの仲間を巻き込みながら社会を沸かせていければと思います!

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ビジョン・ミッションをしっかり伝えて踏み出す一歩!! [2014年08月19日(Tue)]
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こんにちは!NPO法人コモンビート理事長の安達です。

世間はお盆まっただなかの8/16(土)・17(日)から、第30期関西100人100日ミュージカルプログラムが開幕しました!今年実施されるプログラムのアンカーを務める関西プログラムもきっちし100名を集め切ることができました!今年の100人は学生が4割も参加していて、若いエネルギーに満ちていました!!

さて、この土日が初顔合わせだったわけですが私は必ず初顔合わせでコモンビートの活動についてのオリエンテーションを行っています。NPOについて、コモンビートのビジョン・ミッション、活動内容について、100人100日ミュージカルプログラムを過ごすために大切にしてほしいことなどを熱弁しています。

プログラムにおける最初の一歩を踏み出す時に、みんなの意識を合わせることはとっても大切なことだと思っています。コモンビートは劇団でも会社でもなく、NPOです。社会のための活動であることを意識してもらうと同時に、ひとりひとりの個性が輝き、ギンギラギンなエンターテイメントであるミュージカルを楽しみながら作り上げることを理解してもらいたいと思っています。

何かのプログラムに参加するとき、基本的に人は「受け身」になってしまいがちです。コモンビートのミュージカルプログラムは100人という多様性溢れる個性の混ざり合いが一番の面白味なので、受け身にならず、自分の個性をどんどん発揮してほしいと願っています。そのために、そういった環境であるということを伝えて、チャレンジする心を生み出してもらいます。

もちろん私が口頭で説明しただけでは伝わらないこともあります(体感することが大切だとも思っています)。ですが、しっかりとコモンビートの考え方を伝えて共感してもらうことは、とにもかくにも大切なことです。

ミュージカル「A COMMON BEAT」のフィナーレのように個性が混ざりあっている世界を、この社会にも広げていければと思っています。そのためには、自分の個性を自分らしく・たくましく表現できることになる必要があると思っています。そのきっかけを伝えていくためのミュージカルプログラム。今年もあと中部と関西を残すのみとなりました。

しっかりとキャストたちに向き合いながら、101日目後のスタートを自分らしく・たくましく過ごしてもらえるように、ドキドキワクワクしながら、プログラムを進めていきたいと思います!

第30期関西100人100日プログラムにもぜひ、ご声援お願いします!!

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ソーシャルビート、社会に向けてコモンビートを伝えていくこと [2014年08月08日(Fri)]
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おはようございます。NPO法人コモンビート、理事長の安達です。

先週の金・土曜日ににミュージカル東京公演が無事に終了しました。夏の暑い気温と日差しの中、2日間3公演で約5,000人のお客様にご来場いただきました。お客様をはじめとして、100日間のプログラムと公演を支えてくださったみなさま、本当にありがとうございました。

土曜日の昼公演と平行して「SOCIAL BEAT / ボランティアマネジメント講座」を初めて開催しました。1月に私がコモンビートの代表になり掲げたテーマは、「コモンビートのノウハウを社会に伝えていくこと」でしたが、多くのみなさまのご協力により少しずつ、伝える機会をいただけています。今回は団体主催で企画をしてみました。

コモンビートのミュージカル公演は100人のキャストを100人のボランティアスタッフ(ウェルカムキャスト)が支えます。ウェルカムキャストは全国から集まってくるミュージカル経験者です。彼らは交通費、宿泊費、食事代までをも自己負担してキャストがステージで輝けるように下支えしてくれます。その原動力は何なのでしょうか?そしてそうやってポジティブに集まってくるためにコモンビートが生み出している仕組みはどのようなものなのでしょうか?それを伝えていくのがこのボランティアマネジメント講座です。

公演当日に実施するのは、事前に講座を行いコモンビートのノウハウを伝えた後に、実際にそれが繰り広げられている現場を見学できるようにしているためです。「A COMMON BEAT」ミュージカルプロジェクトの100人100日プログラムがどのようなもので、その100日目に行なわれるミュージカル公演の運営はどのように行われているのかを体感することができます!!そして、もちろんミュージカル公演の鑑賞もできてしまいます!!

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※客席から運営の裏側を見学している様子。何を見ているかは秘密。

初めての企画でしたが、11名のNPO関係者の方にご参加いただき、みなさまから「大満足」のお声をいただくことができました!アンケートからは以下のようなお声をいただいています。

・NPOを運営する視点+公演が見れてとてもよかったです。
・自分の団体でも活かせることが多くあったので、取り入れていきます。
・内容はもちろん、1日の全体構成がよかった。
・講座の内容が実感できたのでよかった。
・もっと多くのNPO関係者に参加して欲しい。

このようにコモンビートのノウハウをより多くのNPO関係者に伝えて、それぞれの団体に持ち帰っていただき、団体運営のエッセンスにしていただけることは私たちにとってとても嬉しいことです。方法は違えど、社会をより良くするための市民活動に対して貢献していきたいと思っています。そして外に伝えながら、内側も常に磨いていきたいと思っています。このような相乗効果をお互いに生み出していくことは本当に大切なことだなと感じています。

そして東京でご好評いただいたこの、「SOCIAL BEAT / ボランティアマネジメント講座」を9月28日(日)に行なわれるミュージカル中部公演(名古屋)でも実施することが決定しました!ぜひ、名古屋を中心に活動するNPO関係者のみなさまにご参加いただければと思っております。

これからも「コモンビートを伝える活動」がんばっていきます!!

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101日目からをどう過ごしていくのか [2014年08月05日(Tue)]
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こんにちは。NPO法人コモンビート理事長の安達です。

ミュージカル第28期東京公演が無事に終了しました。キャスト100人の100日間の集大成。約5000人のお客様にご来場いただき、彼らがステージにあがる姿を観ていただきました。キャストたちも自分たちの100日間の活動の成果を舞台からミュージカル「A COMMON BEAT」にのせて、表現していたのではないかと思います。私も昼公演を観劇しましたが、非常によいエネルギーが出ていた良い公演だったと思います。

前回、「「自分らしく・たくましく」覚悟を決めて輝く」というテーマでブログを書きました。普段学生や社会人のキャストが公式練習数でいうと25回程度の練習で2000人規模のホールで表現し、お客様に伝えたいことを届けるということは並大抵のことではありません。100日間の練習の中で個人としては自分を見つめ、チームとして仲間を見つめ、そして初めて社会に発信できるようになっていくのです。きっと公演を終えたキャストは今、「なんでもできそう」「新しいこと始めよう」というような気持ちになっているかもしれませんが、それが【101日目から続いていくこと】がコモンビートにとって大切に思っているところです。

コモンビートは「通過点」です。これからは大学や会社でこの100日間でみつけた「自分」を社会に向けて表現していくことを期待しています。コモンビートでだけ輝けるのは全然よくありません。自分らしく・たくましく日々を過ごしていくこと、それが一番だと思っています。

プログラムは終了しますが、人生は続いていきます。
人生の中の100日間を今後どう活かしていくか、行動にうつせるか…
「人生のステージ」でぜひ表現を楽しんでもらえればと思います。

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「自分らしく・たくましく」覚悟を決めて輝く [2014年08月01日(Fri)]
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こんにちは。NPO法人コモンビート、理事長の安達です。

今日と明日はいよいよ第28期東京100人100日プログラムのミュージカル公演です。三軒茶屋の昭和女子大学人見記念講堂で3公演実施します。2日間の来場予定者数は約5,000人。100日間のプログラムを経てステージにあがる100人のキャストと、それを支えるスタッフ100人で公演を支え、盛り上げます。ご来場を予定されているみなさま、気を付けてお越しくださいね。

さて、ミュージカル公演はキャストにとって100日間で「自分らしく・たくましく」なった自分の姿を友人や知人、そして社会に向けて伝えていく場です。私たちはミュージカルを作って公演することを目的に活動しているわけではありません。このプログラム・活動を手段に自分らしく・たくましい個人を増やし、多様な価値観を認め合える社会の実現を目指しています。「個性が響きあう社会」が実現するには、この豊かな世の中で、自分自身の足で立ち、自分の責任において人生を選択し、生き抜いていく力が必要だと思っています。

そのためには多くのお客様の前で、自分自身で覚悟を決めてステージにあがる必要があります。100日間このミュージカルに参加した理由や、自分自身の成長を伝えるために「自分の力で」立ち上がっていく、歩みを進める必要があります。

公演の前には様々なアクティビティでキャストがステージにあがる準備をしていきます。ひとりひとりが覚悟ができたときに、ステージで輝くことができるでしょう。全員が覚悟できたとき、そのチームの力は大きなものとなるでしょう。

まずは自分自身で表現する「覚悟」を決めること。それがとっても大事です。
2日間で3公演、しっかり「覚悟」を決めてステージにあがってくれることを期待します。

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